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こんにちは。

立花隆さんは、武者小路実篤さんの作品というのは、

中学生くらいだと、気持ちがシンクロするようなところがあるけれど、
実は、たいしたものではない。

というようなことを言っていたような気がします。

”文学における有名な人”の中では、

武者小路実篤というのは、あまりたいしたものではないのですか?

 

A 回答 (8件)

 確かにいい書き物ですが、たいしたこと無いの意味がちょいといいにくいが、まぁ長く影響的力を、インパクトを残すことはありませんでした。


 じゃぁ書いてみろといわれたた、まねは出来ませんが。
 そういう伝(でん)でいくと、下村湖人はどうでロマン・ロランどうだということになり、所詮は旧制中学の先生だなどという言い方もでてきます。私は下村湖人は、そしてロマン・ロランも(あえて“も”ですが)すごいインパクトが、今も存続しておりますが(60年も前、中学のときの読書でしたが)。
 聖典などは、隠喩や明喩などを使い、独特の口調で真理を語っています。無論、真正面から。
 武者小路実篤先生も下村湖人も真正面から真理を語っています。
 しかし聖典の口調は使っていません。隠喩や明喩も使っていません。
 そうするとあまりにあっけなく、素直すぎて当たり前すぎます。
 哲学のように難しいタームや精緻な論理にはまっても居ません。
 そういうことから、ありがたがることはありません。
 そういう意味もあって、武者小路実篤先生の印象が形成されることもあると存じます。
 でもその基盤の思想的掘り下げをしてみる必要はあると存じます。
 でもやはり、仰せのように何かウエハースか、何かのようですね。
 思想性が少し弱いような気がします。大事で、真理なんだけれども。
 いろんな原因があると思います。
 人間や何かの描写では、多喜二は主張が中心になって、小説ということからは、少し違う。
 原口統三や、百三もそうだが、壮大にして、精緻なものを提示することよりも、真理と心が中心課題ですからね。
 すごいもの、驚かすものなんか屁でもない、という気持ちでしょう。
 湖人や百三を並みの小説家の次元でどうこういうのは、まったく見当違いです。むろん、多喜二も。
 それにしても武者小路実篤先生は、ちょいと、そういう人たちのような意識もなさそうですね。
 立花隆さんのものは知りませんが(申し訳ありません、同時代の方のはあまり読書してなくて)、関心は多いにあります。そして武者小路実篤先生のことでは、偶々、私の印象と合致しております。

この回答への補足

丁寧なご回答 ありがとうございます。勉強になりました。

私も好きで何冊か読みました。好きな作家です。
でも、微量の疑惑のようなものがあったんでしょう。
そして、昨日、中学生程度なら面白いかもしれないけど。。
(のような言い方をした。)
と言い切った立花隆さん。(←よく知らないけど)

やっぱりそうなの?と思い、質問した次第です。
文学だけでなく音楽もそうですが、当時を知らない者の感想でしか過ぎないとは思いますが。。

井筒和幸が宮崎駿監督作品を悪く言うのは、右から左に聞き流しますが、
この立花隆さんの発言は、ひっかかりました。

補足日時:2009/02/12 19:08
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No7です。


>読んだことがないように思っていただいても構いませんが。。。
失礼しました。質問だけを見て中途半端な回答をしたようで、申し訳ありません。
私もずっと若い頃にマスコミや友人間で著名だった真理先生など実篤氏のものを何点も読んで、文章もうまくないしずい分シンプルな文学だと思った記憶がありますが、これはこれで(平明なところが)いいのだろうと思っていました。立花氏の批評は読んでいませんが、最近読んだ評論「百年の誤読」でも実篤氏の作品をひどくけなしていました。現在の実篤文学の平均的な評価はこのように散々なものだと考えてもいいかもしれません。かといって全く価値がないかといわれればそうともいえないと思います。
質問者様が感動されたのはその証拠で、芸術品の価値評価は人によって、見方によって、そして時代によってころころ変わるものであり、質問者様の実篤観もまた本物だと思います。立花氏の評価を踏まえて、批判的な目でもう一度読まれるのも一つの方法では内科と思いますが、余計なことと怒られるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
立花さんのコメントに反射的に気分悪い自分もいますが。
時間を置いてみれば、そんなコメントもあってもいいかとも思えてきます。
(終身名誉監督を悪く言ってはイケナイように。)
そうですね。またあらためて、自分で読み検証してみるしかないようですね。

お礼日時:2009/02/13 20:47

興味を持たれたのなら、代表作だけでも読まれたらどうでしょうか。


他人の意見だけを聞いて納得するのも一つの方法ですが、自分で味わって、自分の目で判断する訓練がやはり重要だと思います。実篤の作品は大きいものではなく、一作一時間もあれば読めますので、無駄ではないと思います。
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この回答へのお礼

読んだことがないように思っていただいても構いませんが。。。
物語を一時間で読みたいとは思わないのです。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/13 18:51

”文学における有名な人”


意味がいくつにでもとれて難解な質問ですね。
立花隆さんが、「武者小路実篤さんの作品というのは、中学生くらいだと、気持ちがシンクロするようなところがある」と書かれているのですから、中学生が読む文学としては大したものでしょう。
 読者の年齢、生きる年代により文学の価値はかわるのではないでしょうか。同じ本を読んでも、同様です。
 武者小路実篤は白樺派から、「新しい村」を立ち上げ生活運動の実践としてそのころは全国から共鳴されていました。その点からみればいまでも有名人です。
 書斎の中だけで生活していた文学者ではありません。大正時代の文学関係者では登山が流行していますが、現代の登山と違い交通変手段も発達していなくて、ひとつの山でも一週間かかったことも珍しくなく、山小屋も整備されていたわけではありません。自然と文学の関係に思い入れをするのは半ば命がけでした。
アメリカで有名なソローでも「森の中の生活」は”文学における有名な人”とはいえませんが、若い世代が読むべき本としていまでも支持されています。
 何を求めるかによって、文学は多種多様な引き出しを用意しています。蛇足ながら、漫画も文化で、若い年齢の時には必読書にあたるものですが、ある程度の年齢からは人前で読むのはどうかとおもいます。
 
 
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この回答へのお礼

立花さんは作品として、たいした事ないようなコメントしていました。
好きで読んだことある者としては、あまり気持ち良くはないコメントです。
でも、無視できない部分もあり。。複雑です。
新しき村や絵も描かれているようですね。(詳しくありませんが)

ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/13 18:47

吉屋信子の「自伝的女流文壇史」にみる武者小路実篤は、


なかなかの豪傑ですよ。
実篤といえば「新しき村」ですが、
この村で愛人ができたのが第一幕。
離婚して、この愛人が「新しき妻」になるのが第二幕。
第三幕は、作家の真杉静枝という「新しき愛人」の登場。
吉屋信子がヨーロッパに外遊するとき、波止場に、
ふたりそろって見送りにきてくれた。
そのとき吉屋信子に贈られた実篤の色紙には、
「自分の運命を強く生かす」
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この回答へのお礼

(ちょっとだけ調べてみました。)...豪傑ですね。ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/12 19:07

ぼくは武者小路の「おめでたき人」を読んでフト涙があふれたことがあります。


結構大人になってからです。
逆に立花隆については、以下の本を読んで「たしかにインチキくさい、知ったかぶりの人だなあ」と思いました。
http://www.amazon.co.jp/%E7%AB%8B%E8%8A%B1%E9%9A …
http://www.amazon.co.jp/%E7%AB%8B%E8%8A%B1%E9%9A …

ちょっと疑問なんですけど、この OKWave に50人の人が「うんうん、武者小路なんてたいしたことない」と書いて、50人の人が「いや! 武者小路はすばらしい!」と書いたとして、あなたはどういう結論を出すんでしょうか。
どこの図書館にもある文学者ですから、1冊でも武者小路の本を読んでみたらどうでしょうか。
そのときあなたの心に浮かぶ思いを、この質問への答としてはどうですか。

この回答への補足

ありがとうございます。

回答を得て感じる気持ちを質問の答えとする。
↑それ以外に無いと思います。

好きな作家を汚された反射的に生じる気持ちを
お聴きしたいのではなかったです。

補足日時:2009/02/11 18:48
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人間や人生に対する見方、考え方が浅い、幼いという印象です。


世界の表面だけ善意的な面だけを見ていたんではないでしょうか。
おぼっちゃまがそのまま大人になったという感じですね。
http://www.geocities.jp/kend_m40/jioroguken/musy …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2009/02/11 18:53

芸術や文学はその人 それぞれ感じ方が違うのでなんとも言えないです。

が、個人的には 良い文学であると思いますし 文学において順位付けなんてできないですから あなたの感じたことがそのままの答えだと思いますよ。
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この回答へのお礼

そうですよね。ありがとうございます。

お礼日時:2009/02/11 18:52

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