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2000年2004年のワインについて教えてください。

子供の誕生年のワインを購入して、20才ののお祝いまで寝かせておこうと思っています。
ワインに詳しくないので教えていただきたいのですが、例えば2000円程度の物でも20年寝かせていればどんな物でもおいしくなるのでしょうか?
逆においしくなくなるのでしょうか?

チョイスする判断基準や、手頃な値段で20年寝かせておく価値のあるワインがあれば教えてください。

A 回答 (4件)

ワインの飲み頃はいつか? という問いには一律の答がありません。


ワインにより、また飲み手の嗜好により、幅が広すぎます。

最近はボルドー赤でも早飲み可能なタイプが増えてきました。
ですから市場に出回ったら即飲むというのも1つの正解。果実味豊富でフレッシュ感が楽しめる。反面タンニンや酸がこなれていない等の要員から「硬い、まったくおいしくない」という可能性もあり。
ボルドーの一級シャトーは、よい年(天候等に恵まれ葡萄が成熟し糖度が増すような年)のものであれば真価を発揮するのに30年~50年の熟成を要すとされています。
熟成により、トリュフ香などの熟成香、深みのある味わいが楽しめます。しかしながら熟成に適さない環境で長年置くと紫外線・温度変化・振動などによる劣化の可能性が高まります。また果実味は確実に失われアルコール度数も下がります。

正解はないと書きましたが、典型的な失敗というのはあります。
中途半端な年数を置いたために、果実味は失われ、かつ、熟成香もまだでないという最悪の期間がどのワインにも必ずといっていいぐらいあります。
これはシャトーによる差、年による差以外に、ボトルごとの個体差や熟成環境によるところも大きく、判定は難しいです。こういう失敗を避けるため、ワイン好きはケース買いするなど、複数本を用意することで防衛するのです。

ということで、私がお勧めするとしたら
予算が許せばボルドー一級シャトー、具体名をひとつ挙げろといわれれば「シャトー・ラトゥール」ということにしておきます。
しかしこれは5万円で入手できれば激安、10万円超で売っていることも珍しくないという部類ですので、一般的選択としてはちょっと厳しいかもしれません。
そういう場合は、同じシャトーがセカンドとして出している「レ・フォール・ドゥ・ラトゥール」でもいいと思います。
これだと予算は1/2~1/4程度で済みます。長期熟成にも充分耐える、というより、目隠しで飲んでラトゥールとの差がわからない人の方が多いのではないかというレベルです。
さらに妥協するなら、ボルドーの格付けシャトーなら何でも、という選択もあります。特に2000年については。ボルドー全域良い年ですので、20年ぐらいの熟成には充分耐えます。予算は1万円内に充分収まるでしょう。

さて、ワイン選択の後は保存方法の選択です。
家庭用セラーで20年は厳しいでしょう。
冷涼な地域にお住まいで地下室もあるというような場合なら別ですが、通常は専門業者に頼むことになります。
私は寺田倉庫とエノテカに預けています。
全国配送やってくれるはずですので、ウェブサイトを検索してみてください。

個人的には18世紀のボルドーも飲みましたが、保存状態と運が良ければまだまだ全然OK。良いワインは人間よりはるかに長生きです。
しかしながら、まれに(ひどい時には1ケース12本のうち2~3本)、ボトル時のコンディションが悪くわずか2年程度でも劣化してしまうものもある。厳密には劣化というより製造時の問題なのですが。
なので100%の保障はないのですが、ワインとはそういうものだと割り切りつつ楽しむしかないというのが実情ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。

ワイン、奥が深いですが、edimasterさんの知識の深さに感動しました。

私はガバガバ飲んでしまうのですが、もう少し愛をもって飲もうと思います。

じつは、私と夫の見解が違っており、私は「子供の産まれた年のワインを熟成させる」と思っていたのですが、夫は「味はどうなるかわからないけど記念に生まれ年のワインを買って置きたい」との事でした。

味がどうなるかわからないワインですが、2000年・2004年のおすすめワインを再度質問する予定です。
またよろしかったら教えていただければ嬉しいです。

お礼日時:2009/03/10 22:44

お子様のバースデイヴィンテージのワインをご一緒に飲みたいというお考えはとても素敵です。


が、他の回答者の方がおっしゃっていらっしゃるように、20年間品質の劣化なしに保存するには、万全の管理がなくては難しいといわざるをえません。従いまして20年寝かせていればどんなものでもおいしくなるか?の答えはNOです。
現実的な問題としては・・
1.個人が所有するワインセラーは一般的に温度調節はできても湿度調節ができないものが多いです。湿度調節ができる長期熟成を目的としたセラーは、40万とか50万という初期投資を必要とします。
2. コルクの劣化が顕著であった場合、リコルクといってその瓶詰めされたワイナリーに頼んで新しいコルクに交換してもらわなければワインの品質に影響する場合があります。これには当然それなりの費用がかかりますし、どのワイナリーでも個人所有のワインのリコルクをしてくれる訳ではありません。また、リコルクしたとしてもそれまでにワインの品質が悪化していないという保証はありません。
3. 2000円ぐらいのワイン(赤、白問わず)は作り手としてそんな長期熟成を念頭に作っていません。日常的に比較的短期間に飲んでもらいたいというのを主眼に醸造していることを考えると、20年置く価値があるかははなはだ疑問です。

私は知り合いのお子様の成人式に、20年樽熟成したのち市場に出されたポートワインをプレゼントしました。自分と同じ年数を樽の中で過ごしてから世に出てきたのだと話すととても喜んでくれました。
ポートやマディラといった酒精強化ワインには20年、30年熟成させてから出荷したものがあります。またデザートワインの一部にも同様のものがあります。フランスのソーテルヌや、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ、またハンガリーのトカイエッセンシアなどはかなり高額(何万、何十万)ですが、スペインのソレラなどは、30年熟成させてから出荷したものでも現在1万円以内で買えるものもあります。
そのようなものをお子様の成人なさる時にお買いになるのもひとつの方法です。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。

ワイン・・本当に奥が深いですね。
デザートワイン・・飲んだことがないのでぜひ試してみたいです。
(甘いのかな)

じつは、私と夫の見解が違っており、私は「子供の産まれた年のワインを熟成させる」と思っていたのですが、夫は「味はどうなるかわからないけど記念に生まれ年のワインを買って置きたい」との事でした。

味がどうなるかわからないワインですが、2000年・2004年のおすすめワインを再度質問する予定です。
もしよろしかったら教えていただければ嬉しいです。

今回はワインの蘊蓄、大変ためになりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/10 22:39

20年寝かせても、おいしく飲めるワインとなると5大シャトーのワインが真っ先に考えられますが、高額な上にそれなりの保存環境が必要になります。



2000年ビンテージでお薦めはシャトー ムートン・ロートシルトでしょうか。オンラインショップなどで検索してみてください。20年寝かせておいしくなるワインの値段はこのくらいのご予算は必要ですよ。

保存環境としては有料ですがワイン専門で保管してくれる業者もありますよ。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。

保存環境、大変そうです。保存してくれる専門店があるとのこと、びっくりしました。
やはりワイン好きな方は、お金をかけていらっしゃるのですね。

じつは、私と夫の見解が違っており、私は「子供の産まれた年のワインを熟成させる」と思っていたのですが、夫は「味はどうなるかわからないけど記念に生まれ年のワインを買って置きたい」との事でした。

味がどうなるかわからないワインですが、2000年・2004年のおすすめワインを再度質問する予定です。
またよろしかったら教えていただければ嬉しいです。

お礼日時:2009/03/10 22:41

ワインの飲み頃は、3年目ぐらいから6年目ぐらいまでです。

いくら、ビンテージワインでも、20年も置いておくと飲める代物にはなりません。投資対象か、コレクター対象にしかなりません。

お嬢様の20才のお祝いに20年取っておけるお酒としては、中国の紹興酒が有名です。小さな瓶を購入されて、取っておけば古古酒として美々になること間違いなしです。そのほかにも沖縄の泡盛などの蒸留酒もお勧めです。これも瓶で購入されることをお勧めします。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。
紹興酒は飲んだことがなく、どんな味なのか想像がつきません。
一度飲んでみたいと思います。

ご意見、ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/10 22:32

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