塩基配列の解析(シークエンス解析）について

キャピラリーシークエンサーで、Dye Terminator法により塩基配列の解読をする場合、一倍体なら正確なデータが得られると思うのですが、二倍体でも解読は可能なのでしょうか？

No.1 ベストアンサー 回答者： sfwaesr 回答日時： 2009/03/04 08:31

こんにちは。

シーケンス反応は比較的定量的ですので、例えば２倍体で片側のアレル(allele)がA、もう片側がCといったSNP(一塩基多型)も検出可能です。
ただし、各々の塩基がどちらのallele由来か判定することはできません。

添付したシーケンシングのパターンをご覧下さい。中央に位置するTとC（水色の背景）で、真ん中はT/Cが両方存在する「ヘテロ」、上下はTまたはCの「ホモ」になっているのが分かります。

シーケンス反応がきれいにいったときは10%程度含まれる別の塩基も読むことが可能です。

この回答へのお礼

なるほど、こんな風にピークが出てくるのですね。大変分かりやすい説明をどうもありがとうございました。

お礼日時：2009/03/06 12:17