プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

主人(30代前半)が網膜色素変性症で第1種2級の障害者手帳を持っております。
症状としては、ドーナツ状に視野が欠けており、机を挟んで座っていると相手の顔の中心部は見え、輪郭までは見えない程度ととのことです。
明るい場所では補装具としてサングラスを複数個使い分けて使用し、夜間は強力なライトを使用しております。

これまでのどかな地域に住んでおり、人混みや障害物もあまりなく、多少の不便はありながらも日常生活に大きな困難は感じずにすごせているようです。
とはいえ、私自身のことではないので苦労はそれなりにあるとは思うのですが。

この度、主人の仕事の関係で都会といえる地域に引っ越すことになりました。
幸いにも職場に近い場所(隣接していると言ってもいい距離)に住むことが出来そうなので通勤はそれほど心配していないのですが、外出時などはこれまでに比べて人混みや物の多さで何かと不便を感じるかと思います。
周囲の方への注意喚起を主な目的として、白杖を購入するつもりなのですが、いろいろ調べてこの目的のためならば折りたたみのものがベストかと思っています。


【質問1】
素材などいろいろあるようですが、アルミ素材のものは破損しやすいという話をよく見かけました。
参考までにどのような素材、形状などがよいかアドバイスいただけないでしょうか。
白杖の長さの目安など調べてみましたが、ついて使うというより、注意喚起という使い方での実体験としてのご本人、または、身近な方の声を聞かせていただければと思っております。


【質問2】
このような用途で使う場合、持っているだけでは周囲の方に目が見えているのに持っているという認識でみられがちかと思いますが、持ち方のようなものもあるのでしょうか。
勉強不足で申し訳ありません。


【質問3】
主人には心配しすぎだと言われたのですが、白杖を持っていることで妙に絡まれ、それこそ怪我など負わされるような場面に遭遇することはないだろうか、などど気になってしまうこともあります。
私がついいろいろ考え込んでしまう性格であることと、都会は怖いというイメージが強すぎるようです・・・。
それ以上に、心優しい方、良くも悪くも無関心な方も多いとは思うのですが。
白杖の選び方とは離れていますが、このような点についても何かありましたら教えていただけないでしょうか。


長くなり申し訳ありませんでした。
また、不適切な表現や認識違いな点などありましたら、失礼いたします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
欲張っていろいろ質問してしまいましたが、何か一つでも結構です。
よろしくお願いいたします。
なお、引越準備などでお礼が遅くなるかもしれませんが、必ず拝見させていただき、参考にさせていただきたいと思います。

A 回答 (1件)

私自身、視力障害があるわけでもなく、家族を初め身の周りにもおりません。


かつて視力障害の方々相手に(共に?)仕事をしていた経験からの回答でしかないとご理解下さい。

【質問1】
全盲の方など歩く手がかりに絶えず自身の前を交互に突いて歩く使い方をする方ほど、常に杖を持ち上げ左右に振りながら使うわけですので杖自体の「重さ」が重要となります。重いものほどかなり操作する握力、手首、肘、肩の疲労度が増します。そういった意味では計量のものがいいわけですが、ご質問の通り、軽量なものほど弱い、変形・破損しやすいのが難点です。
ところが道具に強度と軽量化を求める世界はあちこちにあり、今よくあるものにグラスファイバーがあります。視覚障害者用の白杖においても例に漏れず、この手の製品があります。強度を持ちつつアルミに比べてもさらに軽量です。
ただし高価なことと、強度がある分、過度の加重や力が加わりますと変形せずに折れてしまうのが良いものかどうか???

【質問2】
持っているだけで見るからに普通に歩いているとなりますと、確かに疑いの目で見られかねない点は仕方がないです。ご不自由な度合いにもよりますが、どう見ても不自由な様子が見られないほどスタスタと大股で風を切るようにすり抜けていく・・・・わけではありませんよね?
それなりの慎重かつ不安な様子がうかがい知れるかとは思いますが。
ぶしつけかと承知の上での言葉ですが、見えない、見えにくい方ほど裸眼であれば視線・目配りが違ってくるかと思います。あるいはあからさまなサングラスをかけておられるとか。
パッと見はわからなくとも、改めてみれば目がご不自由な様子は分かるものです。
持ち方自体で健常者がその程度を区別できるとは思えません。視覚障害者の世界、訓練施設の教えの中で取り決めがあったとしても、健常者の世界にそれが浸透していなければ無意味なことです。
現に生まれつきの先天性盲の方とも、事故や病気による後天性盲の方とも過ごしましたが、持ち方=使い方でして、全盲の方は一歩一歩自分の踏み出す位置の障害物や地形確認のために交互に突くために、テニスラケットを持つように握り前方に差し出して歩く必要がありますが、弱視の方などはまさに意思表示、目印としてただ持っているだけでいて、いわゆる黄門様の杖状態?親指を上に握り杖が下にぶら下がる状態で持ち歩く方もいました。ただ持つだけならばこの方が楽ですからね。
もちろん前者の方は長いものを、後者の方は短いものを手にするのも「使い方」が違うからです。

【質問3】
これは何も視覚障害の方に限りません。障害者であろうが子供やお年寄りであろうが、身なり等に対しても、弱者につけ込み悪巧みをする方、あるいは弱者だからといっても無関心な方、どこにもいます。
こればかりは心配したらきりがありません。他からどう見られようが、関心を示されなかろうが、毅然と胸を張って過ごしていただきつつ、防御として工夫・配慮すべきところは努力していただくしかありません。
体力を養うも良し、ひったくりが怖ければ肩掛けにする、人気の少ないところは歩かない、何かあったら勇気を出して大声を出す・・・誰もが当たり前に注意すべきことがご主人にも当てはまるだけのことでしょう。田舎と都会との暮らしやすさの違いは誰もが共通して感じる部分ではないでしょうか?反面、都会ならではの便利さや賑やかさもあるわけでして。

お住まいになる地域の社会福祉事務所を通じ、同様の障害を持つ方の団体やサークルに仲間入りすることを前向きにお考え下さい。あなたが心配し用意する以上に、あなたでは予想も付かない当事者ならではの、その土地で暮らす上での多くの知恵・ノウハウを先輩方がを授けてくださるはずです。

何十年その土地で暮らす全盲の杖を突く方に片腕つかまれ、引きずられるように飲み屋を転々とハシゴしたものです。
全く見えない方に、満足に見える者が手を引かれ道案内されるのですよ?
経験者は何につけても強くたくましいのです。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございました。
お礼が遅くなり大変失礼いたしました。
回答は拝見させていただいておりましたが、引越準備やそれに伴いネット環境が途絶えたことなどで、遅くなってしまいました。

その後、引越先が勤務地のすぐ隣に決まり、出勤に関する心配は大幅に減りました。
6年ほど前には独身だった主人が住んでいた場所とも近いため、土地勘もあり、先日人混みの中出かけてみましたが、思ったより大丈夫だったと本人も言っておりました。
今後の病状の進行具合ではまた変わってくるかもしれませんが、急激に進行するものでもないので徐々に慣れていくことが出来そうです。

なにより私が心配しすぎるようで、主人は気楽に考えているようです。

白杖は結局探した店では種類が少なく、選びようもなかったのですが、勤務地がすぐそばになったことで、思っていたより使用頻度も少なくすみそうです。
今後の使用状況をみて必要であれば素材、形状を変えて購入しなおすことを検討しようと思います。

今後もアドバイスいただいたことを参考にさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/01 00:23

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