重要なお知らせ

「教えて! goo」は2025年9月17日(水)をもちまして、サービスを終了いたします。詳細はこちら>

電子書籍の厳選無料作品が豊富!

戦時中の連合軍諸国からのプロパガンダー、ラジオやチラシについてお聞きしたいです。

1)米軍のチラシがかなり落とされたでしょうか。
2)連合国のラジオ番組は日本で受信可能だったでしょうか。
3)日本国民がそれらを聞いたり読んだりしましたか。
4)連合軍のそういった情報・プロパガンダを読んだり聞いたりすることは違法でしたか。
5)また、そういったチラシやラジオ番組はどのように思われたでしょうか。

ヤフーでもきいてみましたが、
http://tinyurl.com/cxw6rk
まだお返事がないので「教えてGoo」でもお聞きさせて
いただければ幸いです。

具体的な事例を特にお聞きしたいです。

イギリスでは、ドイツから放送された「ホーホー公爵」の番組
"Germany Calling"は一時期、BBC(英国のNHK)より人気が
あって、1600万人もの聴者がいたらしいです。

ホーホー公爵の人気の秘密は、BBCなど英国のマスコミは検閲されて、
その分ニュースが遅れて放送されたので、ホーホーさんの番組には
ドイツのプロパガンダも含まれていたが、事実もすばやく信憑性高く
伝えたからです。

ホーホーを聞くことが許されていたが、「うわさをふらす」ことが
法的に禁止されたので、ホーホーの番組の内容を真に受けて
おおぴらに言うことが問題視されたと思います。

イギリス国内でのホーホー公爵の番組のの受信は妨害も違法に
もされませんでしたが、ドイツや北フランスにあるラジオ局を
イギリスが爆破したりしましたし、ホーホーさん自身(William
Joyce)が第三国(米国・アイルランド)の国民だったのに、
英国パスポートを持っていたので、「反逆罪」で戦後死刑に
されました。反逆罪で最後に死刑された「犯人」です。

当時中立国で、イギリスから独立したばっかりのJoyceの出身
国アイルランドでは、英雄扱いされていたらしいです。


よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

別に戦時中の日本でも、連合国の報道に接することそのものは違法ではありません。


B29に日本本土が空襲される前からも、普通に出版された書籍に米議会での発言やルーズベルト大統領がラジオで米国民に呼びかけたいわゆる「炉辺談話」の内容が記載されていますし、中立国であったポルトガルの植民地マカオ経由でアメリカの雑誌も日本国内に入っていました。
(参考文献:「日米もし戦わば―戦前戦中の「戦争論」を読む」光人社)
その結果、アメリカの膨大な軍需生産の実態を知り、戦争の先行きを不安視する人間もいれば、また米議会における日本脅威論を根拠に日本の勝利を唱える人間もいました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

Yelmさま
たいへん面白いお答え・文献を教えていただいてどうもありがとうございました!

海外の雑誌も読めたんですね。ワウ。戦時中の日本の拙イメージとはぜんぜん違います。

では、もしラジオ番組も受信できていたら、それを聴くことも違法ではなかったでしょう。

お薦めいただいた本のamazon.co.jpのページの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」のランの中には
大本営報道部―言論統制と戦意昂揚の実際 (光人社NF文庫) (文庫)
太平洋戦争と新聞 (講談社学術文庫) (文庫)
メディアコントロール―日本の戦争報道 (単行本)
新聞と戦争 (単行本)
ラジオの戦争責任 (PHP新書) (新書)

残念ながら、後者は日本のラジオのみで、米国のラジオの影響を
取り上げていないようです。

お礼まで

お礼日時:2009/04/03 12:09

宣伝ビラに関しては相当数ばらまかれたようです。

有名なものとしては空襲予告のビラや日本の10円札をばらまくなどをしていたようです。

実際、戦時中の人たちが手にしていたのかは分かりませんが、知り合いの方によれば、当時流れていた噂として「ビラは紙製の焼夷弾である」といったものがあったようです。

また、連合国のラジオ放送は様々な放送があったようですが、短波放送の傍受を法律で禁止されていたようですね。サイパン陥落後は中波でも放送されたらしく、ジャミングをかけて対応したそうです。
    • good
    • 0

ラジオ番組のことはわかりませんが、


保坂正康「大本営発表という権力」(講談社文庫)に”引導を渡したアメリカ軍の空中ビラ”のなかに
>警察当局は、こうしたビラの内容はすべて謀略であり、デマの羅列に過ぎないとして警察に届けるように訴えた。

 ビラの爆撃予告が正確に実行されたため、日本人は宣伝ビラを信用する人のほうが多かったそうです。
 
 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

q1241さま

どうもありがとうござました!

イギリスでもドイツが落としたビラは「ウィルスに感染されている兵器
かもしれない」といことで、政府当局によって集められたらしいです。
しかし、我々欧米人の多くは、戦時中の日本ではもっと弾圧・検閲があったというイメージをいだいているので警察が「訴えた」だけということは驚きです。

警察の「訴え」はどれほど厳しかったかな。
「暴落とデマだけですので警察署に届けてください。」
「連合軍ビラは謀略につき、警察署への届けを義務づけ、読む者を厳罰に処す。」つまり読むことが刑罰の対象かどうか知りたいですが、罰はなかったようですね。

「思想警察」みたいなものがあったのに。

文献のお薦めもありがとうございます。恥ずかしながら
「大本営発表」って初耳でした。「信用できない公式発表」という
意味の日本語にもなっているのにですね。

大本営発表のWikipediaの記事を面白く読ませていただきました。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2009/04/03 11:52

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!