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   球麻痺:中枢性(運動核の障害)+末梢性(下位ニューロン障害)
 仮性球麻痺: 中枢性(運動核を支配する部分、核上性の障害)
 とありました。
 両側支配である迷走神経が核上性で障害された場合、一側だけの障害ではもう一方が代償するため嚥下障害がおこらないというのは聞いたことがあるのですが、末梢性(下位ニューロン)が一側だけ障害された場合はどうなるのでしょうか?これも球麻痺どうよう嚥下反射は消失、重度に減弱するのでしょうか?
または 末梢性が一側だけ障害されることなどありえないのでしょうか?
質問がわかりにくくてすいません。迷宮に迷い込んでいます、どなたか御教授ください。

A 回答 (1件)

 球麻痺では具体的にはIX~XII脳神経が核性或いは核下性(末梢性)に障害を受けます。

ご質問ではこれらの神経が一側性に障害されることはありうるか、とのことですが、外傷(頭蓋底骨折など)による神経の損傷や腫瘍による神経の圧迫が原因で一側性障害は十分起こりうると思います。ただし腫瘍や外傷による障害であれば、IX~XIIが一様には障害されるのではなく、部分的な障害となることが多いのではないかと思います。

IX~XIIそれぞれの片側性の運動障害のみを挙げると、

1.舌咽神経
軽度の嚥下障害

2.迷走神経
障害側の軟口蓋が下垂。発声時に口蓋帆が健側に引っ張られる。
嗄声。
軽度の嚥下障害。
(ちなみに迷走神経が両側で末梢性に障害されると呼吸が障害されて致死的です)

3.副神経
胸鎖乳突筋の麻痺など(球麻痺症状とは関係なしか)。

4.舌下神経
片側の舌の委縮、束状攣縮など。
軽度の嚥下障害。

以上の症状が様々な程度で組み合わさって出現すると思われます。
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