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大型時刻表の後ろに表題の規定が載ってますが、ここでいう固定編成とは何で「固定」なのでしょうか?
また、実際に適用された例はあるのでしょうか?

A 回答 (7件)

ここでいう固定編成車両とはJR各社共通の旅客営業規則で用いられる用語で、回答番号:No.6でご紹介があるように


「特別急行列車の編成用とした車両。」
と用語が定義されています。(旅客営業規則第57条の5第2項)

よく雑誌の車両ガイドなどに掲載されている「容易に組み替えられない状態で連結されている編成」という意味での「固定編成」とは異なります。
規則では「固定編成」ではなく「固定編成車両」であって、編成ではなくあくまで特急に用いることができるとした「車両」を指しているわけです。

参考までに、旅客営業規則第119条第2項には
(引用開始)
前項の規定にかかわらず、固定編成車両を貸切とする場合は、その設備定員(寝台車を貸切とする場合で、寝台を使用しないときは、寝台設備定員の5割増しに相当する人員)に相当する大人普通旅客運賃を収受する。
(引用おわり)
とあり、先の旅客営業規則第57条の5第2項に"固定編成車両(特別急行列車の編成用とした車両。以下同じ。)"と定義されていますから、この第119条第2項でいう固定編成車両もまた特急用の車両を指しているわけです。

私の記憶に残っているものは、やはり特急大拡張期に新型の特急車両を導入して走らせたところ、軒並みダウンして特急形の車両が足りなくなったというのがありますね。また、冬期の雪でダウンといったケースも印象があります。
黎明期には特急慣れしていない沿線のかたの自動車などをからめた衝突事故で先頭車が足らなくなったり、雪や坂道でトラブルを多発してダウンするといった感じが多かったですね。
中央線の最初の特急「あずさ」号も、初日に下りの特急初列車が農耕機械と衝突して前途運転不能となり165系(急行形電車)で代走といったこともありました。

さて、「固定編成車両」というのは特急のみに与えられたもので、急行には該当する定義はありませんので、いまでは極めて少ない急行列車ですが、営業規則上は急行列車に使用する車両の制限はありませんから、遠い昔の房総急行などでは、海水浴シーズンにとても外見からは急行と思えないような車両で編成された急行列車も走っていました。
最近は「運休」や「前途運転中止」などの対処が主になっているようで、無理して特急を走らせることはほとんどないようです。昭和の30・40年代のような「特急が走っている」ということがステータスであるような時代ではなくなったようです。
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現在では意味不明の「固定編成」ですが旅客営業規則では「特別急行列車の編成用とした車両。

」としています。
かつては特急用車両の数が少なく故障等で急行用車両で代走することがありました。
 なお他の方の発言にあるような最初から特急形車両を使用しないで運転する特急では「料金半額」は適用されません。

参考URL:http://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/02_syo/07 …
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ここで言う固定とは特急列車用に投入された車両を指します。


ですので、雷鳥用の車両を用いてサンダーバードとして運行してもこの規定の対象とはならないはずです。
国鉄・JRには運賃のみで乗車できる普通列車と、急行券の必要な急行列車があるのはご存知のことと思います。
で、急行列車のうちの普通急行(急行)と特別急行(特急)の違いは概ね以下のように定義されてきました。
急行:運転速度が速い、あるいは他の列車に比べて所要時間が短い列車で、急行専用の車両を用いるとは限らないもの。自由席を原則とするが、指定席も設置可能。(通常は特急・急行用の車両を用いるが、普通列車用の車両を用いることもありえる。実際JR最後の昼行急行「つやま」は快速と同じ車両を用いていました。)
特急:運転速度が速い、あるいは他の便に比べて所要時間が短い列車で、特急専用の車両を用いるもの。指定席を原則とするが、自由席も設置可能。

このような定義があるため、事故やダイヤの乱れ等で、本来特急に用いない車両を用いて特急として運行した場合は、乗客に対して何か還元しなければならず、質問のような条文が制定されているわけです。

実際問題としては、特急用車両を用意できない場合、中途半端に半額払い戻すより、特急を運休扱いにして代替車両は臨時快速として運転し、全額払い戻した方が混乱しないこともあって、近年は適用例が少ないようですが、国鉄末期ぐらいまでは確かに頻発していたようですね。
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実際に行われた具体例は、急行用車両による代走ですね。



みなさん、大昔の例を書かれてますが、昭和50年代までは、急行電車/ディーゼルカーによる特急の代走は各地で見られましたよ。12系客車による代走もあったような気もします。

鉄道趣味誌の読者投稿ニュースを丹念にみていると時々出てきます。掲載されずに行われることも多かったはず・・・
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大時刻表のこの記載がいつごろからあったか判らないのと、これから書く事例がそれに該当するのか不明なのでそうだと断言はできませんが、通常(固定編成車両)とは違う車両で運行されて特急料金が半額となった事例が過去にあります。



それは、今から約半世紀前の東海道新幹線が開通する直前の時代、東海道本線の花形でもあった電車特急「こだま」号(東京-大阪・神戸)の代替で走った急行型車両による特急「こだま」、通称「かえだま」号のことです。

1958年(昭和33年)11月から走り始めた日本初の電車特急「こだま」は、それまでの機関車牽引の客車特急「つばめ」「はと」が7時間半で結んでいた東京-大阪間を6時間50分(後に6時間30分に短縮)で走破し、短時間滞在であるものの東京・大阪間の日帰りすら可能にしたその俊足(最高速度は当時としては破格の110km/h)ぶりは、その当時「ビジネス特急」として非常に好評をもって迎えられていました。

ところが、この「こだま」に使用されていた151系は、当時の国鉄の技術を結集した最新鋭の車両でもあったため高価で配置両数が少なく、なおかつ配属されたのが東京の田町電車区だけであったため、事故や異常気象等で下り「こだま」が大幅に遅れたり運休したりすると上り「こだま」に使用する車両がなくなる、といった運用のやりくりが非常に難しい側面を持っていたのです。

現在ではどうしても車両のやりくりがつかない場合は「運休」にすることが殆どですが、この「こだま」は1日に2往復しかなく、しかも当時の国鉄のエースとも言われる花形列車でしたからそうやすやすと運休させるわけにもいかなかったようで、急遽代替車両を投入しての臨時運行が行われています。

抜擢されたのは、東海道筋の急行や準急で活躍していた急行型の153系で、臨時代替運行にもかかわらず5角形の専用のヘッドマークを掲げて走っています。当時の国鉄がこの「こだま」をいかに重要視していたかが判ろうというものです。

153系特急「こだま」
http://blogs.yahoo.co.jp/hal_rail/24787301.html

151系とほぼ同等の性能を持つだけあって、153系「こだま」は151系と同じ所要時間で東海道線を走破しましたが、片や空調完備で転換クロスシートやリクライニングシートといった豪華設備の151系に対し、153系は二等車(後の一等車、現在のグリーン車)ですら非冷房・非リクライニングシートで普通車に至ってはボックスシート、と接客設備に非常に大きな格差があったため、到着時に特急料金の半額分が返金されています。

この両者のあまりの格差っぷりに、当時の利用者が「こだま」と「替え玉」をもじって153系「こだま」につけたのが上記した「かえだま」という通称だったのです。

長くなりましたが…。

この当時、特急形である151系は完全固定編成を組んでいて、増解結を考慮して前面貫通型となっている153系とは全く異なる概念の車両でした。

時刻表の記述である「固定編成車両」というのが151系のような特急車両を指しているのかまでは判りませんが、上記した「かえだま」の例はこの規定にあてはめても合致するのも確かです。
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実際に適用された例。


下記の東海道本線電車特急「こだま」号に書かれています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%A0% …
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どの「大型時刻表」でしょうか?


補足をお願いします。

JTB大型時刻表を時々買っていますが、そのような規定が載っているのは見たことがありません。JRの特急でそのような取り扱いがされると聞いたこともありません。

JR以外の鉄道で特急料金を取るところ、たとえば近鉄や小田急で特急に特急用車両以外の車両が充当されたときにそのような規定があるのかもしれませんね。
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