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アナログで作品を作っていた時より、
PCによる制作では、誰が作っても変わらないようなものがつくられてしまうような気がします。
また、作っているというより、いじくっているような感覚に襲われています。
デジタルで作品をつくるメリットなど、教えて下さい。

A 回答 (5件)

aiiroさんの懸念されている事は十分に理解できます。


確かに、私が前に勤めていた広告代理店でデザイナー募集をした時にも、
有名なデザイン専門学校の学生や卒業生なんかが沢山応募して来ましたが、
持参された作品を見ると、『あれっ? これ、前にもどこかで
見た事があるぞ?』って言う様なのが何人かいました。
そう、みんな、同じ学校の人だったんです。
きっと、授業で先生に言われた通りに作った物を
作品として持って来ちゃったんでしょうね。
当然、みなさんお引き取り願いました。

だけど、アナログがデジタルに変わっても一つ言えるのは、
『結局は作る人間の問題』と言う事です。コンピューターや
ソフトは、単なる道具に過ぎません。例えば、弘法大師の筆や、
ミケランジェロのノミを使ったからと言って、私には
見事な書も、ダビデの像も作る事はできません。
仮に、それらを見事に真似する事ができたとしても、
彼等を上回る、素晴らしい作品は作る事ができません。
同じ道具でも、使う人間の発想によってこれだけ違います。
逆に、もし私にそれだけの発想や技術があれば、3本1000円の
安物の彫刻刀でも、後世に残る様な、見事な仏像が彫れるかも知れないのです。

ただ、逆に言えば、誰でも同じ様な物を作れると言うのが
ある意味でデジタルデザインの強みであるとも言えます。
要は、デザイナーは1人いて、あとはオペレータが何人かいれば良い、と。
また、デジタル化する事の利点としては、一度作ったデータの
使い回しが可能になる点も挙げられますね。
例えば、大量のページ物のデザインを、何人かで同時進行させたりとか、
過去に作った物の、一部を変更したり、色を換えたり、と言った事も
簡単に行える様になります。

また、個人レベルで非常に大きいのが、『やり直しがきく』と言う点です。
例えば、手描きでイラストなどを描いていた時代は、
1箇所ミスをすると、作品全体が台無しになって、
0から描き直し・・・なんて事もありましたが、
デジタルイラストでは、作業の段階ごとに保存して行けば、
失敗する前の段階から、再スタートする事ができます。
また、ミスッた瞬間であれば『作業の取り消し』をすれば、
すぐに元に戻りますしね。

だけど、あんまりデジタルに頼り過ぎていると、手描きのイラストや
デッサンにある『味』の様な物も希薄になって来てしまっている様な気がします。
線の強弱やカスレ具合なんかは、デジタルではなかなか
再現しづらいですからねぇ。
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この回答へのお礼

デジタルでつくると、
やりなおしができるので、時間的にいいのかも。
でも、なんか物足らないと思います。

お礼日時:2001/03/16 14:57

デザイン一般のこととして答えるのは難しいので、平面デザインのこととしてお答えします。


誰が創っても変わらないっていうのは、いささか乱暴な話で、やっぱり、作者によって違うものが創れるものですよ。「アナログでやってたことと同じことはデジタルでもできる」という位に捉えて考えればいいのでは。
横尾忠則がつくっている作品なんか、きちんと横尾流になるじゃないですか。要は発想です。デジタル機器に頼って、その性能の中でやれることを探しているうちは、その枠から抜け出せません。先に、創りたいもの、やりたいことを決めてからデジタルで処理していくって考えれば、「誰が創っても・・・」なんて思わないと思います。
メリットについては、あまり考えたことがないんで、勝手な思いこみですみませんが、自分の考えを・・
1.修正・やり直しが簡単
2.平面の世界で言えば、製版以降の工程において均質なものができる。また、スペシャリストも削減できる。
3.いろんな意味で結局ローコストになる
4.保存が簡易で省スペース。
みたいなところでしょうか。
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この回答へのお礼

なんだか、この頃の印刷物を見て、
グラデーションやシャドーの使いすぎで、
シンプルでインパストの少ない作品が少ないような気がして、こんな質問をしてみました。

お礼日時:2001/03/16 15:02

あまり関係ないのですが、雑感を。


DAT(ディジタル・オーディオ・テープ)がでたとき最も
問題になったのは、何回コピーを繰り返してもマスターと、
コピーが寸分の狂いも無いと言うことでした。
アナログの世界では考えられないことでした。
芸術の世界にまで、ディジタルが浸透してしまった今、
ディジタルの便利さやメリットはさておき、必要なのは
「コピーは悪だ、独創性が芸術だ」という自覚の問題では
無いでしょうか。
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回路の話としてですが。


誰でも同じ物が作れるのがメリットだとおもいます。
デジタルのおかげで、ある人が作った回路をそのまま流用することができます。
例えば、FPGAとかのようなものでは、回路がライブラリとして提供されていたりします。
つまり、今まではバス周りやポートなどひとつづつ設計していたものが、過去のものを流用できる。
言ってしまえば、オブジェクト言語ならぬオブジェクト回路のようなイメージでしょうか?
そのことが、デジタルのメリットだと思いますけど。
その他には、ノイズに悩まされないということもメリットだと思います。
(実際には関連してくると思いますが、動作上はロジックが完全なら問題は発生しないはずです)

まだ、見習なので難しいことは分かりませんが、感覚的にこんなところがメリットだと思っています。
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全くの門外漢です。

何を作るか分からないですが、CGのようなものを想定すればよいでしょうか?2Dか3Dか分かりませんが....。

敢えて発言しようと思ったのは、似たような感じを最近持っているからというのと、仕事で長いこと3D-CAD開発に係わってきたからです。

所謂「CG」は1980年以降急速に発展しました。創生期のCGシステムにも係わったことがありますが、今のCGと比べると子供ダマシです。マシンの性能も段違いですし..。その頃、CGと言えば、「ワイヤーフレーム」が主でした。隠線処理すらしていないものが多く、XYプロッタで出力した線画を処理している例も少なからずありました。パソコンもEWSも貧弱で高価なグラフィックも基本的に2Dでした。これを汎用機などに繋げて使う例が多かったのです。ですから、シェイディングなんかもソフトウェアで処理していた訳です。OpenGLのようなものもありませんでした。

工業製品のデザインも製図版か、せいぜいこの頃、CADと称して普及しだした2D-CADによる作図が主で、自由曲面・自由曲線は、カーデザインなど極一部で使われていたに過ぎません。それも意匠デザイナーが自由に3D形状をコンピュータ上で作り出すことが出来ず、意匠デザイナーはあくまで「紙」や粘土でも作業が基本だったのです。

ですからアーティストにとってのデジタルツールと言えば、せいぜい2Dのペイントシステムくらいで、今日から見ると高価な割に貧弱極まりないものでした。

前置きが長くなりましたが、今日の工業デザイン、家電、カメラ、自動車...。なんでもいいです。1960~1980の工業デザインと比べてどう思いますか?私はヒドイ水準だと思います。今の工業製品は、

a)3D-CADを使って自由にデザインし、干渉チェックやら、CAEまで繋ぐことができる。
b)成形性がよく加工コストの安い樹脂材料が増え、3D-CADと相俟って自由な曲面を自由自在に作れるようになった。
c)製造コストは極限まで制限される。

という状況にあり、どうしてもツールに頼る、ツールに振り回される傾向にあるようです。これは、2Dのグラフィックデザインでも、3D-CGでも同じことです。

ですが悪いことばかりではありません。メリットもあります。上で述べたことに加え、

1)使い回し・再利用が利く。
2)3Dデータであれば、視点の変更など自由自在。
3)特殊効果が得易い。

です。おそらく、2D的な画を作ってらっしゃる方のようなので、参考にはならんでしょうが..。
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