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水酸化鉛に水酸化ナトリウムを過剰に加えると溶けるのに、アンモニアを過剰に加えても溶けないのはなぜなんですか?教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

pHが、水酸化ナトリウムを加えるとえらく上がりますが、アンモニアではあんまり極端には上がりません。


この違いです。
(pHが大きい≒OH-の濃度が大きい ですから、アンモニアではあまりOH-の濃度が上がらないともいえます)
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この回答へのお礼

あっそうなんですか!
レポートに役立ちました。ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/01 00:21

Alの場合も同じですね。


Al(OH)3+NaOH→NaAl(OH)3
この場合OH^-の濃度が問題になっています。
「過剰に加える」というのはただたくさん加えるということではなくて水溶液中のOH^-の濃度を高くする必要があるということです。
そのために強塩基の水酸化ナトリウムを使っています。したがって水酸化ナトリウムの濃度が低いとうまくいかない場合があります。
アンモニアは水酸化ナトリウムに比べてかなり電離度が小さいです。0.1mol/Lの水溶液で1%ほどです。

銅イオンを含む水溶液にアンモニアを加えると沈殿します。過剰に加えると沈殿が溶けます。この反応の前半はアンモニア水のアルカリ性によるものです。OH^-がくっついています。後半はOH^-ではなくてNH3がくっつくことによる反応です。前半は水酸化ナトリウムでもアンモニア水でも起こりますが後半はアンモニア水だけで起こります。
両性元素の反応でも前半はアンモニア水でも水酸化ナトリウムでも起こります。後半はアンモニア水では起こりません。

亜鉛の場合は
Alのような反応と銅のような反応の両方が起こります。それぞれで生じる物質が異なります。
ただ溶けるというのではなくてできたものがどういうものかを考えなくてはいけません。
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この回答へのお礼

大変詳しい説明ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/01 00:22

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