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 製造業の原価計算について教えてください。ある繊維部品製造会社から「アバウトな価格での受注が原因で、売上が上がっているつもりでも利益が一定していない。原価の把握ができていないのが原因と思う。ついては、原価把握の方法を教えていただきたい」とのことでした。売上は下降気味、粗利はここ3年間で約12~16%です。

この会社を詳しく申しますと、大きく分けて、大手メーカーの受注(クエル部品といいまして、糸の張力を一定に保つ機能。いわばこの会社の最も得意とするもの)と、細かい100ロットサイズの部品製造に分けられます。難しいのは、これらのオーダーの製造リードタイムが長短入り乱れており、またはっきりと工程による流れ作業ではないこと、また、1人が旋盤やNC、金型、ショットとある程度多能工に近く働いているので、時間当たりのチャージがわかりにくいのです。材料費は細かく計算されており、問題ないのですが、わからないのは加工費なのです。たとえば、1ヶ月の出荷基準の売上高がゼロの場合、つまり100%仕掛の場合の加工費の原価の出し方を教えて欲しいとのことです。ここの強みは、内製化率が高く、それが大手受注に繋がっています。しかし、工賃の下落の影響は、体質を悪化させています。外注化は今のところ考えていません。
 社長も月次での損益をあまり把握していません。どんぶり勘定に近いです。
工程の仕分けが明確ではないので、総合原価計算ですべきとは思うのですが・・
 なお、原価計算のソフトは導入していません。もし、参考になるURLあれば、併せて教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

製品別とか工程別の原価計算は必要ないのですね?



総合原価計算でも、現状のどんぶり勘定よりはずっと優れた管理と言える、との解釈であれば、計算はさほど難しくないと思います。

ただし、ご指摘の「出荷基準の売上がゼロ」ということと「100%仕掛」というのは結びつきません。

売上がゼロとは、売上原価がゼロと同意です。
これに対して、100%仕掛というのは、完成品原価がゼロという意味です。

売上原価=期首製品棚卸高+当期完成品原価-期末製品棚卸高
ですから、売上がなかった、ということと完成品がゼロだったということは、別問題です。

総合原価計算の加工費の計算は、当期投入原価(期首仕掛品原価=完成品原価の加工費相当額×進捗率+当期労務費・外注費・経費)から期末仕掛品原価(完成品原価の加工費相当額×進捗率)という計算になります。また、この場合の期末仕掛品の評価に関しては、平均法・先入先出法・後入先出法の中から選択することになります。
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