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1、ロード・オブ・ザ・リングの舞台は今から何年前の出来事なのですか?

2、それと、舞台となった中つ国は今の、ユーラシア アフリカ大陸あたりだと聞  いたのですが、あっているのでしょうか?

3、映画ロード・オブ・ザ・リング二つの塔のパンフレットで、第二紀の1500  年頃などとありますが、どうゆう紀元なのですか?
4、サウロンは人間なのですか?それとも何なのですか?

A 回答 (2件)

はじめに、指輪物語の舞台は、トールキンが創造した神話世界です。


この非常に壮大で複雑な世界が背景にあるため、原作も、映画も、それのみでは理解が難しい部分がたくさんあります(私は小学生の時に岩波少年文庫で「ホビットの冒険」を読んでトールキンを好きになり、そのまま続けて学校の図書室の棚の上の方にあった函入の「指輪物語」を読破したのがはじめですが、最近は映画のおかげで関連書も増えて嬉しい限りです)。

たまたま手許に「トールキン指輪物語辞典」という本(デビット・デイ著、ピーター・ミルワード監修、仁保真佐子訳)がありますので、ちょっとこれを参考にお答えしようかと思います。

1、ロード・オブ・ザ・リングの舞台は今から何年前の出来事なのですか?

トールキンは、「私の物語の舞台はこの地球、われわれがいま住んでいる地球である、だが、その歴史上の時代は想像上のものだ」と語っています。

ですから、「今から何年前の出来事」といわれても特定することは不可能(そもそも歴史的事実じゃないし)なのですが、「指輪物語」の時代の直ぐ後に人間の支配の時代(「第4紀」といいます)が来て、それが今日の(現実世界の)文明につながるとされていますので、個人的には、無理に数字をあてはめるのであれば、近くて6~10千年前くらいかとな思います。

2、それと、舞台となった中つ国は今の、ユーラシア アフリカ大陸あたりだと聞 いたのですが、あっているのでしょう か?

「中つ国」はユーラシア大陸(アフリカを含む)に相当します(かなり地形は変化していますが)。

なお、指輪物語の舞台に限っていえば、トールキン曰く「物語が起きたのは中つ国の北西部で、そらはヨーロッパの海岸や地中海の海岸と同じ緯度である。もしホビット村と裂け谷がオックスフォードとほぼ同じ緯度だと考えてもらえるなら、その600マイル南に位置するミナス・ティリスはフィレンツェとほぼ同じ緯度だということになる。アンドゥイン川の河口と古代の都ペラルギアは、古代のトロイアとほぼ同じ緯度である」と。

ですから、モルドールを今のトルコあたりと考えてヨーロッパ大陸の地図と比較すれば、だいたいのイメージがつかめるような気がします。

3、映画ロード・オブ・ザ・リング二つの塔のパンフレットで、第二紀の1500 年頃などとありますが、どうゆう紀元なの ですか?

世界の創造から説明を始めたらきりがないので、ごく大雑把に。

世界の創造から約3万年後、わけあって太陽と月が生まれました。世界で最初の夜明けに、人間が目覚めました(ちなみに、エルフとかはもっと前に目覚めてた)。すなわち、第1紀の始まりです。

そして、神々(「ヴァラール」といいます)の間の大きな戦い(世界の暗黒の敵・モルゴス 対 残り)があり、モルゴスが滅ぼされるて第1紀が終わり、第2紀が始まります。

第2紀はヌメノールの時代です。
ヌメノールとは、モルゴスが滅ぼされた後、ヴァラールから人間に与えられた島で、中つ国の西方にあり、さらにその少し西には、ヴァラールの住む大陸がありました。

第2紀の3319年、サウロンにそそのかされたヌメノール人は、ヴァラールの大陸を征服するために、大軍を西方に送り出しました。これが神々の怒りに触れ、ヌメノールは海に沈められ(われわれの知る「アトランティス」です)、ヴァラールの大陸がわれわれの世界から切り離され、一方、それまでは円盤状だった世界は湾曲し、今日のように「球」になりました(だから基本的に、いくら西に舟をすすめても、もう神々の国には行かれない)。

その後、生き残ったヌメノール人は中つ国に王国を創建し、モルドールに拠ったサウロン(1000年くらいからモルドールの建国を始めています)を打倒し、イシルドゥアが一つの指輪をサウロンから奪ったところで、第2紀が終わり、第3紀が始まります(3441年)。

指輪物語は、第3紀の3018~3019年の出来事です(その後、第4紀になる)。

4、サウロンは人間なのですか?それとも何なのですか?

人間ではありません。
トールキンの世界では、神々(ヴァラール)に次ぐ存在として、神々に仕える精霊(「マイアール」)が出てきます。
サウロンは、マイアールの一人です(もとは、モルゴスに仕えていた)。なお、「カラダ」はヌメノールの沈没と同時に失われているので、指輪物語では、その存在が「目」で表されています。


やや冗長な説明かもしれませんが、ご参考まで。
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この回答へのお礼

返事がおくれてすいません。
ありがとうございました。とても詳しく書かれていて助かりました。
ちょうど今、指輪物語を読んでいるので、とても参考になりました。
指輪物語はとても壮大なスケールの話なので、奥が深いですね。

お礼日時:2003/03/12 21:29

既に完璧な解答が出ていますが、補足ということで。



1.についてですが、「旅の仲間」のDVDだったかパンフレットだったかで「舞台は7千年くらい前の欧州のイメージ」というようなことを言っていたので、映画ではだいたいそのくらいの時代のイメージでやってるのだと思います。

4.について、No.1の方の解答の補足として。
魔法使い(イスタリ)のガンダルフ、サルマンもサウロンと同じマイア(マイアールはマイアの複数形だったと・・・逆でしたか?(汗))です。
サウロンはもともとはマイアよりは格上のヴァラ(複数形はヴァラアル・・・逆だったかも?)であるモルゴスの配下でした。モルゴスが倒れた後、紆余曲折を経て(汗)モルゴスに変わって冥王となりました。
映画「二つの塔」でガンダルフがバルログのことを「モルゴスのバルログ」と言っていたのはこのモルゴスのことです。
(全くの蛇足のような・・・失礼しました(汗))
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この回答へのお礼

ありがとうございました。「旅の仲間」のパンフレットをあらためて読みなおし
たいとおもいます。

お礼日時:2003/03/12 21:34

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