プロが教えるわが家の防犯対策術!

希硫酸と金属の反応では、水素よりもイオン化傾向の大きい金属は水素を発生して溶けるようですが、参考書に「Pbは塩酸や硫酸とはほとんど溶けない。これは難溶のPbCl2やPbSO4が表面に生じて、反応が進まなくなるからである。」とあります。

それならば、Baと希硫酸の反応ではBaSO4が生じて、これも反応が進まなくなるのでしょうか?
それと、Caと希硫酸の反応はどうなのでしょうか?
Srと希硫酸ではどうでしょうか?

その参考書は別の項で、難溶性硫酸塩としてBaSO4、CaSO4、SrSO4、PbSO4を挙げていますが、希硫酸と金属の反応の項ではPbSO4以外は言及されていません。
溶解度を調べてもPbSO4がこれら4つの塩のうち最小ではないようですので、水素よりイオン化傾向が大きい金属の中で希硫酸との反応が進まなくなる金属として、なぜPbだけが挙げられているのか疑問に思った次第です。

教えて頂ければ有難いです、宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

周期表の位置を調べてみてください。


Ca,Sr、Baは左から2列目、アルカリ土類金属と呼ばれているグループにある元素です。左の端にあるアルカリ金属元素と合わせて水酸化物は全て強塩基です。単体は金属ですが水と直接反応します。
希硫酸に入れればまず水と反応します。
硫酸バリウムの溶解度は非常に小さいです。硫酸イオンの検出に使われるほどです。金属バリウムを希硫酸に入れると水素を出して反応すると同時に溶液が硫酸バリウムの沈殿で白く濁るでしょう。量が多いと爆発の可能性がありますので注意が必要です。
鉛のように金属として利用するような元素ではないのです。
金属カルシウムは学校にもあるかもしれませんが金属バリウム、金属ストロンチウムを持っている高等学校はないだろうと思います。
Na,Caと水の反応を参考にしてください。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

なるほど、まず水と反応するのですか。
よく分かりました、有難うございました。

お礼日時:2009/05/15 11:56

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!