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最近、歴史に興味を持ち始めて、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んだのですが、戦艦がたくさんでてきていて、ふと疑問に思ったのです。

「戦艦(その他の艦も含め)名前はどのようにして決めているのか、名づけているのは誰なのか。」

という疑問です。大きな戦艦は地名が多いようですけど、小さい艦には動物の名前もつけられていますし・・・。
自分なりに調べてみたのですが、いまいちよく分からなかったので・・・。
お暇な時にでもよろしくお願いします。

A 回答 (7件)

坂の上の雲、のころですと、まず戦艦。

これは日本がデザインして大砲からエンジンからつくるなんて、とてもできないものでした。日本海海戦に参加した戦艦はすべて英国製です。
名前は、基本的に日本の地名(最初の戦艦は富士。敷島、三笠)、おめでたいもの(朝日)

で、戦艦これしかなかったのです。あと2隻は(初瀬、八島)機雷で沈んでいます。初瀬は川の名前、八島は地名。

巡洋艦も、ほぼ同様です。大きい軍艦は(ある意味)当時大雑把で、名前の由来はおめでたいもの、日本にちなんだ美しいもの、日本の由緒ある場所のなまえ、です。

駆逐艦には天候気象の名前、水雷艇は鳥がおおいです。日清戦争で分捕りした清国のドイツ製戦艦は、鎮遠の名前のまんま使っています。
ハッキリ名前の決まりができるのは、日露戦争後の話です。

軍艦ができると、天皇(当時は明治天皇)に名前を報告し、軍艦籍にはいって正式な海軍軍艦として働き始めます。
明治天皇は進水式が大好きでよく行幸され、また軍艦に興味があり、新しい軍艦の名前を侍従長から報告されたとき、気に入らないと、報告を受け取らない、つまり「だめだし」していました。
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法律上の制定者は別として、実質的命名者は海軍大臣でした。


ある人が海軍大臣になって嬉しいことの一つは、ふね(軍艦)の名付け親になれることと語っていました。
部下の案から選択するのが普通ですが、建造が決まった時艦名を決めた海軍大臣もいたと思います。
巡洋艦以上のような大型艦だけか、駆逐艦以上か判りませんが、前者でしょうか。
それ以下は部下の案に判を押すだけだったでしょう。

艦名について幕府→官軍へ移った艦は別として、
新政府になり英国に発注し明治11年揃った3練習艦(金剛、扶桑、比叡)は国名、山名混じりです。
明治22年国産の海防艦は武蔵、砲艦は鳥海と国名、山名です。
日清戦争に備えて建造した海防艦の三景艦はその名通り(松島、厳島、橋立)名所地名です。
あまりルールは考えていなかったということです。
当時の命名権者は誰でしょうか。
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さすが法治国家、ちゃんと法令があります。


#但し、大正年間の制定なので坂の上の雲よりは後の時代であることに留意
http://www.asahi-net.or.jp/~zq9j-hys/SINSUI.htm
この中に
「第六条 軍艦を進水せしめられる際には海軍大臣進水命令書を朗読し終えて之を鎮守府司令長官若しくは造船所長に授ける」
とあり、この命令書は第7条で
「進水命令書は左の例に依る。  軍艦何昭和 年 月工を起し今や船体成るを告げここに命名の式を挙げ進水せしめらる」
とあるので、一義的な“名付け親”は海軍大臣ということになります(大臣が列席しない場合は鎮守府長官か、大臣の代理者が読む)。

 では、そのつけるべき名前の選定者は誰か、となると、これは天皇ということになります。もっとも、天皇が直接名前を「●●としよう」というわけではなく、海軍省からリスト(2択説有り)を奉じ、天皇が「こっち」と決めていた、らしい。
ただし小艦艇の類はもっと下のレベルで決まっていたようです
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>No.2 土地持ち


 艦名の由来として採用されたかどうかは自信が無いのですが、一応山の名前として有ります。
   朝日山 全国に有るので…。
   初瀬山 万葉集の柿本人麻呂の呼んだ歌にも出てきます。(奈良県)
   常盤山 京都市右京区にあります。
   出雲山 大国主命の娘である下照姫命のエピソードに由来する山が有ります。
   吾妻山 火山活動度レベルを提供している全国12火山のひとつ。
   八雲山 和歌発祥の地の山。「八雲立つ~」(須佐之男命のエピソード)
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質問の前提ですが、「戦艦」ではなく「軍鑑」ですよね。



戦艦というのは軍鑑の中の一種類であり、軍鑑とは

戦艦
航空母艦
巡洋艦
駆逐艦
潜水艦

などに分かれます。

「帝国海軍の軍鑑の命名基準」ですが、日露戦争より後ははっきりと内規が定められました。日露戦争や日清戦争に参加した軍鑑ですと、命名基準があまりはっきりしておりません。

ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%B9%E5%90%8D# …
に詳しく載っていますが、かいつまんで書くと下記のようになります。

戦艦:旧国名 (長門、陸奥など)
※扶桑は「日本」という意味で例外です。

航空母艦:空を飛ぶ縁起の良い動物から命名 (瑞鶴、大鳳など)
※他の艦種から改装されたものはそのままの例も多いです。
(巡洋戦艦から改装された赤城、戦艦から改装された加賀など)
※また、大東亜戦争が始まってから起工された正規空母は、名前のネタが尽きたらしく、重巡洋艦と同じ「山の名前」をつけています。

重巡洋艦・装甲巡洋艦(一等巡洋艦)、巡洋戦艦:山の名前 (比叡、摩耶など)

軽巡洋艦(二等巡洋艦):川の名前 (阿武隈、北上など)

駆逐艦 かなり細かいです。上記のウィキペディアの記事を参照して下さい。

潜水艦 大型潜水艦は伊号第**潜水艦。(伊**、イ**と略称)
小型の潜水艦は呂号第**潜水艦。(呂**、ロ**と略称)
実戦に参加した潜水艦は伊号か呂号です。

巡洋艦は山名か河川名を採用していますが、南樺太の地名(鈴谷川)や台湾の地名(新高山)など、現在の日本には存在しない地名もありますので気をつけてください。

ちなみに、帝国海軍の艦名をテーマにした分厚い本があります。

聯合艦隊軍艦銘銘伝 (光人社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4769811519/
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日露戦争後には、一定のルールがあって、製造時に戦艦は旧国名(大和、長門、陸奥、加賀など)


装甲巡洋艦(重巡洋艦)は山の名前(赤城、古鷹、青葉など)
軽巡洋艦は川の名前(利根、筑摩、加古、木曾など)
航空母艦は、鳥や飛ぶに関する文字が多い(大鳳、鳳翔、翔鶴など)
駆逐艦は、気象状況や、植物など(雷、陽炎、雪風、松、樺など)

日露戦争前には、雑多の船が多く、その種類がばらばらだったので、適当につけていた可能性が高いです。
戦艦の三笠、富士は山ですし、朝日、初瀬などは意味が不明です(意味はもちろんあるのでしょうけど)
巡洋艦は一応山のようで、上村艦隊(第二艦隊)の船は磐手、浅間など。常盤は山なのかな?出雲は国名ですね。吾妻は??八雲??
どうやら、一連の製作の船ではないので、その場でつけていたとしか思えないです。ドイツ製あり、フランス製あり、イギリス製あり、イタリア製あり・・・。
日進、春日などの巡洋艦は、イタリア製でしかもアルゼンチンの発注で作られた船を譲って貰ったようですからね。
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貴方のタイトルでかなりヒットしますよ


http://bahia.gozaru.jp/namae.html
http://www1.odn.ne.jp/tobu7757/J_wsd/column/n-00 …
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