今年高校を卒業した者です。来年国立大学の工学部を受けるのに二次試験で、物理I、IIが必須なのですが、高校では物理は全くやっておらず、独学で参考書を見ながら勉強しています。使っている参考書は橋元淳一郎さんの「物理をはじめからていねいに 熱・波動・電磁気編」を一昨日から始めました。また二日しかやっていないので理解出来ないのは仕方ないのかもしれませんが、解説を見ても何となくしか分からず、式も何故そのようになるのか、何故その答えになるのか分かりません。数学も高校ではI、IIはやったのですが、基本的なことしかやっていません。どうやったら物理が分かるようになるのでしょうか?誰でも初めは理解出来ないものなのでしょうか?教えてください。よろしくお願いします。

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A 回答 (9件)

 なるほど、まったくの初心者ということがよくわかります。


 なぜなら、少しでも物理を知っている人なら、「熱・波動・電磁気」から始めようなどとは決して思わないからです。

 まず、「力学」から始めてください。力学で学ぶ事柄と数学と思考法が、すべての物理の基礎になります。熱も波動も電磁気も、力学の基礎なしに理解しようというのは無理な話です。今お使いの参考書は、力学を学んだ後に使ってください。力学を知らずに、二日であろうと二百日であろうと、いくらやっても理解できないと思います。

 数学は、力学を学ぶうちにどんなものが必要かわかってきます。特に微積分は、もともと物理学での必要上生まれてきたものですから必須です。

 それから、物理を全くやっていないけれども工学部を目指すということですが、不可能ではありません。自分次第です。一歩一歩進むことを心がけてください。もしかしたら1年では良い結果を得られないかもしれません。これだけは覚悟しておく方が良いと思います。

 私自身、高校では理系だったものの、「力を書き出す」ことすらろくにできないまま、「丸暗記の物理」しか知らずに卒業しました。微積分もほとんどできず・・・。でも、初めの一歩からスタートして、2浪はしましたが、東工大へと進学しています。大学の途中で進路を変えたり、何浪もしたりという人を何人も知っていますが、10年20年もすれば、そうした「遅れ」はまったく気になりません。身につけた「実力」が本物である限り、1年や2年、どうということはありません。私を含めた実例はいくらでもありますから、諦めることも心配することもありません。

 それから、公式丸暗記はお勧めしません。結果として「覚えてしまった」となるようにしてください。公式の導出をよく学び、自分で導き出せるようにするのが、一見遠回りのように思われますが、確実に実力をつける早道です。なぜなら、公式は単によく使われるからという理由だけで公式になっているのではなく、物理的思考のエッセンスが詰まっているからです。

 頑張ってください。心から応援します。
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はじめは物理を勉強している友達や


塾に行っているなら先生などに
分からないことを聞いたほうが理解力は深まると思います。
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>まずは力学をはじめましょう。


凄い方ですね。

最初に思った事です。
物理を全く勉強せずに物理が理解出来る方がどうかしている。^^;

波動を知るにはまず波を知る事です。
電磁気を知るには電気や磁力を良く知る事です。

兵法ではこれを「戦う前に勝つ。」と言います。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。

がんばりましょう。
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 こんにちは、浪人生の者です。


 他の方がおっしゃっているように、物理は力学から入るものですから、いきなり熱などからはじめたって分かるわけではありません。まずは力学をはじめましょう。
 なお、以下は僕が高校生のときに感じたことを書いておきたいともいます。必ずしも参考になるかどうかは分かりませんが。
 高校物理は、教科書を理解するのが全高校の科目なかで一番難しく時間がかかります。何度も教科書を読まなくては物理というものの感覚さえをも掴むことができないでしょう。おそらく、高校物理では微積分を用いてはいけないというルールがあるため、公式の導出等で微分や積分を用いるところが唐突に教科書から省かれて、初めてその教科書の箇所読んだときに、なんでそうなるかわからない!などとなることも多いのだと思います。また、無限遠点を基準だとか、目に見えないエネルギーや電位といった他の教科では出てこないような新しい概念がたくさん出てくるため、それを感覚的につかめるようにならないと教科書を読んでもさっぱり分からない、ってなります。
 ですから、2日では物理はよほどセンスがないかぎり教科書内容でさえすっきりと理解できることはないと思います。もしかしたら、感覚を掴むだけでも、数ヶ月はかかることだってあるかもしれません。
 しかし、恐がることはありません。高校物理は先ほどいったように、微積分を使ってはいけない、などといったルールがあるため、当然試験問題でも使ってはいけないことになるわけです。たとえ東大のような超難関大学であってでもです。つまり、そういった知識がどうしても必要な高度な話は、出題側も出せないわけです。よって、高校物理の試験は難関な問題は他の科目より少ない!というわけです(そうはいっても、難関大学はそれなりの問題を出してきますが)。僕がセンター試験を受けたときの感想では、物理ほど簡単な科目はないと思いましたよ。
 つまり、高校物理ははじめのハードルは一番高い。でも、いったんそれを超えてしまえば、覚える公式も少ないし、出題される問題も簡単なことが多い。よって、とにかくはじめて物理をやる人は、なんどもなんども教科書(あるいはそのレベルの参考書)を読んで、第一のハードルを越えさえすれば、誰でもセンター程度の物理は楽勝!になるはずだと思います。
 まあ、ここでコメントしたのが今年大学に合格した者だったら、多少説得力あったんだろうですが(笑)……それでも何か役に立てば幸いです。
 がんばってください!
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物理は公式と理論の2つの側面があります。


まず、入試に必要なのは公式物理。これは数学のセンスが必要です。
(公式の丸暗記ではなく、入試用の物理という意味ですよ)

しかし、数学だけにとらわれてはいけません。
要は物理現象を理解することがより重要です。

その全てのエッセンスは力学から始まります。
歴史の過程でも力学がまず発展し、そこから波動や熱力学が発展しました。
数学的なセンスとの組み合わせも力学を通じて学びます。

>誰でも初めは理解出来ないものなのでしょうか

誰でもそうです。幾つかのヤマを超える必要があります。
多分、最初は問題を解きまくるしかないと思います。
色々ごちゃごちゃやっているうちに一本の線に繋がってきます。

そうすれば理論は後からついてくるでしょう。
しかし、本当はその理論を更に掘り下げて理解することが大切なのです。
特にあなたの場合は工学部志望ですから。
まあ、多分そんな時間はないでしょうから入学してからでも構いません。
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 その本は不得手分野の補強のための本のようですよ。

ちゃんと基本から勉強しましょう。第一、その本では熱・波動・電磁気以外が勉強できないじゃないですか。同じシリーズで力学が出ていますね。
 本屋の高校参考書でまさに物理I、IIなりなんなり、教科書通り全分野をカバーしてある参考書に切り替えましょう。すでに指摘がありますが、まずは力学から始めるのが当たり前です。普通の高校物理参考書も力学から始まっています。
 あと、ちゃんと解き方が詳細に書いてある問題集も買っておきましょう。答えを見ながらでも解いていくうちに、自然に自力で解けるようになります。
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もちろん誰でもはじめは理解できないものです。



しかし1年で全く無の状態、しかも数学も基礎からやって行かなくてはならない状態から国立工学部を目指すのは相当な資質とやる気が必要です。
独学と言うのも大変です。
悩んでいる暇は無いと思います。

ちなみに物理の数式は非常に基本に忠実です。
イコールの左右では全く等しい、という意味です。
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二日で理解は出来ないだろうね。



とにかく書く事だよ。数式を一行ずつこつこつ書いてけば理解は難しくても暗記は出来る。暗記すれば段々と理解も進む。
問題集に使われてるような数式は、時間を掛けさえすれば理解するのは不可能ではない。解説だと途中を省略してる時が多いから、その省略してる部分も問題だと思ってこつこつ書いてく。そうやってけば必ず理解は出来るよ。

電卓ぐらいは使った方が面倒臭くないだろうね。
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今年高校を卒業して、来年入試と言うことは浪人生ということですね?



高校で物理も履修してないのにどうして工学部を受験するのでしょうか?また工学部を受験したいと思ったのでしょうか?

物理も勉強してないのに工学部志望というあたりから無理があると思います。意味が今ひとつ理解できないので教えて下さい。

物理は、いちから独学では難しいと思いますよ。
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私は30年前にアメリカに渡って今まで物理の研究を生業にして飯を食って来た者です。

日本人ならば日本語に決まっています。ただし、今の世の中、英語でスラスラ読み書き出来ないと物理の専門家になるのは無理でしょう。貴方の昔の先生は何処の国から来た方か存じませんが、日本人なら「直線より上の一点」はaboveに、「直線上の一点」はonにそれぞれ対応していることぐらい誰にでも判ることですね。このように、「より」の一言があるかないかで、何の曖昧さもなしに区別が出来ます。

また、日本人が学問をするのにカタカナはいただけません。外国語を一旦漢字に直すと、その意味は、何となくでも良いという段階も含めるならば、誰にでも判るようになります。例えばエレクトロンじゃあ、その言葉はうちの婆さんには何のことだか見当がつかないが、電子なら多分それが電気に関係がある言葉であることぐらいは判ると言っていました。また、マニフェストじゃ判らんが、公約だったら判るとも言っていました。このように、漢字には表音語にはない意味の透明性があり、その結果、その言葉で意味される概念を専門家達が独占してしまうことを妨げる、大変民主的な利点があるのです。ですから、日本の専門家には外国語で表現されている概念を出来るだけ透明な漢字に直して、知的貴族の出現を許さない民主的な文化を作り上げる義務があるのです。しかし、どうも近年の専門家達はこの義務を履行していないようです。もちろん、訳語には拙劣な訳と透明な訳がありますが、それこそ、どう言う訳をするかで、その専門家の能力が試されているわけです。

また、カタカナ語は完全に元の発音と違っておりますので、それは外国語ではなく立派な日本語であると考えるべきです。カリフォルニア、マクドナルド、ボストン、オースティン、、、どれもこれもそのままでは元の外国人には通じません。私の経験でも、ソリトンとかパーターベーションとか電算機のバグという物理で頻繁につかう専門言葉をアメリカ人の前でカタカナのままに発音して全然通じなかったことを経験しております。ということは、カタカナで書かれた専門用語は、漢字と同じレベルの翻訳語と言うことになります。ところが、これは漢字で書かれていない翻訳語なので、漢字で書かれていない分だけ、その文字をいくら眺めても何を意味するか何の印象も湧いて来ない不透明で拙劣な訳語とみなすべきです。

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私は30年前にアメリカに渡って今まで物理の研究を生業にして飯を食って来た者です。

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また、日本人が学問をする...続きを読む


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