こんな話をきいたことがあります。
日露戦争のとき、
当初日本は、ロシアの開戦準備に日数がかかるとにらんでいた。
ロシアはシベリア鉄道で極東へ兵站輸送するが、シベリア住民の生活物資を運んでいる上、単線だから貨車の回送があるので輸送力は低い。
 ところが、ロシアはシベリア鉄道で生活物資は一切犠牲にして一方的に軍事物資のみを貨車で送り込んだ上、貨車を回送せず、バラして木材を薪代わりにするという一石二鳥の輸送作戦で短期間で開戦準備した。
 戦争のためなら平気で国民を犠牲にするロシアらしい話ですが、これに関してもっと詳細知りたいのですが・ご存知の人、おしえてください。
・なにか本にでていますか。
・サイトありますか。
・よくご存知の人、おしえてください。
史実なんでしょうか。それとも話におひれがついたんでしょうか。

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A 回答 (3件)

No1です。


先の回答の中で言及した

「明治百年史叢書 機密日露戦史 谷寿夫 著」
(1966年 原書房)
の608ページに元ネタがありました。
なお、この本を読むと随所に「あ、このエピソードは『坂の上の雲』にあったな」と思う元ネタが見つかります。

この本は1925年(大正14年)に当時陸軍大学校教官であった 谷寿夫 歩兵大佐 が執筆したものですが、日露戦争時にアメリカでの宣伝活動のために派遣された金子堅太郎(当時のアメリカ大統領のセオドア・ローズベルトとはハーバード大学の同級生)の「米国での活動記録」と言う趣の章
「第17章 金子堅太郎及び高橋是清の対外活動」
の中に書かれています。

金子堅太郎は大正14年には72歳で健在で、本書の最初の方には
「大正12年に東京所在の陸軍将校たちの招きで講話をした」
とあり、当時としてはかなりの高齢ながら健康で記憶が確かであったようです。
下記の記述は、谷大佐が金子氏にインタビューした内容と推定します。

前提として、
「日露戦争時のロシアの鉄道大臣のヒルコ公爵は、アメリカで鉄道技術を詳細に学んだ人であった。シベリア鉄道の運行は、ロシア政府が雇った多数のアメリカ人鉄道技師に頼っており、機関車、客車、貨車、レールなど、当時のロシアでは十分に製造できない工業製品は専らアメリカから輸入していた」
旨が語られています。

「彼(ヒルコ鉄道大臣)は、モスコーを本営として兵士を汽車にてハルピンに輸送し、而して単線故車輌を返送する時は複雑なので、原野(ハルピン)に整理してその車輌は兵士の宿所、倉庫にこれを充当した。即ち、輸送貨車は戦場において直ちにこれを使用し、腐朽したものは薪炭用に供し、以って追々新貨車を購い、又、之を戦場に輸送する等複線以上の効力を表わした。これがため、我軍の予想は裏切られ、非常に苦戦をした一原因となった。後に至り兒玉大将も其の巧妙なる策略に驚いたのである。」

「米国民は、当時これを覚知していたらしかった。露国では勿論外債を募ってこの鉄道(シベリア鉄道)を利用し、兵士、軍需品等その輸送をほとんど絶つことなく、盛んに米国より貨車、レールを購入した」
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司馬遼太郎「坂の上の雲」



>戦争のためなら平気で国民を犠牲にするロシアらしい話
 別にロシアでなくても多くの国で戦時には国民を犠牲にしています。とにかく勝たなくてはなんにもならないのはどこの国でも同じです。

第二次世界大戦の前には将来西のドイツと戦うと予想し、スターリンはジューコフ将軍に託し、関東軍を徹底的に撃破する作戦を建て、一方的に送り大砲、戦車をシベリア鉄道に送り、日満国境のノモンハンで関東軍を大敗させます。
 半藤一利「ノモンハンの夏」
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この回答へのお礼

ありがとうございます。日本は南進政策に切り替えたわけですから、スターリンの戦略は正しかったことになります。

お礼日時:2009/06/14 11:18

日露戦争についてロシア側の視点から記述した本は少なくとも日本語では読めないと思います。

ですので、ご質問について「この本を読めば分かる」という資料を提示することは難しいです。

ご質問の中の
「貨車を回送せず、バラして木材を薪代わりにするという一石二鳥の輸送作戦」
については、司馬遼太郎の「坂の上の雲」の記述が一般に広まっていると思われます。司馬氏はこの本の日露戦争に関する部分については
「機密日露戦史」
http://item.rakuten.co.jp/book/1683132/
という本をネタにしているされます。この本は私は未読ですが、そういった内容が記述されている可能性が高いでしょう。

「戦争のためなら平気で国民を犠牲にするロシアらしい話」
ですが、私の知る範囲では、

「坂の上の雲」では分からない日本海海戦
別宮 暖朗 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4890631844/

の257ページに
(前提として、シベリア鉄道の輸送力は、満洲に展開したロシア軍に全て使われたために、日露戦争の開戦後、旅順要塞が陥落して旅順艦隊が壊滅した頃には)
「シベリアでは、日本による海上封鎖によってカムチャッカからオムスクまで飢餓にみまわれていた」
「特に沿海州は物資が全くなくなり、ヨーロッパロシアへの逃亡者が続出していた」
といったことが書かれております。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。復刻書ですね。9000円とは。。。
「沿海州はヨーロッパロシアへの逃亡者が続出」とありますが、船もなく、鉄道も軍事優先で下り列車しかないなか、何千キロをどうやって逃亡したのか気になります。

お礼日時:2009/06/14 11:16

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