米疾病対策センター(CDC)のダニエル・ジャーニガン医師の計算では米国内の新型インフルエンザの感染数は現在10万人を超えるとされていますが、米国内の死者の数は未だ5人ということは死亡率0.005%と考えて良いのですか。
この計算方法なら季節性インフルエンザの0.1%の1/20と言うことになります。
それとも実際に遺伝子分析で新型インフルエンザと確定された患者数に対する死亡率を見るのかよく分かりません
0.005%なら死亡に関わる他の原因による危険因子怖さからから考えると全く恐れるに足らないことと思いますがどうなんでしょう。その辺を教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

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A 回答 (5件)

 質問を半年も放置するのもマナー知らずの行為なら、その挙げ句に平然と再回答を要求するというのも良い根性している、と思いますが・・・



 まず、

>これまでの感染者数は約600万人で、約60人が亡くなった。致死率は10万分の1で、単純な比較はできないものの、季節性インフルエンザ(2千分の1程度)より低い。

 そういう割り算をして単純比較してはならないことは、本質問の前回答にも書いてあるとおりです。感染者数は推計値であり、死亡者数は"把握できた"実数値ですから、それを割り算して推計値である季節性インフルの数値と比べることには適切ではありません。
 そようなことは前回答で説明しているので、それを理解していれば「この記事を書いた人は疫学については素人なんだな」ということは理解できるはずで、

>これはどう理解したらよいのですか。

 という再質問はしなくて済むはずです。

 さて、その他にもこの半年の間に判ってきたことはいくつかあります。

 特に若年層で重症化率が若干高く、また新型のウイルスは肺に親和性が高くインフルエンザ単独で肺炎を起こす場合が少なからずあることなどから、病原性そのものは季節性インフルエンザより高いことは解明されています。
 通常の季節性インフルのウイルスは肺に対する親和性は低いので、肺炎を起こす場合は細菌感染症との合併症がほとんどですから。

 それと、とうも過去のソ連型のウイルスと交差性があるのではないか、という話も出てきました。
 これはワクチンの臨床試験が始まってから出てきた話なのですが、通常は2回接種しなければならないはずの不活化ワクチンが、新型の場合は1回で十分な免疫を誘導できるという成績が出たことからです。
 1回接種で十分な免疫が誘導できるということは、過去に同じ(あるいは似た)抗原性のウイルスに感染して"基礎免疫"があることを意味します。
 若年層に対しては感染拡大の速度も速く重症化率も高いことから、この"基礎免疫"をもたらしたウイルスは、ある程度過去に流行したソ連型のウイルス、ということが推測できます。

 これらの話は全て一般にも報道されていることで、基礎知識さえ持っていれば、誰でもかなり正確な情勢が理解できる、というのが現在の状況です。
 しかも後で専門誌などでより詳しい情報を得るわけですが、大半の報道では大間違いは書いてないです。

 なので私は"騒ぎすぎ"とはまったく思っていません。情報の量、質ともにかなり高いレベルに達していると日本のマスコミをちょっと見直しています。基礎知識もなく勉強もしていない人にとっては"ゴミ"でしかない情報でも、読む人が読めば非常に有益な情報なのです。

 実際、新聞報道もテレビの報道も、この数年で非常にレベルが上がったと思っているのですが。まあクズもゴミも一部にありますが。

 それと各国の状況ですが、日本はほとんど例外的に被害が少ない国です。
 人口単位当たりの入院患者数、死者数共に最も少ない国が日本です。人口当たりの死者数はアメリカだと10倍以上、オーストラリアだと40倍以上ですから。

 これは医療体制そのものにも依るところが大きいでしょうが、国民の側の意識の差も大きいでしょう。

 例えば、今回の新型は肺に親和性が高く、ウイルス単独で肺炎を起こす場合があるのですが(とは言っても確率的には稀ですが)、通常の合併症による肺炎と比べるとウイルス性の肺炎は非常に経過が早いので、様子がおかしいと思って受診する頃にはもう手遅れになる可能性が高いです。(日本での死亡例でもそのような状況が伺える事例が既にあります)
 ということは、「熱発したらすぐ医者に行く」国民性の国と、「熱が出たくらいでは医者には行かない」という国民性の国では、後者の方が有意に致死率が高くなるでしょう。

 つまり、現在の日本の非常に低い重症化率と致死率は、質問者さんが「騒ぎすぎ」と思っている報道及び国民の反応の「成果」であるわけです。
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 No.3のJagar39です。



>ダニエル・ジャーニガン医師の計算において米国の死者5人という事実の上で10万人位が感染していると計算されていることです。
>つまり0.005%程度の死亡率と捉えられていることです。
>これはどう理解すれば良いんでしょう。

 私はその記事を読んでいないのですが、その「10万人」という感染者の見積もりの中に"死者"は入っていないのでしょうか。
 普通は当然「感染して診断されずに亡くなっている人も大勢いる」という推計をします。診断されていない感染者が何万人もいるのに、その中の誰一人として死んでいないなんてムシの良い推計はしないでしょう。
 つまり、ジャーニガン医師は「致死率0.005%」という推計はしていない、ということです。彼が「既に国内に蔓延している」ということを論証するためにこの推計を行ったのであって、ウイルスの病原性(致死率)を推察するために推計を行ったわけではないのであれば、10万人の感染者のうち死亡者は何人いるかという推計はしていないでしょう。

 ウイルスの病原性(致死率)を問題にするのであれば、アメリカ国内だけの患者数や死亡者数では統計処理できません。各国の公表感染者数と死亡者数を揃え、それぞれの国の診断能力と医療体制や医療レベルをパラメータとして計算に入れなければ、「ウイルスの病原性」を推察することはできません。それを行ったのがロンドン大学チームで、その推計結果が0.4%というわけです。

 とすると、今度はアメリカ国内で何人亡くなっているか、という推計が可能なわけです。
 10万人が既に感染している、と推計しているのであれば、10万人に0.4%をかけると400人です。この数字がどれだけ上下するかは私には判りません。医療体制やレベルを計算に入れなくてはなりませんから。
 アメリカの医療レベル自体は高いですが、健康保険加入率が低くて「金がないため医者にかかれない」層が多く存在しますので(高い医療レベルの恩恵を受けることができる人は限られている)、どういう計算をしているか、ですね。

 日本の場合は諸外国より明らかに「診断能力」が高いです。都道府県の衛研レベルで確定診断まで可能な国は他にはちょっとないでしょう。
 その診断能力と国内外から「過敏」とまで酷評されている監視体制のおかげで、「診断された感染者数/真実の感染者数」の数値は、諸外国よりはずっと"1"に近いという推計はできるでしょう。その数字(推定される真実の感染者数)に0.4%をかけて、その他諸々のパラメータを処理すれば、現在の日本での新型インフルエンザによる「推定される真実の死者数」が計算できるわけです。
 私は個人的にはその数字は「ゼロ」にはならないような気はするのですけどね。
 現時点で、感染して発症し、診断されないまま亡くなってしまった人が存在しても別に不思議には思いません。アメリカではそれが数百人レベルで存在するのではないか?というわけです。数百人なのか数十人なのか、それは私には伺い知ることはできませんけどもね。

 結核が怖い病気、ということには異議はありません。私もそのとおりだと思っています。
 ただ、結核と新型インフルエンザのどちらが怖いか、というと、やはり新型の方が脅威でしょう。

 感染症の怖さは実は「致死率」ではありません。致死率と感染率を合わせたものが感染症の怖さになるのです。
 致死率が高い病気でも感染力が弱ければ対応は可能です。例えばエボラウイルスは30-80%もの致死率を持つ感染症ですが、ではこれが日本に来るかと言えばまず来ないですし、来てしまって検疫を通過して国内に侵入してしまったとしても、そこから全国的に流行するわけではありません。何人かは犠牲になるでしょうが、小規模な感染拡大で集結させることができるでしょう。
 反して、致死率が低い病気でも感染力が強ければ多大な脅威になり得ます。スペイン風邪はたった1回の流行(第二波第三波も含めて)で世界中に拡大し、数千万人の命を奪いましたが、致死率は"たかが"2%程度です。
 「新型インフルエンザ」というのは、"スペイン風邪クラス"の伝染病になる危険性を内包している感染症であるわけです。今現在は厳重な監視が行われていて摘発された感染者は十分な医療処置を受けられるので、"表に出てくる数字"は「軽微な症状」でしかないのはいわば当然です。診断能力が追いつかないほど蔓延して初めて、このウイルスの本当の病原性が少し見えてくるのではないでしょうか。

 ただ過敏に騒ぎ立てても何も益はありませんが、「冷静」と「軽視」は違います。冷静にはならなくてはなりませんが、軽視できる事態ではない、と思います。

 余談ですが、

>世界では毎年200万人で25%の致死率

 の計算はちょっと違います。
 800万人というのは「新たな発病者」ですから、発病して1年以上経過する慢性期の患者がもっと多数いるわけです。致死率はこれらも分母に入れなければなりません。
 Wikiによれば、2004年は慢性期の患者が1460万人、新たな発病者は890万人、死者は160万人だそうです。となれば致死率はとりあえず160/(1460+890)=6.8%ということになるでしょうか。発病~転帰の経過が長いので、この計算でも正しくない気がしますが。

 ただ、これは「発病した場合の致死率」です。
 結核の場合は、感染しても発病率が1割程度ですから、「致死率25%」という計算をしてしまうと、かなりイメージが狂ってきてしまいますね。
 日本では平成12年の統計ですが、新規結核病患者が39,384人、死亡者が2,650人で結核死亡率2.1ということです。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03-07/k03 …

 確かに怖い病気ですね。
 でも、これは数十年かけてじわじわ増えてきた結果こうなっているわけですが、新型インフルエンザなら流行が始まって数ヶ月もあれば、この程度の数字は軽くクリアしてしまう可能性があるわけです。
 結核の他にも怖い伝染病はたくさんあるのですが、新型インフルエンザはそらの中でもエース級の伝染病なのは確かです。恐れていたより"たいしたことはなさそう"だからといって、軽視してしまって良い状況ではないと思います。
(そもそも、その"恐れていたモノ"がほとんどあり得そうにないくらい極端なモノだったので拍子抜けしてしまっている感がなきにしもあらず)

この回答への補足

この質問をしてから6ヶ月になろうとしています。

昨日の日本経済新聞の社説で
「これまでの感染者数は約600万人で、約60人が亡くなった。致死率は10万分の1で、単純な比較はできないものの、季節性インフルエンザ(2千分の1程度)より低い。」と出ていました。
つまり0.001%で私が春に質問した0.005%よりさらに低いようです。
Jagar39 先生、皆様方これはどう理解したらよいのですか。
今後ワクチン接種が増えて行くとさらに致死率が減るように思いますが。
なぜここまで世の中騒いでいるのか私には理解できません。

補足日時:2009/11/20 16:50
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 獣医師でウイルスに専門知識を有する者です。



 まず、各国の感染者数と死亡者数の数字から致死率を求めることは適切ではありません。新型は遺伝子検査まで実施しないと確定できないため、どの国でも感染者・死亡者の数は「氷山の一角」ですから。
 なので各国の感染者数・死亡者数の数字は、その国の「診断能力」によって左右されます。それと行政対応としてどこまで検査するか、という診断体制ですね。

 例えば日本でも、既に蔓延してしまっていると考えられる神戸市では、疑わしい症例についても全例は遺伝子検査をしない、という体制に移行しました。ですから神戸市では今後、感染者数はたいして増加しないことになりますが、それが真実ではないことは判りきっています。
 死亡者も、典型症例でなければ見逃してしまうこともあるでしょう。

 国によっては、最初から神戸市のような抽出検査体制を取っている国(そのような体制しか取れない国)もありますし、全例検査するつもりでも取りこぼしが多い国もあるでしょう。

 ということで、統計数字から致死率を求めることは適切ではない、ということです。

 この新型の致死率はロンドン大学等が算出していますが、現在のところ0.4%という数字が出ています。季節性インフルエンザの致死率は、数字の取り方によっていろいろあるのですが、0.02%という数字もあり、これと比較すると20倍ということになります。
 ちなみに0.1%という致死率は超過死亡概念を含んだ数字だと思うのですが、それだと新型インフルエンザはまだそこまで求められるほど症例が出ていないので、「純粋な」インフルエンザによる死亡、ということでの統計なら、季節性インフルエンザの致死率は0.02%程度になるかと思います。
 ロンドン大学から出ている新型の0.4%という数字も、超過死亡概念は含んでいない数字のはずです。

 この数字、これからどんどん変わる可能性はもちろんありますが、今のところはこれが最も信頼が置ける致死率の予想、ということになります(言い換えれば、これがまだしも一番マシ、ということですが)。

 強毒性、という言葉についてはちょっとウイルス学を勉強した方でないと言葉の定義の問題で混乱すると思います。

 スペイン風邪は「弱毒型」です。今回の新型も「弱毒型」であり、これが「強毒型」に変異することはありません。ここは"絶対に"と言い切っても良いほどの確度で、です。
 ただ、「強毒変異」する可能性は十分あります。スペイン風邪も「弱毒型」でしたが「強毒変異」しています。

 つまり、「強毒型」とか「弱毒型」というのは、ウイルスのHA(ヘマグルチニン)という蛋白質の性質によって分類している、いわば「ウイルスの型別」に過ぎません。強毒型であってもヒトに感染しないウイルス、感染してもほとんど症状を示さないウイルスは実例もたくさんあります。
 強毒変異、という場合は「強毒型への変異」という意味で使われることも多々ありますが、TV番組などで識者がこれを言う場合は、「病原性が強くなる方向に変異すること」を意味しています。
 なので「弱毒型」のまま「強毒変異」する可能性はおおいにありますし、その実例もあります。また、「強毒型」より致死率が高い「弱毒型」もあり得るわけです。

 それと、これらの変異には豚も鶏も特に必要ありません。
 鶏や豚を介して、というのは「元々鳥のウイルスであるインフルエンザがヒト型になる」際に起きることです。
 つまり、「鳥や豚」を介した結果、現在の新型インフルエンザウイルスが誕生したわけです。

 強毒型はH5とH7の2つの亜型に限られていますから、H1である今回の新型ウイルスが強毒型になることはありません。今回の新型が豚や鶏を介してH5になることはあり得ますが、それは今回のウイルスが変異したと言うよりは、「さらなる新型インフルエンザが誕生した」と言うべきでしょう。このことが起きるためには遺伝子組み換えが必要ですから、「強毒性H5」が出現したとしても、現在のウイルスの遺伝子は断片しか残っていないでしょうから。

 なので「強毒型に変異する」心配はまずないのですが、「強毒変異」すなわち現在の弱毒型のままで病原性が強くなる懸念はあります。
 ただし、この変異には豚や鶏の介在は特に必要ではありません。ヒト→ヒト感染を繰り返す中で強毒変異する懸念がある、ということです。

 スペイン風邪は約2%の致死率でした。弱毒型でもこのくらいの致死率に達した実例がある、ということです。

この回答への補足

Jagar39さんいつも丁寧な回答、解説ありがとうございます

死亡率0.4%というのは聞いていましたが、私が言いたかったことは
ダニエル・ジャーニガン医師の計算において米国の死者5人という事実の上で10万人位が感染していると計算されていることです。
つまり0.005%程度の死亡率と捉えられていることです。
これはどう理解すれば良いんでしょう。

一方、結核ですと資料によると
『世界では、総人口の約3分の1(20億人)が結核に感染しており、毎年800万人が新たに発病し、200万人が命を落としています。
日本では死亡する人は毎年2328人にものぼり、死亡率は1.8%になる。』
世界では毎年200万人で25%の致死率
これを知って愕然としました。後進国においては毎年パンデミックもどきが起こっているのですね。
一応対処薬のある結核ですら日本の死亡率は1.8%ある結核。
第2波でどうなるかは別として、現在の時点においては諸外国に比べて日本は騒ぎすぎではないでしょうか。
もっと怖い病気は幾らでもありそうです。

余談ですが38℃を超えても医者に行かない人はたくさんいます。薬局が繁盛してますものね。
私もそのくちで、幸運にも成人してから風邪で(インフルエンザもかかっていたかと思います)が医院にいったことはこの50年間一度もありません。保険の充実していない後進国ならなおのことでしょう。メキシコなら数百万人以上罹患していたとしても不思議ではないでしょうね。

補足日時:2009/05/26 15:18
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健康ですぐ病院にいける人にとっては恐れることは無いと思いますよ。


問題はワクチンが無いため、広がることをとめないと、すぐに病院にいけないような国や、健康で無い人にもかかり、その方々がしにいたる可能性があるからです。
また、豚や鳥と近接して生活している地域に及べば強毒性に変異することがあります。
そうなると死亡率がスペイン風邪並みになる可能性があります。

現在のところは季節性ほど蔓延していないので実害が少ないですね。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-rpd/ …
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 先日テレビのニュースで死亡率は0.4%程度で通常のインフルエンザよりも若干死亡率が高い、と言っていたように思います。



 どのように計算したかは分かりませんが確か厚生労働省からの発表だったかな。ご参考までに。
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