安物の靴と安物の時計で高級ホテルに行くと？

いろいろなところで、「ホテルの人なんかは、まず靴と時計を見る」なんて聞きますけど、高級ホテルなんかに安物の靴＆時計で行くと待遇に何か違いがあるんでしょうか？

No.4 ベストアンサー 回答者： kenaoki 回答日時： 2009/05/26 13:20

　ニューヨークから失礼します。

　気分良くない話ですが、残念ながらこうしたこと、つまり待遇という
よりは、応対の違いは日本以外では”当たり前”のことであって、
日本においても、もはや全くないとは言いきれないことです...。
日本人の多くは、現代の世の中、人間皆平等と思っている人がまだ
多いことと思いますが、それは、あくまでも”法の下の平等”で
あって、決して”結果の平等”を意味しているわけではありません。
　”自由で平等の国アメリカ”の意義とは、機会均等、つまりチャンス
と権利を誰にでも等しく与え、認めるということと、そうした意味に
おいての人間の平等を謳っているのであって、日本人が考えている
人間皆平等を意味しているわけでは決してないのです。
　アメリカ人は誰もはっきりと言いませんが、結果が平等な世の中など
ありえないことは誰もわかりきっていることです。
　それでもアメリカという国には、希望してこの国の国民となる人が、
今でも世界で一番多い国でもあるのです。その理由は、日本以外の
世界が、国が、未だに”階級”という、生まれながらの身分の違いが
はっきり残っているためなのです。アメリカという国は、不幸にして
そうした差別のある国、自由のない社会に生まれてしまった人達に
対して、文字通りのセカンドチャンス、人生の逆転打を打たせてくれる
チャンスを与えてくれる社会であるが故に魅力があるのです。
　だからこそ、アメリカに移民した人達の多くが、最終的に人に
雇われる道ではなく、起業を選ぶのです。自分の雇用を安定させる
一番の方法は、自分で自分を雇うことなのですが、日本はまだまだ
そういう社会にはなっていないようです。
　日本は、国というより、もはや”日本という世界”となっています。
外国に住んでみなければわからないことは、山ほどありますが、今回
のような御質問も正にそのひとつです。何度も外国にマ光で出かけて
みたってこうした世界の”闇”の部分については、決して日本人には
理解出来ません。なぜなら”日本という世界”こそ人類が築き上げた
最も自由、最も結果平等な社会なのであって、その”御目出度い世界”
にどっぷりと浸かってしまっているからです。
　さて、何を持って”高級ホテル”と定義するかは、非常にあいまい
ですが、（私自身は決してそのようなホテルへ泊まる身分では
ありません。）が、ヨーロッパでは、貴族という人達が現実に存在し、
彼らを貴族たらしめているのは、まずは服装であり、そして
立ち居振る舞い、さらに言葉（単語、発音、イントネーション）等、
トータルな意味での”人間性の高さ”なのです。日本で
”ヨーロッパの高級ホテル”と呼ばれているホテルの多くは、
そうした特別な階級の人達向けに創られ、運営されてきたものなの
であって、日本の”高級ホテル”は、そのような歴史や文化をあまり
知らず、うわっつらだけで”高級”と言っている部分があるのです。　
　欧州の貴族と日本の貴族が大きく異なる部分は、欧州の貴族の多く
に軍隊経験があることです。（戦前の日本に一部そのような部分は
ありましたが）例えば、英国のチャールス皇太子は、海軍の軍人として
従軍、自らヘリコプターを操縦し、潜水艦にも長期に渡って乗り込み
ました。アンドリュー王子もフォークランド紛争の際には、ごく普通
に出撃しています。彼ら貴族は、いざ国難となれば命の危険を顧みず、
真っ先に戦場へ駆けつけ、自国の軍隊の指揮を執る立場の人達で
あったのです。当然死者もたくさん出ました。英国の国力が第一次
世界大戦以降目に見えて落ちたのは、ケンブリッジやオックスフォード
大学を卒業した優秀な貴族階級の青年の多くが戦死してしまったから
だとも言われていますが、事実です。だからこそ国民の多くから尊敬
の念を受け、特別な立場でいられたわけです。
　勿論、貴族だからといって、ホテル等公の場で度を過ぎたマネを
すれば、たたき出されることだってあるのです。
　ロンドンやローマの、やや上にランクされるホテルのレセプション
で、私もまずは靴を見られ、そしてその後ホテルマンの目線が上着の
肩や袖口に行ったのを経験したことがあります。靴についてはその
製法、皮の質等、ちょっと勉強すれば誰にでもわかりますし、服に
ついては全体のフィット具合、またボタンホール等のディテイル、
袖口のボタンが開け閉めが出来る仕様になっているのか等、
有名ブランドかどうかなどは関係なく、モノの作りそのものや、仕様
のチェックによる確認が彼らには当たり前なのです。寧ろ、誰にでも
知られている有名ブランドは、アメリカや、最近ではロシアの成金に
間違われる可能性も否定出来ません。
　そのようにして”客の素性”を確認するのです。
　日本のホテルマンのレベルは、そこまでは到底いってはおらず、
精々御客様が身に着けているものが有名ブランドなのかどうか、その
名前を知っているかどうかによって御客様が御金を持っているのか、
判断する程度だと思いますが、そうした意味においては、フェラガモ
レベルの金額の靴や、ブライトリングの時計であれば充分、だと
言えるかと思います。ただ最近は、質の良いジャケットを着用している
かどうか、ということも、日本のホテルマンの判断基準に加わって
きているという話ですが、いずれにせよ、愉快な話ではありませんが、
もしそう感じられるのであれば、ここはさっと割り切って、そうした
場所には必要が無い限り近づかないようにすることも対処法の
ひとつでしょう。

この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。

はい、近づきません。（笑）
近づきませんが知識として知っておきたかったもので・・
いろいろ勉強になりました。

お礼日時：2009/05/27 09:14

No.5 回答者： kaori8585 回答日時： 2009/06/06 05:31

最近でこそ、あまりホテルもうるさくいわなくなってきている傾向がありますが、やはりTPOをわきまえるということはとても大事なことですね。

以前母がホテルについてすぐにお食事だったので慌てて着替えをし、ネックレスを着けずにレストランへ行ってしまった際、入り口で止められて、ネックレスがブローチを着用してください。と言われ、慌てたと話していました。
その場にあった身だしなみということはとっても大事なことです。
ホテルの人たちに言われるのでなく、自分で配慮できるようになりたいですね。

余談ですが、私も人と出会ったとき一番に靴を見ます。
目立たないところですが、実は一番その方の人柄が出てる気がするからです。それと、その場に挑む気持ちが表れていますから。。。(#^.^#)

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ネックレスかブローチがないと止められること自体、初めて知りました。

私も何気なく靴をみてしまう事がありますが、目が肥えてないので良いものかどうかは分かりませんね。手入れがされてるかどうかが問題だと思いますが。

お礼日時：2009/06/08 09:08

No.3 回答者： yuyuyunn 回答日時： 2009/05/24 01:19

こんばんは

そうですね
宿泊とかですと、前払いでと全額お願いされることもあるらしいですし
レストランで高級なワインリストを見せてもらえないこともあると思います
いいホテルにはそれなりにふさわしいお客様、と言うことですね
お客様もホテルの一部（看板）と言う感じです

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

あ～、支払い能力を疑われるってことですか・・シビアですね。
下にも書きましたけど、案内される席は違うって話は聞きました。

う～ん、新たな疑問が・・
靴にしても時計にしてもどれくらいのレベルならいいんでしょうかね～。
フェラガモ（くらいの値段）の靴にブライトリングの時計でもいいんでしょうかね～。どっかに提示しといてくれれば助かりますね（笑）

お礼日時：2009/05/24 11:24

No.2 回答者： bakakyoudai 回答日時： 2009/05/23 23:09

これから書くのは、どちらかというと超高級ホテルでの話です。

ちょっと頑張れば泊まれるかな、というレベルの高級ホテルでしたら、そんな事はないと思います。

自分が感じる限りでは、おおいに違います。
ただし、待遇ではなく態度や扱いと言うべきかもしれません。

身なりのきれいなお金持ち（靴も時計も高級品）と私（靴は安物・時計はなし）が、ホテルマンに同じお願いを別々にした時
前者にはこれ以上ないほどの笑顔で即座に対応していましたが、私のときは事務的に淡々と対応されました。

私はその場にふさわしい身なり・振る舞いになるよう努力したつもりでしたが、今思えば明らかに場違いでした。
ホテル側にも空気感を壊してしまって申し訳なかったと思います。

高級ホテルはマナー的にも、雰囲気に合わない身なりで行ってはいけません。
安物はともかく、しわしわやごみだらけの服、バッグや旅行かばんなど小物だけ変だったり、
キャバ嬢・ホストのようなド派手な格好もよくありません。
従業員もそのホテルの看板と誇りを持っていますから、
あまりホテルにふさわしくないお客さんは来て欲しくないというのが本音でしょう。
ふさわしくないお客さんが来てしまうと、常連やVIPの人のホテルに対する印象も悪くなります。

また、上着を預かってもらうときに、必ず首のタグを見られます。
これは従業員の仕様みたいなもののようですね。

まずはそのホテルにふさわしい身なりで行くこと。
そしてそれを守った上で一番大切な事は、堂々としていることだと思います。
こちらは何といってもお客様ですし、あまり向こうの顔色ばかり見ていると、せっかくのホテルライフを満喫できませんから。
長文申し訳ございませんでした。

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
態度や扱いですか・・
ちょっと思いだしたんですが、相応しくない身なりをしているとレストランなんかでは厨房近くの死角になるような席へ案内されると聞いたことがあります。

ふさわしい身なりで行かないといけないんですね。
これから気をつけます。といっても、そういうホテルへ行くことがあるだろうか？（笑）

スーツのタグまで見られますか・・
いや～気抜けないですね。
どんなブランドならＯＫなのかさえ分からないですけどね。
１０万円くらいで買える海外ブランドのスーツでも「ケッ！」と思われるんですかね。

お礼日時：2009/05/24 11:18

No.1 回答者： narara2008 回答日時： 2009/05/23 22:20

＞待遇に何か違いがあるんでしょうか？

特別な人・・・を除けば普通の扱いのはずです。
よほど、へんてこりんな格好をしていない限りは
普通の扱いのはずです。

この回答へのお礼

迅速な回答ありがとうございます。

普通の扱いをしてくれるのに、靴と時計を見てどうするんでしょうね～。
ほくそ笑むだけですかね。

お礼日時：2009/05/23 22:25