宗教は妥協の歴史というふうに聞いたことがあります。キリスト教、イスラーム、仏教、神道、ヒンディー教などの規模の大きな、または日本の宗教で、自らの教義に反したことには例えばどのようなものがあるのでしょうか?

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A 回答 (5件)

日本仏教は妥協の歴史そのものですね。



分かりやすいところから…

仏教では人は亡くなると49日で輪廻転生します(これを満中陰といいます)。つまり人間の時に悟りを得なければ生まれ変わって修行を続けるのですね。

だから三回忌やお盆の迎え火送り火、位牌仏壇さらには墓など本来の教義からみれば「ナンセンス」「でたらめ」の一言です。これらはみな儒教でいる「祖先祭祀」「魂魄の招魂招来」儀式です。仏教では死者の亡き骸に宗教的意味はなくそれを記念する(またお参りの対象とする)教義は本来ないものです。あるとすればこの根強い霊魂観に迎合した金銭目的(は隠されていますが)の儀礼を「でっち上げた」だけの話です。

上記のものは東北アジア人が持つ死生観を取り込んだ「儒教」の教えから来るものです。儒教の宗教性は、その冠昏喪祭儀礼を自分の家で取り行うのが本来のために表面に出ることはありませんが、日本人の心性の奥深くにある死生観であるために、仏教や他の宗教(外来宗教であるキリスト教など)の教えでは変更出来ないほど深く根深いものになっています。

日本仏教はそういった日本人の霊魂観に迎合し儀式をこしらえ、現在の葬式宗教になり果てています。

一度「儒教」の宗教性について調べてみるといいですよ。(「礼敎性」については今回の質問に応える要素はないようです)
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聖書には、イエスの言葉としてはっきりと「自分の父以外を拝むな」と書いてあります。

でも、キリスト教のカソリックではイエスの母マリアやセイントに祈ることを認めています。

また、聖書で偶像を拝むなと書いてあるにも拘らず、カソリックではマリア像やセイント像を拝んでいます。プロテスタントでは、マリア像やセイント像は拝みませんが、十字架という偶像を拝む会派がほとんどです。そこで、聖書の教義に徹底的に従おうと言う、あるプトテスタントの会派では、教会の尖塔にも、また内部にも十字架を飾っておりません。そのような教会を私はアメリカでときどき見かけた経験がありますので、余り珍しい会派ではないのでしょう。

イスラム教徒は、ユダヤ教とキリスト教と同じ神を拝んでおりますが、彼等は神の言葉に徹底的に従って、キリスト教徒の様に偶像崇拝はしません。従って、モスクの飾り付けには具体的な形のある物を一切避けます。そのことから、イスラム教文化では、いろいろな抽象的な形の繰り返しによるモザイク芸術が高度に進歩しました。
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この回答へのお礼

No.2の補足に対する回答ですね。ありがとうございます。キリスト教に関する話、cyototuさんも経験があるようでスカラ、説得力があります。イスラームについては確かに偶像崇拝を禁じたせいか、あまり絵画はみられませんね。ただ例えばイランのお札にはホメイニの肖像が描かれてますが、あれはどういった解釈のもとで許されるのですか?

お礼日時:2009/05/29 19:52

簡単に考えれば、宗教がらみの戦争がそうですね。


十字軍、レコンキスタ、戦争とは違うかもしれませんが僧兵の存在、
インドとパキスタンの紛争などです。

奴隷制もそうでしょう、人種差別を土台としてますから。
ただヒンドゥー教の場合、
ヒンドゥー教の教義にカースト制(身分制度)が含まれますので、
教義には従ってることになるかもしれません。

個人レヴェルのことも含めてでしたら、
信仰を持つ人の自殺も含まれると思います。
自殺もたいていの宗教で大罪とされていますから。

新興宗教の類も含めるならそれはもう無数にありますね。
大半の宗教では金銭欲や色欲を厳に戒めているはずなのに
乱交を薦める教団があったり
多額の金銭を信者から吸い上げる教団があったり…。

宗教右派と言うのでしょうか、アメリカには
宗教的見地から中絶を赦すべからざる悪とみなす人が多数います。
彼らから見れば中絶もキリスト教の教えに反しているのでしょう。
(だったらなんで銃所持には賛成なんだ、という気はしますが)

宗教的理由による焚書は(例:『悪魔の詩』)どうでしょうね?
言論の自由を保障した宗教というのは聞いたことがありませんから、
これは違うかも。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。幅広く民衆レベルまで教えてもらえてうれしいです。このように見てみると、自らの教義に反しない宗教はないように思えてきますね。

お礼日時:2009/05/27 23:53

わかりやすい例で:


ユダヤ教, キリスト教, イスラム教は全て
「偶像崇拝禁止」
です.

この回答への補足

これらの宗教は偶像崇拝禁止に反したのですか?どういうふうに反したのでしょうか?

補足日時:2009/05/27 23:43
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今では当たり前になっていますが、江戸時代まで坊さんが(浄土真宗を除いて)結婚するなんてあり得なかった。

よその国の宗教はさておき、明治以降150年、坊さん(出家者)が妻帯するという日本仏教独特(ごく一部の小宗派で認めているところもネパールあたりにあるそうですが)の不思議な現象は、どう考えても「教義に反した」出来事でしょう。

だいたい、お上(太政官布告)で許可したから肉食妻帯が良いのだという発想自体、宗教の堕落ですよね。

私の家は曹洞宗で、ある寺の檀家です。住職自体は立派な方で尊敬していますが、その「息子」が「跡を継ぐ」ということ自体、禅宗!の教義からすればあり得ない出来事です。葬式も法事もその坊さんにお経を上げてもらっていますけれど、道元禅師の教えからいえば「葬式」を司ることも変です。

とはいえ、私は自分の寺も、曹洞宗も、もっと言えば日本仏教も批判する気はありませんし、現在の檀家を止めるつもりもありません。小難しい理屈?みたいなことを言えば、そういう辺りをアウフヘーベンしたところに日本仏教の良さがあると思っていますので。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。言われてみればお坊さんが結婚してるというのはおかしな話ですね。禅宗の話も参考になります。

お礼日時:2009/05/27 23:41

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