毛管凝縮が,バルクより低圧で凝集すること,
というのは調べてわかったのですがなぜバルクより低圧で凝集するのかがわかりません.

ネットの説明だと表面張力により蒸気圧が低くても凝集するとあるのですが,表面張力は凝集してから初めて形成されるもので,凝集する理由にはなっていないと思います.わかる方がいたらよろしくお願いします.

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A 回答 (4件)

>つまり,表面で分子レベルで水が凝集しており,毛管レベルのrにな


>るとσ/rの場合のrはものすごく小さく,表面張力が強くなり,その
>結果蒸気圧が下がり,凝集するという理解でいいでしょうか?

ちょっと違います。水の表面張力は変化しません。毛管凝縮は曲がった界面の圧力差により生じます。界面の形状が球面の一部で、水と固体の接触角がθの時
P1-P2=2σcosθ/r...(1)
です。接触角は水滴を固体の上に落としたときの水玉の水面と固体の為す角です。よって接触角が大きいものはぬれないのです。テフロンなどは丸い水滴になり、接触角は90°より大きくむしろ百数十度になります。こんなものは毛管凝縮は起きません。毛管凝縮が起こるためにはθが90°より小さいもので、なるべくゼロに近いものがよいのです。σは水の表面張力、P1は球面の内側、P2は球面の外側です。風船の張力はいわゆる表面張力とは挙動が違いますが、Imageは似ていて、凹側(内側)が圧が高く、凸側(外側)は圧が低くて表面の張力でつりあっています。

さて、気相に蒸気圧(そもそも毛管に凝縮が起こるには、そこに凝縮できる蒸気圧が必要です。)があれば、それに従って固体に物理吸着は起きます。蒸気圧vs吸着量曲線(吸着等温線といいます。)は、飽和蒸気圧下であれば際限なく上がることもありえます。梅雨時に壁がぬれたりしますね。これは吸着が凝縮に進んだものです。
もし管の内側に多分子層吸着が起こると、管の内側に薄い液相ができるのと同じで同時に内径rはじわじわと小さくなります。管の場合圧力差は
ΔP=σcosθ(1/r+1/∞)...(2)
です。(2)に書きましたように、もともと毛管圧は主曲率半径の逆数の和に界面張力を掛けたものです。(2)でrは管の半径、∞と書いたのは管の長さ方向の曲率半径で管がまっすぐならば半径∞です。
勿論程度問題で管の径が太ければ、薄い水の吸着層が出来るだけです。しかし、毛管凝縮レベルのrなら吸着が進むにつれてrは小さくなり、(2)に従ってΔPが大きくなり、さらに凝縮が進み管を水がうずめてしまうのです。

>あと,もうひとつ質問なのですが,物理吸着でwikiを調べてみたらミク
>ロ孔の場合は理解できたのですがメソ孔の場合の気体から液体への相転
>移のところがよくわからないので教えていただけますか?

Wikiの話で申せば、これまで書いてきた毛管凝縮の説明がメソ孔の話です。ここでは、やや粗視的なImageが有効で、(繰り返しになりますが)曲がった界面の両側での圧力差に基づいて議論できます。そして物理吸着が多分子層で進むとき固体表面に付く水が液相的で(凝縮に近い)、吸着する場所が径の小さい毛管内部ならば毛管凝縮に繋がって行きます。
「相転移」ということばをWikiで使っているのは、気相の水が多分子層吸着して吸着層として重なってゆく時、その層が薄層の液体の水に近い、つまり液化しているようなものだ、といっているのです。(気体の水が液体の水になる凝縮は相転移です。)

ミクロ孔は、径が直径が2nmより小さいところです。物理吸着においては分子の大きさは、たとえば水分子なら分子断面積は0.11 nm^2程度、窒素なら分子断面積は0.16 nm^2程度です。したがって、分子径という意味ではおよそ0.3-0.4 nmと評価できます。これが直径2 nmより小さい径に入るのですから、界面とかいう描象は適当ではありません。これは分子と個体表面のあいだの力について別の計算をして決めるもので、分子は固体内の空孔に分子として充填されていくものです。これはいわゆる毛管凝縮ではありませんね。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答をありがとうござます.
おかげで理解することができました.

お礼日時:2009/05/27 20:05

>なぜ凝集したものと平衡状態になるのか教えていただけますか?


哲学的な答えになってしまいますが、科学では「可能性のあるもの」は全て起こりうるのです。
その結果エネルギー的に有利な物は安定に存在し、不利な物は時間と共に消失し、充分長い時間の後に到達する「平衡状態」では安定度によって分配されてしまいます。
ある温度におけるボルツマン分布などが良い例です。
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この回答へのお礼

おっしゃっていることの意味はわかりますが,それは毛管凝縮に限らない一般論で,毛管凝縮の場合どういう過程を経て平衡状態にいたるのか具体的に教えていただけますか?

お礼日時:2009/05/27 00:34

物理吸着という現象があります。

van der Waals力などで進行し、多分子層吸着が起こり、これは凝縮に近いものです。
仮に両端が開いた管でも内側に多分子層吸着吸着が進行します。管の半径がrとするとその界面の主曲率半径は、rと∞になります。円筒形に曲がった面に多分子層吸着から凝縮しつつある水側は気相より圧力差、(水の表面張力をσとして)
ΔP=σ(1/r+1/∞)=σ/r
だけ低い圧になります。そして多分子層吸着が進むほどrが小さくなって行きますのでより凝縮がおきやすくなります。これにより管に速やかに水がつまり、今度は両端での主曲率半径は二つともrになり
ΔP=2σ/r(接触角をゼロとしています。)
となってバランスします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます.
だいぶ理解できました.
つまり,表面で分子レベルで水が凝集しており,毛管レベルのrになるとσ/rの場合のrはものすごく小さく,表面張力が強くなり,その結果蒸気圧が下がり,凝集するという理解でいいでしょうか?


あと,もうひとつ質問なのですが,物理吸着でwikiを調べてみたらミクロ孔の場合は理解できたのですがメソ孔の場合の気体から液体への相転移のところがよくわからないので教えていただけますか?

お礼日時:2009/05/27 01:11

>表面張力は凝集してから初めて形成されるもので


平衡ですからそれで良いんです。
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この回答へのお礼

なぜ凝集したものと平衡状態になるのか教えていただけますか?

お礼日時:2009/05/26 22:02

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ガス吸着法での、毛細管凝縮理論(ケルビン式)において、相対湿度RHとケルビン半径との関係があるのですが、例えば相対湿度80%で気体吸着させた試料の重量増加から、半径50Å(断面積)以下の「細孔容積」が求まるとあるのですが、この細孔容積なる数値はどのように求められるのでしょうか?
どなたか分かる方いましたら教えてください。

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No2です。補足します。No2で書いた話は重量増が全て細孔に凝縮した、と仮定しての話です。しかしNo1さんが書かれているように重量増を齎している水の一部は細孔に凝縮しておらず、表面に吸着している可能性があります。その分を考慮した細孔分布の計算はBJH法などを勉強されるとわかると思います。

Q水分子の大きさ

水分子の大きさを知りたく、いろいろ調べていたのですが、
多くのサイトで約3×10^-10メートルとありました。
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これはファンデルワールス半径から出した値でしょうね。
分子の大きさを問題にするのならそれで良いと思います。
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液体の物質の場合に、よく沸点という言葉を使います。
物質の蒸気圧が大気圧と同じになったときに沸騰が起こります。
つまり、沸点というのは飽和蒸気圧が大気圧と同じになる温度のことを言います。
しかし、沸点以下でも蒸気圧は0ではありません。たとえば、水が蒸発するのは、常温でも水にはある程度の大きさ(おおよそ、0.02気圧程度)の蒸気圧があるためにゆっくりと気化していくためであると説明できます。
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気体の分圧は気体中の分子の数に比例しますので、空気を構成する分子の内の2%が水の分子であることを意味します。残りの98%のうちの約5分の4が窒素で、約5分の1が酸素ということになります。

ただし、上で述べたのは湿度が100%の場合であり、仮に湿度が60%だとすれば、水の蒸気圧は0.2x0.6=0.012気圧ということになります。

蒸気圧というのは、主として常温付近で一部が気体になるような物質について用いられる言葉です。

液体の物質の場合に、よく沸点という言葉を使います。
物質の蒸気圧が大気圧と同じになったときに沸騰が起こります。
つまり、沸点というのは飽和蒸気圧が大気圧と同じになる温度のことを言います。
しかし、沸点以下でも蒸気圧は0ではありません。たとえば、水が蒸発するのは、常温でも水にはある程度の大きさ(おおよそ、0.02気圧程度)の蒸気圧があるためにゆっくりと気化していくためであると説明できま...続きを読む

Qエクセルで計算すると2.43E-19などと表示される。Eとは何ですか?

よろしくお願いします。
エクセルの回帰分析をすると有意水準で2.43E-19などと表示されますが
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回帰分析でR2(決定係数)しかみていないのですが
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Aベストアンサー

★回答
・最初に『回帰分析』をここで説明するのは少し大変なので『E』のみ説明します。
・回答者 No.1 ~ No.3 さんと同じく『指数表記』の『Exponent』ですよ。
・『指数』って分かりますか?
・10→1.0E+1(1.0×10の1乗)→×10倍
・100→1.0E+2(1.0×10の2乗)→×100倍
・1000→1.0E+3(1.0×10の3乗)→×1000倍
・0.1→1.0E-1(1.0×1/10の1乗)→×1/10倍→÷10
・0.01→1.0E-2(1.0×1/10の2乗)→×1/100倍→÷100
・0.001→1.0E-3(1.0×1/10の3乗)→×1/1000倍→÷1000
・になります。ようするに 10 を n 乗すると元の数字になるための指数表記のことですよ。
・よって、『2.43E-19』とは?
 2.43×1/(10の19乗)で、
 2.43×1/10000000000000000000となり、
 2.43×0.0000000000000000001だから、
 0.000000000000000000243という数値を意味します。

補足:
・E+数値は 10、100、1000 という大きい数を表します。
・E-数値は 0.1、0.01、0.001 という小さい数を表します。
・数学では『2.43×10』の次に、小さい数字で上に『19』と表示します。→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E6%95%B0%E8%A1%A8%E8%A8%98
・最後に『回帰分析』とは何?下の『参考URL』をどうぞ。→『数学』カテゴリで質問してみては?

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E5%B8%B0%E5%88%86%E6%9E%90

★回答
・最初に『回帰分析』をここで説明するのは少し大変なので『E』のみ説明します。
・回答者 No.1 ~ No.3 さんと同じく『指数表記』の『Exponent』ですよ。
・『指数』って分かりますか?
・10→1.0E+1(1.0×10の1乗)→×10倍
・100→1.0E+2(1.0×10の2乗)→×100倍
・1000→1.0E+3(1.0×10の3乗)→×1000倍
・0.1→1.0E-1(1.0×1/10の1乗)→×1/10倍→÷10
・0.01→1.0E-2(1.0×1/10の2乗)→×1/100倍→÷100
・0.001→1.0E-3(1.0×1/10の3乗)→×1/1000倍→÷1000
・になります。ようするに 10 を n 乗すると元の数字になるた...続きを読む

Q吸着の温度

吸着という現象を勉強しているのですが解らないことがあり質問させていただきます。
参考書を読むと液体窒素温度で測定した際の理論が多くのっています(というか殆どですね)、液体窒素温度で測定したときは吸着量自体も多いのですが25℃とかの常温にすると殆ど吸着してくれません。これは何故なのでしょうか?周囲の人に聞いたところ分子が活性化するためと言われましたが、活性化すると何故吸着しないのですか?
また、同じ理由なのかもしれませんが、液体窒素温度でHeが吸着しない理由も教えてください。

基本的過ぎるためか、WEBサイトを探してみてもうまくヒットしません。申し訳ありませんがご教授ください。
(基本的なことが記載されているサイト等をご存知でしたらそれも教えてください)

Aベストアンサー

> 液体窒素温度で測定した際の理論が多くのっています

理論に温度が何度であるかははとくに関係ありません.なので,読み方が何かおかしいと思われます.

液体窒素温度での窒素吸着は広く行われますが,それは窒素の物理吸着を測るためです.物理吸着というのは,基本的には凝縮,つまり気体が液化する現象ですから,その圧力での沸点以上ではおこりようがありません.液体窒素温度では 1 atm の窒素が凝縮平衡(気液平衡,つまり気体と液体が共存できる)になります.この温度でこれより低い圧力では本当はすべて気体になるはずですが,固体の表面ではある程度の量は凝縮して(液体といえるかどうかは議論の余地がある)存在できるというのが物理吸着の本質です.
本質的に気体の液化現象なので,温度が高ければ液化しにくい,それは分子運動が激しくなるからだ,という基本理解は必要でしょう.

窒素を液体窒素温度で吸着させるのであれば,1 atm で吸着量∞になるはずであり(液化がおこる),それ以下の圧力では有限の吸着量が得られるわけです.温度を上げればより高圧にしなければ同じ吸着量は得られません.逆に温度を下げれば同じ圧力でも吸着量は増えます.このことから,(常圧での)沸点をはるかに超えた温度では,圧力をよほど上げなければ吸着はおこりません.

ただし.常温では窒素は圧力をいくら上げても液化しません(超臨界状態).なので,常温での窒素吸着は,たとえ高圧にしても BET 型の挙動にはならないでしょう.He は確認していませんが,77K でも超臨界状態のような気がします.

> 液体窒素温度で測定した際の理論が多くのっています

理論に温度が何度であるかははとくに関係ありません.なので,読み方が何かおかしいと思われます.

液体窒素温度での窒素吸着は広く行われますが,それは窒素の物理吸着を測るためです.物理吸着というのは,基本的には凝縮,つまり気体が液化する現象ですから,その圧力での沸点以上ではおこりようがありません.液体窒素温度では 1 atm の窒素が凝縮平衡(気液平衡,つまり気体と液体が共存できる)になります.この温度でこれより低い圧力では本当はす...続きを読む

Q毛管現象が起きる理由が理解出来ません

毛管現象について質問致します、宜しくお願い致します。

毛管現象ついて調べてみると、以下のような説明でした。

1.表面張力によって液面は縮まろうとする方向に力が加わり、
2.壁面付近の傾きをもった液面が縮まろうとして水面を持ち上げる。
 この時、液体の上昇する力は壁面付近の表面張力の垂直成分に等しい。

というのは何となく理解出来たのですが、

3.上の二つの力と持ち上げた液体の重さが釣り合うまで液面は上昇する。
という意味が理解出来ません。

2の時点で、「二つの力と持ち上げた液体の重さは既に釣合っている」のではないでしょうか。
「液面が更に上昇する」仕組みが理解出来ません。
以上、宜しくお願いします。

Aベストアンサー

液面が「更に上昇する」のは、乾いたこよりを水面に浸けてからしばらくの間のことです。
上昇しきって「つり合って」から、更に上昇するとはどこにも書かれていません。
「つり合うまで上昇する」んです。

Q波長(nm)をエネルギー(ev)に変換する式は?

波長(nm)をエネルギー(ev)に変換する式を知っていたら是非とも教えて欲しいのですが。
どうぞよろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

No1 の回答の式より
 E = hc/λ[J]
   = hc/eλ[eV]
となります。
波長が nm 単位なら E = hc×10^9/eλ です。
あとは、
 h = 6.626*10^-34[J・s]
 e = 1.602*10^-19[C]
 c = 2.998*10^8[m/s]
などの値より、
 E≒1240/λ[eV]
となります。

>例えば540nmでは2.33eVになると論文には書いてあるのですが
>合っているのでしょうか?
λに 540[nm] を代入すると
 E = 1240/540 = 2.30[eV]
でちょっとずれてます。
式はあっているはずです。

Q脱イオン水、MilliQ、蒸留水 の違いを教えて下さい

こんにちは。お世話になります。

バイオ、生化学系の実験に従事しているものですが「水」について教えて下さい。

水道水、脱イオン水、MilliQ、蒸留水(二段蒸留水)、超純水の違いを教えて下さい。
お互いの関係などありましたら(○○を~すると△△になる等)教えていただけると
わかりやすいかもしれません。

また、実験内容によってはエンドトキシンを気にする実験もありますが、エンドトキシンフリーの水を使う場合はどれを選べばよいのでしょうか?
動物細胞培養用に使う場合はどの水を選べばよいのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

pinokoBBさん、こんにちは。

バイオ・生化学関係に用いられる水は水道水をプレフィルターを通し、イオン交換・蒸留・逆浸透法、限外濾過などを複数回組み合わせて生成します。

プレフィルターは鉄さびや大き目のゴミを取り除くに用います。

イオン交換法は酸性・強アルカリ性の樹脂を通し、イオン化合物を除く方法でこれを行った水がイオン交換水(脱イオン水)です。水の純度の評価には比抵抗を用いますが、およそ数百kΩ・cmの水が得られます。この段階で除けるのはイオン化合物だけで有機物・微生物は除けません。

蒸留法は水を蒸留することで不純物を除く方法です。イオン交換法と組み合わせて2回蒸留することが一般的です。一般的な2次蒸留水の比抵抗は数MΩ・cmでバイオ・生化学関係には十分な純度です。動物培養細胞にも使用可能です。エンドトキシンも完全にフリーとまではいかないけれどもある程度の除去はできています。蒸留法は多くの不純物を除去可能ですが100度付近の沸点を持つ物質は除けません。

逆浸透法は半透膜に圧力をかけて精製する方法です。

限外濾過法は限外濾過膜を通す方法です。孔径は半透膜が数十nmに対し、限外濾過膜は数nmです。それゆえ、数kDa以上の分子であれば、限外濾過法で除けますので、エンドトキシンやRNaseなども除去できます。本当にエンドトキシンフリーな水が必要でしたら限外濾過法を行った水が必須です。ただ、普通のCOSとかHEKとかの動物細胞培養でしたら2次蒸留水でも十分です。蛍光検出用のマイクロアレイなんかは限外濾過水が必須なようです。

超純水は十数MΩ・cmの水のことです。MilliQはミリポア社の超純水装置を用いて作った水で比抵抗は15MΩ・cm以上と高純度の水です。MilliQに関してはイオン交換樹脂を通し、逆浸透法、限外濾過法を用いて精製しているようです。

>また、実験内容によってはエンドトキシンを気にする実験もありますが、エンドトキシンフリーの水を使う場合はどれを選べばよいのでしょうか?
これに関しては上で書いたように限外濾過膜で精製した水です。MilliQが当てはまるでしょう。(超純水も一般的には限外濾過をしているのでこれも当てはまりますかね。)

>動物細胞培養用に使う場合はどの水を選べばよいのでしょうか?
これは、2次蒸留水以上の純度があれば十分です。2次蒸留水、MilliQ水、超純水が使用できます。

ただ、水関係の装置は日頃のメンテナンスが重要でイオン交換樹脂とか水を貯めるタンク、蛇口に汚染がないかは確認する必要があります。

実験書には必ずはじめのほうに書いてあることですので、pinokoBBさん自身でなにか実験書をご参照ください。

pinokoBBさん、こんにちは。

バイオ・生化学関係に用いられる水は水道水をプレフィルターを通し、イオン交換・蒸留・逆浸透法、限外濾過などを複数回組み合わせて生成します。

プレフィルターは鉄さびや大き目のゴミを取り除くに用います。

イオン交換法は酸性・強アルカリ性の樹脂を通し、イオン化合物を除く方法でこれを行った水がイオン交換水(脱イオン水)です。水の純度の評価には比抵抗を用いますが、およそ数百kΩ・cmの水が得られます。この段階で除けるのはイオン化合物だけで有機物・微生物は...続きを読む

Qエクセル、散布図でデータの一部のみの近似直線を書きたい

(1、5)、(2,8)、(3、16)、(4、25)、(5、37)というグラフをかきました。
ここでグラフのプロットは全てのデータについて表示されたままで、(3、16)、(4、25)、(5、37)だけについての近似直線を描き、式やR2値を表す方法は無いものでしょうか。
(1、5)、(2,8)というデータを消せば目的の式は得られるのですが、(1、5)、(2,8)というプロットをグラフに残したままにしたいのです。
どうぞよい知恵をお貸し下さい。

Aベストアンサー

1系列の一部のデータ範囲を対象に近似曲線を引くことは出来ないように思えます。便宜的な方法として以下が考えられます。お試しください。

■グラフの一部に近似曲線を追加する

全てのデータ範囲を選択する
|グラフウィザード 2/4 「グラフの元データ」|系列タブ|
系列1
 すでに全てのデータ範囲が対象となっている
系列2
 |追加|
 「Xの値」のボタンを押して後半のX値のセル範囲を選択する
 「Yの値」のボタンを押して後半のY値のセル範囲を選択する
グラフが作成される
全てのデータ範囲(系列1)と後半のデータ範囲(系列2)は重なっている
系列2へ近似曲線を追加する
 グラフ上、後半のデータ範囲の1要素を右クリック
 |近似曲線の追加|
 パターン・種類・オプションを指定する

■検討事項

・凡例・マーカー
無指定で系列に「系列1」・「系列2」という名前が付きます。同じ名前にすることは出来るようですが、系列2のみを消すことは出来ないようです。系列名の色を白にして見えなくする、プロットエリアのマーカーも二系列を同色とする、など考えられます。

・近似線
私は近似曲線のオプションに詳しくありませんが、全てのデータ範囲に対する近似線を引いたとして、後半のデータ範囲に対する近似線と重ならない(同形ではない)と思います。

1系列の一部のデータ範囲を対象に近似曲線を引くことは出来ないように思えます。便宜的な方法として以下が考えられます。お試しください。

■グラフの一部に近似曲線を追加する

全てのデータ範囲を選択する
|グラフウィザード 2/4 「グラフの元データ」|系列タブ|
系列1
 すでに全てのデータ範囲が対象となっている
系列2
 |追加|
 「Xの値」のボタンを押して後半のX値のセル範囲を選択する
 「Yの値」のボタンを押して後半のY値のセル範囲を選択する
グラフが作成される
全てのデ...続きを読む

QXPS(ESCA):Ga2p1/2,3/2、この1/2,3/2とは?

こんにちは、XPSに関して質問があります。

pやd軌道からのピークになると、1/2,3/2といった
添え字がつき、ピークも比較的近接した二つに分離されています。
この1/2や、3/2って一体なんなのでしょう?
d軌道やf軌道になると、5/2,7/2といったふうに分子が
大きいものまであるようですが、どういう意味を持っている
のか分かりません。
電子のスピンと関係があるのでしょうか?
分からずに困っています。ご教授宜しくお願いします。

Aベストアンサー

#1ですが、まだ締め切られていないようなので。

スピン・軌道相互作用についてわかりやすく(というか古典的に)説明してみようと思います。(教科書に書いてあったのを引用するだけです。正確には相対論的量子論とかディラック方程式が必要になるようです。)

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1735309
で薦めた「スピンはめぐる」という本にもたしか書いてありました。

まず軌道角運動量とスピン角運動量ですが、軌道角運動量は、その角運動量で電子は原子核の周りを回っていると例えられます。電子から見れば原子核が回っているように見えますが、ビオサバールの法則により磁場ができます。

一方、スピン角運動量とは電子の自転の角運動量に例えられますが、電子というのは小さな磁石で、その磁場の向きを表します。

原子核が作った磁場(実際には電子の軌道角運動量による磁場)に対して、電子のスピンによる磁場がどちらを向くかでエネルギーが変わってくるので、そのエネルギーがスピン・軌道相互作用です。

一応ウィキペディアのURLも書いておきます。

それから、、、
> 平行と反並行で、反並行の状態が結合としては安定なので、反並行のピーク位置は、高エネルギー側に現れる訳ですね。

これは厳密には誤りですね。例えばGa2p軌道の6つの電子のエネルギーはすべて縮退していて、平行も反平行もありません。そこから電子を1つ取り出すのに、取り出し方で取り出した後の終状態のエネルギーが変わってくるのです。ややこしいですが、、、

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%B3%E8%BB%8C%E9%81%93%E7%9B%B8%E4%BA%92%E4%BD%9C%E7%94%A8

#1ですが、まだ締め切られていないようなので。

スピン・軌道相互作用についてわかりやすく(というか古典的に)説明してみようと思います。(教科書に書いてあったのを引用するだけです。正確には相対論的量子論とかディラック方程式が必要になるようです。)

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1735309
で薦めた「スピンはめぐる」という本にもたしか書いてありました。

まず軌道角運動量とスピン角運動量ですが、軌道角運動量は、その角運動量で電子は原子核の周りを回っていると例えられま...続きを読む


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