お世話になってます!!
目を通していただいてありがとうございます。

最近、北朝鮮での核実験が大きく取り上げられ騒がれていますが
冷戦時代と同じように核兵器を持つことで多国間との戦争は防げるのでしょうか??

冷戦時代を学ぶとよく"Nuclear deterrence(核抑止)"という言葉を耳にしますが
冷戦時代は本当に核兵器の保持によって戦争勃発を回避してきたのでしょうか??
また、今現在でも"Nuclear deterrence"という考えは存在するのでしょうか??
もし存在するとしたら、冷戦時代とは何か違うのでしょうか??

たくさんの質問を一度に書かせていただきましたが
たとえ一部でもご回答いただけると嬉しいです。
よろしくお願いします!!

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A 回答 (5件)

 回答する前に、核問題に関する日本の議論において決定的な欠如があることを指摘しておきます。


 まず、世界的には、核兵器の放棄(南アフリカ)の事例に関して広く理解が進んでいます。おそらく多くの日本人が核放棄した国の存在とその動機を知らない上で核抑止についての議論が行われているのが現実であることを指摘しておきます。興味がある方は南アフリカの歴史を勉強することをお勧めします。

さて、個別の質問への回答ですが
>冷戦時代と同じように核兵器を持つことで多国間との戦争は防げるのでしょうか??

 分かりません。防げる可能性もありますし、戦争を促進する効果もあります。
 国際平和の力学として核抑止論よりも大きなパワー(ソフトパワー、経済相互依存体制)が効果的に働いているとの見解もありますが、現実的には未知数です。これを簡単に回答できる人は、「知ってるつもり」の人だけでしょう。

>冷戦時代は本当に核兵器の保持によって戦争勃発を回避してきたのでしょうか??

 これも分かりません。たとえば、キューバー危機は戦争回避の事例として指摘されますが、キューバー危機に前哨戦(「暗黒の土曜日」事件)を一種の戦争と考えることも可能です。
ただし、冷戦時代は、相互緊張状態であることから、戦争回避した、ということは言えそうです。ゲーム理論のトリガー理論でも有名な話ですが。
 現実的には、核兵器だけではなく、ICBMの出現によって核によらない世界の破壊が可能な部分も考える必要があります。核兵器の脅威よりも生物・科学兵器の方が運用的にも現実的だったと言えます。(核兵器は不毛な地を作り出しますが、生物兵器は対処策があるわけで、使いやすい部分もあります)
 核兵器に目が向けられて生物・科学兵器の脅威が一般的には理解されない時代という部分では、日本の戦争論の稚拙さはよくEU諸国でも知られています。(つまり、日本の国防論は、幼稚園児レベルということです)

>今現在でも"Nuclear deterrence"という考えは存在するのでしょうか??

「ない」とは、言えないでしょう。
「ある」と言えるのは、核兵器を無力化できないからです。

>冷戦時代とは何か違うのでしょうか??

 大差ないと思います。誤解している人が多いようですが、核兵器の保有量としては、米国・ロシアが未だに支配的であって、核兵器による均衡状態はまだ継続しています。(それだけで均衡が維持されているわけではないのでしょうが)
 ただし、通常兵力という意味では、アメリカの優位性は強く、それに追随するように伸び率で中国が驚異でありえます。

 そもそも、日本の歴史教育において、米ソ対立で考える冷戦の理解が一般的ですが、世界規模でみれば、冷戦とは、WTO(ワルシャワ条約機構)とNATO対立の歴史です。ニクソンショックによって第三世界の中国によって冷戦構造の一面が崩壊した部分も政治的には大きいでしょう。
 今から20年前1989年に東欧諸国の民主化によって政治的には冷戦構造は終焉しました。
 今、冷戦構造が消え去ったという見解が多いようですが、準軍事的にはソビエトを継承したロシアは未だに核兵器・投射兵器の水準(宇宙開発も含めた)は顕在と考えるべきでしょう。
 ただし、NATOという枠組みが、ロシアの封じ込めに対して過去のように利害一致していない部分では、今後のロシアが驚異であることは明白でしょう。 
 同時に、日本では論争されていませんが、『上海機構』の今後によっては、新しい地域同盟間の冷戦が生まれる可能性は高いでしょう。

さて、少し補足
 ケネディの”相互確証破壊”(「相互認証破壊」論が一般的)が説得力を持つというのは、あまり現実的ではないと言える時代になりました。そもそも、国際政治学では、最初から評価されていませんがw
 まず、核兵器が国家兵器ではない時代だからです。テロリズムという母体・本拠地のない組織相手では、「相互認証破壊」などの恐怖がないのです。
 その部分を考えれば、本当のリアリストは国家間紛争の核兵器で考える「相互認証破壊」は過去の産物として楽観視していません。
 k99さんという方がリアリストと気取っている(気取れる)とは思いませんが、
 リアリストは現実に発生している非正規な状況に関して目をそむけません。テロリストが核兵器を保有するシナリオを世界が恐怖したのは、新時代の核兵器の脅威が現実化しそうだった・・・そのようなヒステリックが第二次湾岸戦争を起こしたのでしょう。

甚だ簡単ですが、この質問に回答する前に、質問する側の歴史知識・政治学的基礎知識が不明瞭な以上は、あまり簡単には回答できません。
もっとも、友愛などという抽象論で論じる水準でいいながら、対応できますが・・・・
 
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核は最大の破壊力を持つ、禁じ手です。


つまり、抜いてはいけない斬鉄剣のようなものです。
核があるからこそ、本格的に戦争が出来ずに、冷戦になったともいえるでしょう。
第二次世界大戦後は、核による平和とも云えると思います。

核を持つことで、外交的には国の格が上がります。
分りやすく云うと、欧米諸国に馬鹿にされず、話を聞いてもらえるようになります。
北朝鮮はそれを狙ってアピールしています。

核抑止は悪いと皆が分りつつも、未だにやめられずにいます。
世界中、矛を収められない状態です。

通常の国なら核は切り札になりますが、日本の場合は不利に働くかもしれません。唯一の被爆国ですから、この重みは外交においても本来かなりの力を発揮するはずです。逆にその被爆国が自主的に保有することは、倫理的な裏切り行為に世界中の人に映る可能性があります。勝手に落とされただけなのですが、日本はそのような役割を勝手に持たされています。

なお、日本は核を持っていませんが、世界から見るとアメリカ傘下の核保有国です。
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<参考までに>


 抑止力としての核兵器保有では、どの国がどの国に対してという状況次第で抑止力としての性格が異なります。

 北朝鮮に対してということなら、事実上「核抑止力」は存在しません。

 多くの国の場合、国民を守るために軍備を整え、核武装もその一環で、国民全員を長期間核シェルターに収容することは不可能なため、核抑止力という考え方が生まれました。
 当然、相手国も国民を守るという前提があります。

 しかし、北朝鮮の場合は当てはまりません。
 「金正日」とその側近を守るための核シェルターは完備されています。また、北朝鮮を国家として疲弊させ、北朝鮮国民を死に至らしめることに関しては、金正日政権ほど効率的にやることは他国では無理。

 金正日ほど北朝鮮国民を死に至らしめている殺している人物はいません。

 また、核抑止力とは相手と同程度の核兵器を持っていなければなりませんから、北朝鮮に対しては「原爆」レベルですが(ただし、上記の事情で抑止力にならない。)、中国・ロシア・アメリカに対しては、その1000倍も強力な水爆を持たない限り、抑止力として機能しません。
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>>冷戦時代は本当に核兵器の保持によって戦争勃発を回避してきたのでしょうか??



核を使ったとき、世界がどうなるか?と大国どうしがいちおうは考えていたので、2大大国どうしが直接に戦争することは防がれていたと思います。
代理戦争はイロイロと勃発していましたけどね。

ただ、核エネルギー解放時の知識、それが地球や宇宙に及ぼす影響については、人類は未だに十分に理解していないそうです。なので、冷戦時代、無知ゆえに地球全体を危なくするような核実験をやろうとしたとき、UFOが現れて、ミサイルから弾頭部分を持ち去るとか、核ミサイル基地のミサイル全てを操作不能にして、警告を与えていたらしいです。

>>また、今現在でも"Nuclear deterrence"という考えは存在するのでしょうか??

あると思います。

>>もし存在するとしたら、冷戦時代とは何か違うのでしょうか??

「核を使ったとき、どうかるか?」をそれなりに理性的に考えられる国、組織が核を持つなら、まだいいのですが、「使った後、どうなっても知ったこっちゃない」と考えるような国が核を持つかもしれない、いや持ってしまった」というのが現在の状況でしょうね。

90年代に、「悟りをめざす宗教団体が、拉致誘拐、脅迫、殺人などの犯罪行為をするはずがない」と思っていたとき、オウム真理教が、坂本堤弁護士一家殺害事件や松本サリン事件、仮谷さん拉致殺人事件などを経て、地下鉄サリン事件を起こしたわけですね。

常識的に「起こるはずがない」と思っていたことが、起こるかもしれないということで、北朝鮮のことを考えると、オウム真理教のことを思い出します。
あのときは、千人単位の警察官・機動隊員が迷彩服まで自衛隊から借りて教団の強制捜査を行って終結させたわけですが、同様の処置が、北朝鮮に対して、将来的に必要かな?なんて感じます。
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立場によって違うんですよね。


冷酷無比なリアリスト共は
「そりゃ相互確証破壊に至れば、少なくとも世界戦争なんて起きるわけねーじゃん」と自信を持って言うでしょう。

理想のお花畑に棲むリベラリスト共は
「いえいえ。人間の核を憎む心が使用をためらわせました。ご覧なさい、狂った軍人達は常に核攻撃をしたがっていたじゃないですか」
と焦点の合わぬ目で言い放つことでしょう。

つまり、実験ができないので、本当はどうだか判らない、ある意味言ったもん勝ちの世界な訳です。
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