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A 回答 (4件)

カルシウムの反応を調べるために金属カルシウムを生徒に渡すと


「これを食べると体にいいんでしょう。口に入れてもいいですか。」
と言う生徒が毎年いました。
TVのCMで「カルシウム一日600mg・・・」というのをよくやっていましたから。
「鉄骨飲料」というのもありました。
食塩の中に(成分元素として)含まれているナトリウムとナトリウム単体との区別が曖昧な文章もよく見かけます。このコーナーの回答の中でも見ることがあります。

「ある元素を成分として含む化合物とその元素の単体が区別できていない」、
「どこが違うか分からない」
というのが世間的には一般的なのではないでしょうか。

水素と水素の化合物である水とは全く異なる物質であるということは皆が知っていることなのに鉄と鉄の化合物、銅と銅の化合物は同じようなものだとしてしまうことが多いのはどうしてでしょう。金属元素に特有のことなのでしょうか。

イオンは化合物を作ります。
イオンは電荷を持っていますから必ず反対の符号の電荷を持ったイオンが存在しています。銅イオンだけが集まって出来た物質というのは存在しません。
銅の原子が集まって出来ている物質(単体)は金属です。
銅の化合物は金属ではありません。
電線が錆びれば電気が流れなくなります。
錆びるというのは反応して化合物に変わったということです。
金族ではない別の物質になってしまっているのです。

金族と金属元素の化合物を区別しないというのが広く見られるのは、金属を利用する場合に表面は別の物質になっていてもな中は同じだと認識している場合が多いことが理由なのかもしれません。

CuとCu^(2+)の区別を実体とは関係のない表記上のもの、従ってあまり神経質にならなくてもいいものとしている分野もあるかもしれません。
水質検査の分野の本でアンモニア性窒素の図を見るとたいていNH4になっています。NH3かNH4^(+)のどちらかしかないはずです。亜硝酸イオンのはずがNO2になっている図も多いです。
高等学校の生物部や地学部の研究発表はたいていはこの表現になっています。水質検査、公衆衛生の専門家の書いた本でそのようになっているのですから当然高校生も使います。うるさくいうのは化学が専門の人だけで、それ以外の分野では神経質に区別しなくてもいいだろうという認識が広まっているのかもしれません。困ったことです。うんざりしています。
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原子レベルの仕掛けとしては、電子の数だけが違います。


分子レベルの話としては、銅と銅イオンでは化学的な性質が違います。全く別の物質となります。
単純に考えると、水和でできるかできないかかと。
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うーん。


#1のお答え通り、と言いたいのですが、水に溶けていてもイオンでないものはたくさんあるので。
銅と銅イオンという対比をした場合には、
銅:電気的に中性で原子、ないし単体。
銅イオン:原子から一個ないし二個の電子が外れた状態で対応する陽電荷(プラス電荷)を持っている。
という事になります
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こんばんは。



ご質問文を拝見するに、あまり厳密で詳しいことを書かないほうがよいと思いましたので、
シンプルに回答します。

銅: かたまり、粉など、形が目に見える状態

銅イオン: 水溶液に溶けていて、形が見えない状態
 
です。
基本的には、銅以外の物質についても、同じことです。

ご参考になりましたら。
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