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すいませんが電車に関係している停止定位の利点と欠点を
おしえていただきたいにですがよろしくおねがいします

A 回答 (4件)

停止定位とは、通常は停止信号を現示していることを示します。

すなわち「なんらかの操作を行わない限り、列車は停止する」ことになります。

場内信号機については、場内信号機からは駅構内の扱いとなります。よって管轄は駅長になります。そして場内信号機が設けられている駅(これを停車場という)にはほぼ確実に転轍機が備え付けられています(JR東西線のように転轍機の存在しない停車場もあります)。

転轍機は列車の進路を選別する役割があります。たとえば、1番線に振ったり、2番線に振ったりです。この操作は駅の信号てこで行います。てこの定位は中立状態でどの進路も選別していない状態です。そして進路を構成するためてこを操作して転轍機を転換させます。てこが操作された状態と反位といいます。(進路確定のための操作には進路てこ式や、進路選別式、単独てこ式などがありますが、ここではそれらについての説明は省略します)

さて。

てこが操作されていない状態、すなわちてこが定位の状態では、進路が確定していません。つまり転轍機はどちらを向いているのかわからない状態です。この状態で列車がやってきたらどこに行くのかわかりません。もしかしたらとんでもない方向を向いていて正面衝突するかもしれません。なのでこの状態では列車が進入してきてはこまるわけです。

よって、てこが操作されていない状態では停止信号を現示して列車を進入させない必要があります。係員が「操作をしない限り進行を指示する信号が現示されない」わけで、これはつまり普段は停止信号を現示していることになります。これが停止定位であり、停止定位のメリットです。

逆に、進路がひとつしか存在しないような場合は毎回進路を確定させる必要がありません。ひとつしかないのですから。ひとつしかないのに停止定位にしてしまうと、毎回同一の進路を確定させ続ける必要があります。これは非常に面倒ですよね。なのでこれが停止定位のデメリットといえるかもしれません。
閉塞信号機などは転轍機が存在しないので、列車が来るたびに進路を確定させるという操作が必要がありません。よって通常は進行を指示する信号を現示(=すなわち進行定位)とし、なんらかの異常があったとき(踏切非常ボタンが押されたなど)に停止信号を現示するようにしています。


以上は、信号の現示状態に関する停止定位・進行定位です。

これに対して、運転上の取扱いで、列車が接近してきたときの現示状態をしめす、停止定位・進行定位もあります。

通常、列車を運転させる際には進行を指示する信号を現示させて運転させます。そのため、場内信号機・出発信号機などはともに、列車が接近してくるころには進行を指示する信号現示にしておく必要があります。列車が来たときに進行を指示している状態、これが進行定位の駅です。
一方、一部の駅には安全上の都合により、停止信号を現示していないといけないところがあります。たいていの場合は出発信号機が停止信号になります。つまり列車が来たら必ず停車しないといけない駅です。これを停止定位の駅といいます。停止定位にする理由は、出発信号機の先にある踏切の遮断桿が降りきるのに必要な時間を稼ぐ必要がある、連動の都合上、転轍機の転換に時間を要す、などがあります。
もちろん#3さんの回答のように、誤通過を防止する意味合いで停止定位にしている駅もあります。私鉄ではそういった取扱いをしているところが多いです。


鉄道業界では、通常の状態を定位、そうでない状態を反位と呼びます。ずっとONにしておかないといけないスイッチは入定位といいますし、普段はOFFで必要なときだけONにするようなスイッチは切定位といいます。そう考えると進行定位・停止定位についても理解はしやすいかとおもいます。
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この回答へのお礼

いつもわかりやすく回答していただいてありがとうございます
とても参考になります

お礼日時:2009/05/31 18:32

駅において、主本線(待避線でない方)の出発信号機の信号現示を通常進行にしておくのを進行定位(の駅)、通常停止にしておくのを停止定位(の駅)と言います。

(もちろん、ANo.2さんのおっしゃるように進行にするためには進路が開通していることが大前提です。)
停止定位の駅では、その駅に停まる列車に対しては列車が停まってから進行信号を現示させ、通過する列車に対しては駅に接近した時点で進行信号を現示させます。メリットとしては、停まる列車は必ず停まらないと信号が進行に変わらないため、誤通過が防止できます。(運転士が見落としてもATSがかかります。)
進行定位の駅では、その駅に停まる列車に対しても列車が入ってくる前から進行信号が現示されています。停止定位の駅ですと、手前の信号が注意信号になっているために減速して駅に進入しなければならないのですが、進行定位の駅ですとその必要がないため、高速で駅に進入して一段ブレーキで停止位置に停めることができ、時間が短縮され、スピードアップや高密度化が図れるというメリットがあります。ただ、信号に連動しているATSも進行定位ですとバックアップが効かないため、運転士が勘違いすると停まらずに行ってしまうという問題が発生します。これを防ぐために、入ってくる列車の種別を検知して停まるべき列車に対しては信号は進行のままでブレーキだけかかるようにした誤通過防止装置を設置しているところもあります。
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入場信号と記しましたが、正確には場内第一信号・場内第二信号と言うように呼びます。



場内・出発信号機は、主に駅構内や信号場・信号所など分岐器が有る場所に設置され、転轍機や他の信号機と連動し、進路が開通した時にのみ進入を許可します。(例外もあります)
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定位とは、書いて字のごとく事物の通常あるべき位置と言う意味です。



鉄道では、信号の現示は絶対で、信号の現示に従う事で安全が確保されるシステムになっています。
仮に信号機が故障した場合、フェールセーフの考え方により、絶対停止が原則です。

ところで、信号機には、閉塞信号機のように通常進行定位と、場内信号機や出発信号機のように通常停止定位があります。

ですから、利点とか欠点とはではなく、そう言うシステムだと理解下さい。
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