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「尿」の部首は「水」ではなく上の部分、「葬」の部首は「死」ではなく「くさかんむり」です。他の漢字の部首との整合性が私にはわかりません。ほんの数例を挙げますと、「焦」の部首は「ふるとり」ではなく「こころ」、「畜」の部首は「うかんむり」ではなく「田」、「募」の部首は「くさかんむり」ではなく「力」などです。部首の問題を解いていてある法則性を見出します。ある漢字の部首の可能性があるとき、その漢字の意味するものに近いものが部首であることが多い、ということです。畜産は農業に関連するから「田」、「焦ること」は心に関係するから「心」などです。
ところが「尿」の場合は2つの部首の可能性があり、明らかに尿は水に関連するのに「水」の部首ではありません。同様に「葬」も死に直接関係するのになぜか「死」の部首ではありません。
というようにわたしにとっては整合性がとれず、部首の割り振りが恣意的であるように感じられます。なにか別の法則があるのでしょうか?もしそうなら解説をよろしくお願いします。

gooドクター

A 回答 (6件)

「画像を附けて」と予告していたのですが、ちょっと用事が出来て時間が取れないので、「漢典」サイトのリンクを附けることで代えさせてください。



【葬】



ですが、上下ではなく前後に(というか周りに)草があることを示しています。
3Dというわけにいかないので、この形になっています。
実を言うと、[死]と下の[艸]の間に[一]があります。
この[一]が“敷物”です。
http://www.zdic.net/zd/zi/ZdicE8Zdic91ZdicAC.htm
[字源字形][説文解字]
お書きになった通り「死」の部があったらそこに入れられたでしょう。
しかし「死」の部はありません。やむを得ない処置です。
【尿】


ですが、「尾」が省略されて「尸」になりました。
“恣意的”かも知れませんが、字義のカテゴリーとして“水・液体”ではなく“人の尻”を採用したのです。
あながち不適切とも言えないように思います。
http://www.zdic.net/zd/zi/ZdicE5ZdicB0ZdicBF.htm
【募】
[莫]は発音記号ですが、それ自体は「暮」のもとの字です。
なお楷書や明朝体で[大]になっているのは[艸]です。



で、草原に太陽が沈んでいくさまを表していました。
http://www.zdic.net/zd/zi/ZdicE8Zdic8EZdicAB.htm
「ない」の意味に使われるようになったので、これと区別するためにもう一つ[日]を加えたのが「暮」です。
http://www.zdic.net/zd/zi/ZdicE6Zdic9AZdicAE.htm
このような場合[莫]は形式上、発音記号になります。
「募」では純然たる発音記号になっています
http://www.zdic.net/zd/zi/ZdicE5Zdic8BZdic9F.htm
【畜】
これはつなぐための綱が附けられた家畜の象形字が変化したもので、[田](はたけ)は含まれていません。
http://www.zdic.net/zd/zi/ZdicE7Zdic95Zdic9C.htm

ANo.5に関係するもののうち
「賊」の成り立ち
「界」「佃」と「田」
「思」「細」と“田”に見えるもの=子供の頭の象形
を画像で示します。
「漢字の部首で納得できないもの「尿」と「葬」の回答画像6
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ANo.4さんの回答にほぼ尽くされていますが、「部首」=部の先頭の字≒戸籍筆頭者です。


漢字の構成要素、パーツやユニットの呼び名という意味ではありません。

1.字書編纂者ががたまたまその部に入れただけで、実は適切でないものがあります。
「碩」は“大きな頭”ですから、「頁」の部に入れるべきですが、多くの字書は発音記号の「石」の部に入れています。
「賊」は「則」+「戈」で、ただ「刀」がリットウにはならず「十」になって、「戈」に潜り込んだ字ですが、「貝(財産)」+「戎(軍事)」という通俗語源解釈を意識したのでしょうか「貝」の部に入れられています。
またどこにも入れられなくて、強引に“○○部屋に所属”させられているというものがあります。
「舗」が「舌」の部にあったり、「王様」の「王」が「玉」の部に居候しているのがそうです。
(私なら「王」は「一」の部にほうり込みます。)
ANo.4さんの挙げられた「輝」は、「揮」と同様に「軍」が発音記号で、本来「煇」(火軍)が正字ですが)、漢のある皇帝の諱(いみな)がその字だったので、代わりに「火」を「光」に換えてこしらえた字です。
ですから、「光」の部はないのです。
孫弟子が増えると分家独立が認められることがあります。
「香」は一定数の弟子が出来たので、「禾」の部から独立、「骨」は「肉」の部から独立、「鼻」は「自」の部から独立、…
2.明朝活字体や楷書体の字形は変わり果てた姿ですので、最低限、篆文(てんぶん)を見なければなりませんし、さらに金文、甲骨文に溯らなくてはならない場合もあります。
「界」の上部は「田(はたけ)」ですが、「思」の上部は「田(はたけ)」ではありません。
「佃」の右旁は「田(はたけ)」ですが、「細」の右旁は「田(はたけ)」ではありません。
「年」は「禾」を含んだ字ですが、変わり果てたため、「禾」の部には入れられません。
便宜的部首の候補は「丿」「一」「|」「十」「干」などですが、「丿」などは最後の最後にほうり込む収容先なので、少しでも文字らしさのある(画数の多い)「干」に白羽の矢が立ったのでしょう。
成り立ちの上で「干渉」の「干」とは何の関係もありません。
3.会意字の場合は複数の可能性があるのは、お書きになった通りです。
「吠」は「口」の部、「鳴」は「鳥」の部ということが初めから分かる人はいないでしょう。
ニンベンを含む字はほとんどすべて「人」の部に入れられます。
「伐」もそうですが、私なら「戈」の部に入れます。
人に対して武器を向けるという行為を表しているので。
「修」を従来は「人」の部に入れていましたが、最近の字書が「彡」部に移しているのは適切です。
二つに分ければ「攸」+「彡」で、「悠」「脩」「條」「絛」などと同様の成り立ちです。
「修」からニンベンを除いたものはまとまったユニットを形成しません。
「巡」も当然、「巛」の部ではなくシンニョウの部に属すべき字です。

締め切らずにおいていただければ、後で画像を附けて補足回答したいと思います。
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部首が分かりやすく納得できる場合は「形声文字」のときです。

ご自身が発見した法則性はこれです。

松・梅…木へん
煙・煮…火へん/れっか

読みをあらず部分(音符)ではなく意味・ジャンルを表す部分(意符)を部首とします。

それ以外は「康熙字典」という昔の辞典に従ったと言えるでしょう。

>「尿」の場合は2つの部首の可能性があり

全くその通りで人体である「尸」と「水」からなる会意文字ですからどちらも部首になれるわけです(「尸」は屍ですが実はこれを元にしている字は少なく、多くは「人」の向きが変わったもので単に人体を意味することの方が多いのです)。尸部に入っているのは康熙字典に従ったからです。

「畜」がなべぶたでなく「田」なのは分け方によります。「なべぶた」とそれ以外に分けるより「田」と「玄」に分けた方が理にかなっています。「玄」は今日の「玄」とは違い別の字が変形してこうなったものですがやはり「田」と「玄」が合わさったものだからです。
このように部首はただ目立つところというだけでなく、字の構成要素を考えなければならないのです。「募」も同じで「力」と「莫」からできています。「勝」も「力」と「朕(「ちん」とは別字)」からできていて力部です。

「焦」は「隹」と「火(れっか)」からなります。「隹(鳥)を火にかけて焼き鳥にする/焦がす」が原義で、発展的・比喩的用法から「思い煩う・やつれる」が生じました。会意文字ですからどちらも部首になれるはずですが主な意味用法が「こげる」というように「火」に関わりがあるため火部に入れられたのでしょう。「あせる」は国訓なので成り立ちには関係しません。

「葬」は他の方が書いているように「草の中に遺体を置く」というのが成り立ちです。また「死」以外の部分は「ソウ」という読みを表すという役割をもつ形声文字でもあり、やはり意味の中心は「死」にあるわけですが「死」は部首になっていません。「歹」が部首ですが分かりにくいからかもしれません。

康熙字典の部首の数は限られています。一つにはむやみに増えないように抑えたのでしょう。二つ以上の部分に分けられない「象形文字」「指事文字」を全部部首にすると大変な数になる上、せっかく分類してもその部首に属する字はその字だけという無駄なことになりかねません。
どこかで線を引く必要があるのです。しかし部首にするかしないかの線引きがよくわからないところがあります。

「高」はこれ自体が部首です。しかも高部の字は「高」だけです。なぜ特別扱いしたのかは分かりません。

「輝」の部首は「車」です。明らかに意味を表しているのは「光」ですが部首ではありません。仕方がないので車部に入れています。「光」自体が二つの部分からなる形声文字なので部首にできなかったのかもしれません。

いろいろと書きましたが部首は目立つところで決めるのではなく、文字の成り立ちとそれに相反する昔の学者の妥協が絡み合っているのです。

漢字の学習で部首をただ丸暗記するのが不満であれば漢和辞典を見てください。漢字字典やこじつけで覚えさせる本はだめです。漢和辞典を見れば多少辞書による違いはあっても、上記のようなことは全て書いてあります(文字ごとの解説だけでなく漢字の歴史などの解説ページも見てください)。
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この回答へのお礼

皆さん、回答ありがとうございました。レベル高ー!特にtrgovecさんの回答は括目すべしです。

お礼日時:2009/06/05 16:43

★尿:「尸シカバネ」は死骸です。

最後に行き着くところです。
飲んだ水は、最後にはこれになって、オチンチンの先から出てゆきます。
その他「尸シカバネ」の付いている漢字をみていきますと・・・。
人の体の行き止まりは「尻」です。「九」は「きわまる」ということです。
「屁」の「比」は音から来ています。

★葬:上のくさかんむりは、草むらの意味です。次の「死」は死骸。その下はむしろを表しています。
死骸を草むらの中のむしろに置く⇒葬る(ほうむる)。
大昔の葬式はこんな簡単なものです。
草はかなり関係しています。
それでも「葬」という字の中で一番意味の大きいのは「死」でしょう。
「死」という漢字の部首は「歹 いちた」です。
骨がバラバラになった様を表しています。
中のほうにありますし、これじゃわかりにくい、上にあってわかりやすい「くさかんむり」にしちゃえと昔の学者は考えたのかも知れません。
現在の日本の漢和辞典の元になっている【康熙字典】の部首は、200あまりの種類に抑えられているため、字の意味とは無関係に形優先でその部首の中へ繰り入れたというものもあると聞いています。

【康熙字典】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%B7%E7%86%99% …
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「野辺送り」という言葉もありますから、「葬」が草冠でもいいような気がします。


http://www.jakanagawa-sousaikyougikai.jp/jiten/n …
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少なくとも「尿」は「しかばね」が「最終的な形態」を表しますから、水の最後の形が尿で、非常に論理的です。

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この回答へのお礼

なるほど、理系の頭はさすがに違う!
そう考えると納得です。ありがとうございました!
他の漢字はどうかしら?

訂正:
誤:「畜」の部首は「うかんむり」
正:「なべぶた」

お礼日時:2009/06/03 11:30

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