プロが教えるわが家の防犯対策術!

今年の夏(8月)、かねてより念願の奥穂高岳(涸沢ヒュッテ往復)及び剣岳(アルペンルートから)の単独登山を考えております。
これまでの経験としては、夏山は槍ヶ岳(槍沢往復)、北岳(行きは北樺沢、下山は八本歯のコル)の単独行、
冬山は八ヶ岳・赤岳(美濃戸から横岳経由でなく直接)のガイド゛登山が最も大きなものです。
岩場は、槍の穂先程度であれば問題なく通過できます。
まだまだ山に登るようになって日が浅く、技術的にどうかが心配です。ガイドブックからは実際の難度はつかみずらいので…。
「行けるよ」でも「全然無理」でも、登られた方のご意見頂ければ幸いです。

A 回答 (8件)

 さらにいえば、当時、私はデッキシューズのかかとを踏んでいました。

このスタイルでボルネオのキナバル山も登りました(4000超)。もちろんお勧めできません。今から約25年前の春、兵庫県の六甲山系で、ある高校の先生が遭難しました。汗をかいたまま木陰にすわって気持ちよく風に吹かれたまま、体温を奪われて凍死なさいました。すぐそこに神戸の町が見えるところです。水も非常食も持っていました。
 つまり、本当に、自然相手に一般論というのはない、ということです。鳩山総務大臣も、ほんの少しの偶然で、ランカウイ島でスマトラ大地震に見舞われていたかもしれないんですから(蝶マニアの鳩山氏の、採集のガイドをしていた人が蜂に刺されたので最終を早めに切り上げ、病院に向かう船を見送っていた時に、島の裏側に大津波が来ていた)。
 「吊尾根滑落の名所、涸沢槍付近もかなり危険」の理由は、まず、前日までの天気によっては、一面、ちょろちょろと水が流れていること、地層がいやらしいことです。たとえば、積み重なったレンガを「スイッ」と引き抜けるような感じの場所があるのです。レンガどころか厚さ2センチくらいの平べったい石ですが。一歩踏み外すとズルズルズルーーッと、せっかく今まで登ってきたのが無になります。
 一言で言うなら「意地悪な山」です。私は幸運にめぐまれましたが、同じ装備で今行くかといわれたら、ごめんこうむります。強烈な獣臭(生臭さ)がしたら、熊がこっちをにらんでいました。「ハッシュー、ハッシュー」と警戒音を出してました。こっちはカウベルもぶら下げているのに。今では禁止されているロケット花火で追い立てました(当時もかな?)。
 本当に、意地悪な山です。運がよければ小学生が運動靴で登頂でき(頂上で出会いました)、悪ければズカイコツ骨折です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

たくさんお答え頂いてありがとうございます☆
キナバル山、早速検索してみましたが、圧倒的な山容ですね。
あれをかかとを踏んづけたデッキシューズで…冒険談、という感じでとても魅力的です。僕だったら1~2時間で足が悲鳴を上げそう…;
精神力も脚力も強力なんでしょうね^^。ほんとに羨ましいです。
吊尾根や涸沢の怖さ、お教え頂いて助かります。
なるほど、当日のコンディションでそこまで違うわけですか。いろいろな山行記で、楽勝~瀕死まで感想が違う理由が少しつかめました。
ズガイコツ!でなくても単独行で骨折はしゃれになりませんので…意地悪な山に油断しないよう、気をつけますね。
あと、六甲山の遭難の件、身につまされる話です。怖い、というか悲しいですね。

お礼日時:2009/06/09 20:31

山の難易度でいえば、問題ないと申し上げます。


高山ですし岩場もあるのでもちろん慎重さは必要ですが
質問者さんの山歴を見れば、充分に登頂可能です。

奥穂の涸沢ルートは登山者が多いので混雑することを除けば最も容易なアプローチルートであり、特段の危険個所もありません。
(西穂ルート、北穂ルートは滑落が即死に繋がる箇所が何カ所もあります。それに比べたら、と言う意味です)
剱岳は、カニのタテバイ・ヨコバイなど「落ちたら死にます」の箇所はありますが質問者さんの「槍の穂先程度は問題なく通過」できる技量があれば恐れるほどのこともありません。

経験の浅さを気にしておられるので敢えて付記しますが
奥穂・剱などの高山にチャレンジする際に気をつけるべきことは
「高山酔い」「気象の急な変化」です。
体調が悪ければ無理に登頂を焦らない、息が切れたら休憩する、雨が降ったら岩が滑るのでより慎重に足を運ぶ。。。
単独行とのこと、慎重の度が過ぎるくらいでちょうどいいのだと
絶えず自分に言い聞かせて歩みを進めましょう。

ぜひ素晴らしき山頂を極めて来て下さい。
奥穂も剱もいい山です。好天をお祈りしています。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
やっぱり「いい山」なんですね。
現時点で人生最高の夢ですので、最後の2行はとても嬉しいです☆
ほんとに登れたら、頂上で気絶するかもしれませんね(笑)
…と浮かれずに、「ともかく慎重に」ですね。肝に銘じます。
カニのヨコバイはスワミベルトにクイックドローで鎖にピレーしようかな、と本気で考えてます。
いいです、笑われたって!…それで渋滞になっても困りますが;

お礼日時:2009/06/09 20:54

北アルプスの一般登山道は西穂~奥穂縦走路を除くと整備状況は非常に良くあまり危険は無い様に感じます。

滝谷奥壁バンド(北穂~涸沢岳)にしても、吊尾根にしても登山道(マーキング)をきちんとたどれば滑落しそうな場所は無いですよ。 涸沢槍の辺もさほど危ないところはありませんが、落石が多い場所なので、他の登山者が落石しないかを気を付けるべきでしょう。
涸沢ヒュッテ⇔白出のコルは意外と滑落が多くて怪我をされる方が多いんです。死亡事故が少ないのであまり記事にはなりませんが、危険とは言われる場所では無いので油断する人が多いのでしょうね。

8月は大気が不安定な時期なので、基本的な準備やエスケープの場所・天候の事前チェック・早出早着を心がけていれば、問題なく奥穂・剱岳の頂上に立てると思いますよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。行ける気がしてきました♪
文章から何か、「北アルプス一般ルートは極めた!」という感じのオーラを感じますね^^
それにしても、穂高のガイドブックはそれこそ何冊買ったか分かりませんが(笑)、
記憶の限り「涸沢ヒュッテを出発、少し歩くとザイテングラード」という感じの記述だったように思います。
他の方の書き込みにもありましたが、何でもなさそうなところがむしろ怖いわけですね。大変貴重な情報でした。
現状では、奥穂高岳(この時点でナチュラルハイでしょうが;)~涸沢岳まで行ってみて、
その後は無理せず、実地を見てもし行けるようであれば北穂高岳も狙いたいと考えております。

お礼日時:2009/06/09 20:44

劔は登ったことがないのでわかりませんが、槍穂高であれば、


涸沢ヒュッテから奥穂往復ではちょっと物足りないのでは?
涸沢を基点にするなら、天候が良ければ北穂~奥穂としても
充実した山行になると思います。
ただしこの場合一日で涸沢に戻るのは難しいかもしれないので、
奥穂高岳山荘に泊まるのがいいでしょう。テント場もありますし。

または、涸沢~奥穂~前穂というのもいいでしょう。この場合
岳沢ヒュッテがなくなってしまったので、行程は長丁場になりますが。

なお質問ですが北岳の下山が八本歯ノコルというのは、池山吊尾根を
下ったということでしょうか?
あのルートもなかなかいいですよね。

この回答への補足

ご回答ありがとうございました!(ご質問頂いたので、お礼でなく補足にしました)
まず穂高についてですが、
実はかなり臆病な性格なので…
「吊尾根滑落の名所、涸沢槍付近もかなり危険」と以前山小屋で聞いてしまって以来、単独では無理、と決めてかかっております。
とくに北穂→奥穂の縦走は地図を見るたび魅かれるのですが;やはり完全なクライミングの世界ですよね?
(僕の実力は、日和田山の岩場がアイガー北壁に見えるレベルです^^;)
北岳については…ごめんなさい、八本歯ノコルから大樺沢二股に出る「普通の」ルートです。
池山吊尾根はバリエーションルートになるのでしょうか?
間ノ岳にも登っていませんし、次回は是非こちらから登ってみたいものです。

補足日時:2009/06/09 00:26
    • good
    • 0
この回答へのお礼

「補足」の意味を取り違えました;
改めて、ご回答ありがとうございました__

お礼日時:2009/06/09 20:17

日程を十分にとって(これが難しいが)、行程、天候等無理をしないという条件であれば、問題は無いと思います。



剣は前日に剣沢か剣山荘に入って、翌日は早朝発でピストンして前泊地に宿泊する方が良いです。ピストン後、室堂まで出てその日のうちに帰ろうとすると結構長いプランになります。
奥穂も涸沢で二泊してもいいくらいのつもりでいけば良いと思います。

とにかく、無理とあせりは事故を招きます。行程に遅れたら先を諦めてそこで宿泊する余裕を持ってください。
単独行であれば、ツェルトとレスキューシートくらいはあった方がいいかとは思いますが、登山者も多いルートですから、そこまでの必要はご自分で判断してください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
日程について具体的なアドバイス、本当に助かります。
今年は生涯最後かも知れないほど日程の融通が効くので、
ご指摘の通り、ゆっくりしたスケジュールを組もうと思います。
特に剣岳については、まさにピストン後一気に東京まで帰ろうと思っていました。事故の元ですね。
ツェルト等はいつも持ち歩いています。
ですが、実地で使ったことはないので…練習が必要ですね;

お礼日時:2009/06/09 00:03

 「北岳・槍ヶ岳から奥穂高岳・剣岳というステップアップに一般的に言って無茶な飛躍があるか否か」


 
 「一般的に」は登山にはありません。8月の第一週めなら気圧が安定していてまず問題ないと思いますが、それはあくまで統計上のことで、いきなり曇ってきて落雷、もありえます。
 
 つまり、自然相手のことでの正確な解答は出来ません。
 私は20才代の8月に、八ヶ岳縦走→雲ノ平→剣岳アルペンルートとステップアップしましたが、これが果たしてステップアップなのかというと疑問です。もっとも、そういう臆病さを含めての「技術」と思っています。天気には恵まれましたが、それは臆病なくらいに観天望気をしての話です。なお、そのとき私の靴はデッキシューズでした。もちろん誰にも薦められません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

デ、デッキシューズで剣岳…水に滑らないのは確かでしょうが…;
それは凄い武勇伝だと思います。
「登山に一般はない」旨、よく分かりました。そうですよね。
観天望気(気象図を正確に読むほどの知識はありませんが…)もしっかりやって、慎重に行動するようにします。
…実は槍ヶ岳で、大した雨でもないのに一泊槍沢ロッジに停滞し、下山中の前日の同泊の方に笑われたほど弱気です^^;
でも今回もこの感じで、無理せずやりたいと思います。
ご回答、本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/06/08 23:55

夏の奥穂、剣は一般ルートですから、


その程度の体力と岩場の経験があれば全く問題はありません。

ザイテングラードの登りは高度感もさほどなく、
手元足元が非常に整備されたルートです。
http://blogs.yahoo.co.jp/tomo317am/25096222.html

剣もカニのたてばい、よこばいあたりも
非常に整備されていて、高所恐怖症の人でない限りは大丈夫です。
http://www.yappayama.net/page/yama/20030920turug …

強いて言うならどちらも往来の時間待ちと無神経な人の落石が怖い。
というところです。


ちなみにうちの嫁は、登山経験まったくなしから、
冬の北八ハイキング、夏の表銀座を経て、夏の奥・前穂と
行かせました。穂高山荘前の垂直の梯子が一番怖かった。と
いっていますが、怖いところでは事故は起こらないものです。

北アの岩場ではだらだらしたなんでもない下りのがれ場などの転倒滑落事故が
非常に多く、毎年死亡事故を起こしているということもお忘れなく。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧なご回答、本当にありがとうございます。
リンクまで貼って頂き、しかもピンポイントで役に立つブログ&サイトで…大いに感謝です。
ご夫婦での登山、羨ましいです^^。夢ですね。
しかし、僕には前穂経由はちょっと敷居が高いかな…奥様、凄いですね☆
変に楽観はしませんが、細心の注意でしっかりやれば行ってこれそうな気がしてきました。わくわくしてきました…。
ちょっと抜けているところがあるので、下りの転倒事故、気をつけます!

お礼日時:2009/06/08 23:42

>「行けるよ」でも「全然無理」でも、登られた方のご意見頂ければ幸いです。



申し訳ないですけど、そんなこと誰も断言出来ないんじゃないんですか。
どうしても行きたいと思うのなら、
計画を入念に、用意周到に、注意に注意を重ねて
決して無理はしないことを頭に置いてチャレンジするしかないのでは?

あなたの技術云々はここでは誰もわかりません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のお答えありがとうございます^^。いかにも誠実なご回答、感謝です。
質問の本意としては、端的に言うと「北岳・槍ヶ岳から奥穂高岳・剣岳というステップアップに一般的に言って無茶な飛躍があるか否か」をお聞きしたかったのです。
単独の場合、「山は自己責任」とつぶやきつつこれ以上ない位慎重に登っているつもりです。が、もう一度気を引き締めて考えてみますね。

お礼日時:2009/06/07 23:37

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!