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私は通学にJR神戸線の快速電車(大阪駅から)を利用しています。

時刻表を見ていてふと思ったのですが、新快速は平日の7時27分以降8時45分までが10分に1本の間隔で走っていて非常に多いです。
先日早朝から西明石の方まで出る用事があり、新快速に乗ろうと思いましたが本数が少なく、結局快速(7時9分発)を利用しました。
普段の快速(7時59分発)よりだいぶ混んでいたので、「遠くまで通勤している人たちは早くから大変だな」と思ったのですが…

普段は新快速をほとんど利用しないので、まったくの憶測なのですが、
新快速が遠出するためのものだとすれば、8時台にいちばん多くても通勤・通学ラッシュには合わないような気がします。
三ノ宮くらいまでなら快速で間に合う気がしますし…。
どのような目的でこのようなダイヤになっているのか、気になっています。(平日だけなのでやはり通勤用かとは思うのですが。。)

どなたか詳しい方がいらっしゃればご回答お願いいたします。
7時台に新快速をもっと増やせ等の批判めいた気持ちからではなく純粋な興味です、個人的な意見でもかまいません。
何かあればよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

おはようございます。



>>新快速は平日の7時27分以降8時45分までが10分に1本の間隔で走っていて

平日の大阪駅を発車する新快速ですが、下り(神戸方面)は7:46~8:47発まで。上り(京都方面)は7:37~9:00までの間、新快速は7~10分に1本走っています。
この増発分の新快速が走る理由と、早朝時間帯に新快速が走らない理由についての質問でよろしいでしょうか。

まず新快速が増発される理由は東は滋賀県から、西は兵庫県の姫路周辺からの大阪への通勤輸送を担うためで、現在朝ラッシュ時のダイヤは琵琶湖線・JR神戸線から大阪への通勤輸送を最も重視したダイヤ設定になっています。

現在、琵琶湖線方面からの新快速の平日朝一番は米原6:16発(大阪7:46発)の新快速姫路行きです。大阪場面では8時前の到着となります。
琵琶湖線内ではこれより早い時間帯(5時台)に新快速を走らせても6時~7時台と比べて乗客が少ないから走らせないという判断なのでしょう。安定した利用客が見込めない早朝では、通過駅もカバーできる普通(京都~明石間は快速列車:通称T電)を走らせた方が効率が良いと判断されたのだと思います。

但し琵琶湖線内では6時台まで新快速が走り出す必要が無くても、京都では6時台より大阪への新快速が必要です。
そこで日中は琵琶湖線内~高槻間は普通、高槻~明石間は快速、明石~姫路方面は普通として走る快速(T電)を、ラッシュ時のみ京都~高槻間は長岡京のみの停車として京都~明石間を快速運転しているわけです。

平日下り時刻表を見ると京都駅6時台は概ね10分に1本大阪方面への快速が走っていますが、これらの快速は京都を出ると長岡京・高槻・茨木・新大阪しか停まりませんので、大阪までの所要時間は新快速に迫る列車もいくつか設定されております。
6時台に京都から利用する人は、新快速はまだ滋賀県内を走っているから代わりに快速を利用してください・・・ というわけです。
琵琶湖線も今や大阪や京都のベットタウンを貫いており、普通(京都以西は快速:T電)だけであれば、10分に1本列車を走らせるくらいの需要は充分ありますので。

このような経緯があるので、大阪場面ではまず快速列車しか来ない状況が続き、7:46になってようやく新快速が大阪を発車するということになってしまいます。
6時・7時台にも大阪から神戸・姫路方面への需要があることはJRも把握しているとは思いますが、如何せん大阪に向う通勤需要を最優先しなければならない事情もあり、なかなか対応できないのが現状です。

現在の所は、大阪6:52発、7:18発の新快速以外の時間帯は快速を利用するしかありませんね・・・


これは大阪から京都方面への列車も同様です。

JR神戸線から大阪方面への新快速は姫路5:47発の新快速大阪行きが朝一番の列車なのですが、これはちょっと特殊な事情な列車で後で補足説明致します。

姫路5:47発の新快速列車の後に発車する2本目の新快速は、網干6:13発(姫路6:25発)新快速野洲行き、網干6:22発(姫路6:34発)新快速長浜行き・・・ と続いています。姫路場面で6:25~6:52までは概ね10分に1本、その後は7.5分に1本という本数で7:40発まで新快速を発車させ続けています。
これと平行して朝ラッシュ時は明石~高槻間は快速となる普通(T電)も最も本数が多い時間帯で8分に1本、それ以外でも10分に1本は送り出しています。これらの快速のうち、明石場面で7:15~8:25に発車する列車は明石~兵庫間で無停車となっています。これは明石~兵庫間はホームが設置されていない線路(主に新快速・特急・貨物列車が走る線路)を走ることに由来しているのですが、後の新快速より神戸まで逃げ切ることにより加古川~西明石間各駅から神戸・三ノ宮方面への通勤輸送に一役買っていると言えます。
相生~網干~姫路地区からの輸送と、新快速が通過してもそれなりに利用客がいる加古川~西明石間の各駅からの輸送の両方にある程度対応しているダイヤとなっています。

しかし、この結果やはり早朝の大阪から京都方面。そしてあまり知られていないのですが京都から草津方面への輸送力は不足している印象があります。

上記の姫路方面からの大増発された列車が大阪に着いた頃の時刻は7時半以降になってしまいます。京都は日本でも大学の数が多い有数の都市ですし、滋賀県内にも大津~草津周辺には大学が数多くあります。
残念ながら現状のダイヤでは、大阪から京都・大津~草津の各駅に8時頃に到着しようとしても便利なダイヤとはなっていません。特に京都を発車する琵琶湖線の列車は、混雑が非常に激しい状態が続いています。

これらの時間帯の列車を増発して欲しい所なんですが、朝ラッシュ時は

「姫路方面→大阪。大阪←野洲・米原」

という人の流れと共に、列車の運用もそのようになっていますので、逆方向の

「姫路方面←大阪。大阪→野洲・米原」

という列車はほとんど設定できません。そもそもJR神戸・京都・琵琶湖線の新快速・快速列車の車庫は、西は網干。東は野洲と米原にありますから、自然と大阪への通勤輸送に適した運用がなされるわけです。


ちなみに大阪から姫路方面には、朝6:52発、7:18発大阪始発の新快速。
大阪から京都・草津方面へは朝5:57発、6:21発の大阪始発の快速と、6:38発、7:03発の大阪始発の新快速が走っています。

大阪始発の列車を設定できるなら、もっと大阪始発の列車を増発して欲しいと思われるかもしれませんが、これも結構微妙な問題が絡んでおりまして・・・

まず大阪6:52発の姫路行き新快速ですが、これは前日米原22:06発の普通(高槻から快速)大阪行きとして走った8両を大阪到着(0:04)後に新大阪の近くにある宮原の車庫まで回送させ、更に夜まで湖西線内を走っていた4両を京都から宮原まで回送させて連結し、12両にして翌日大阪6:52発として走らせています。

また、大阪7:18発の姫路行き新快速の場合、前述した姫路5:47発大阪行き新快速が大阪到着(6:48)後、一旦宮原まで回送させて再度大阪7:18発の新快速として走らせている状況です。

大阪から姫路方面の新快速ですが、7:18発の後は、7:46発まで列車が設定されていません。7:32頃にもう1本姫路方面への新快速があれば便利なのですが、上記の大阪始発の列車がこのように車両が足らない状況では難しいですね・・・(どちらにせよ、この時間帯はスーパーはくと号とダイヤが被ってしまうのですが)

京都方面への大阪始発の列車も同様です。前日宮原の車庫に夜間停泊させていたり、京都方面から回送させてみたり・・・ いろいろとやってます。

そもそも車両が足らない以前に宮原の車庫にそれ程列車を停車させるだけの余裕が無いということと、大阪周辺には西明石・高槻くらいにしか車庫が無く、この2つの車庫は西明石~京都間を各駅に停車する普通(通称C電)を停めるだけの余裕しか無いですしね・・・


※京都・高槻~明石間を快速として走り、その前後の区間を普通として走る列車ですが、「快速」ではなく「普通」として走る区間での事例をお話する際は、京都~西明石間を走る各駅停車の普通と区別する為に、前者を「T電」、後者を「C電」と区別して表記しております。

これは日中の時間帯に高槻~明石間を快速として走る普通列車の列車番号に「T」、平日京都~西明石間を各駅に停まる普通列車の列車番号に「C」が付けられていることから使用されている用語です。
本来であればこのような場に持ち出す用語では無いのですが、「普通」と「普通」でごちゃごちゃになってしまう恐れがある場合でやむなく表記させて頂きました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お詳しいですね!
丁寧な解説ありがとうございます。

確かに朝のラッシュ時には郊外から大阪への人の流れの方が多いですね。
大阪中心の考え方、反省しています。。

大阪駅で回送になった電車はいったいどこへいくのだろうと
気になっていたのですが…そのような作業がなされていたのですね。
T電、C電も初耳で興味深かったです。

ありがとうございました!

お礼日時:2009/06/10 14:54

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