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パキシル、アモキサンで躁転したことがあります。
今はリーマス800、エビリファイ3.セロクエル25飲んでます。
やる気が出ないと訴えたところテトラミドを薦められました。
しかし4カンケイでも双極性の人のだせば躁転の危険性があるのではないですか?
過去にパキシル、アモキサンで躁転してますし。
それともテトラミドは上の2つより躁転しにくいのでしょうか?
それと双極性に抗鬱剤は使わないのがセオリーとも聞きます。
短期的に少量使うつもりだったのでしょうか。
どう思いますか?

A 回答 (6件)

精神科医です。

(精神保健指定医、医学博士)
双極性障害に抗うつ剤を処方するのは原則として行いません。
ご周知のように薬物躁転するからです。
特に、SSRIは躁転を起こす可能性が高く、気分変動も大きくします。3環形抗うつ剤(アモキサンなど)も作用としては薬物躁転させる恐れがありますし、中途半端な処方は遷延性うつを誘発します。

さて、本題のテトラミド(ミアンセリン塩酸塩)ですがノルアドレナリンに主に作用します。臨床経験では、双極性障害2型でうつの酷い場合には30mg程度処方することがあります。
しかし、慎重投与です。また、テトラミドやデジレルは4環形の抗うつ剤で睡眠障害の対策補強としても有効です。

テトラミドが躁転させないという保障はありません。
また、抗うつ剤を双極性障害に処方しないのは、躁転だけでなく、躁鬱混合状態を生み出したり、ラピットサイクルを作る恐れがあります。
抗うつ剤を中止したら、気分状態が安定したケースも多々あります。
他の回答者の方も述べていますが、双極性障害の基本はリーマスやデパケンRを主剤として処方します。
血中濃度を適正にしておけば大きな躁転やうつ転になることが防止できます。

短期的にテトラミドを処方するかどうかは、そのときの状況で判断します。双極性障害1型のタイプの型には適していませんが、少量の処方は経験があります。
同じ双極性障害であっても、当然ながら個人差がありますので一律にものを言うことはできませんが、双極性障害に抗うつ剤は必ずしも禁忌ではありません。

私の場合は、安定剤を十分量処方して、鬱がある場合には抗不安薬ワイパックスやベンゾジアゼピン系のランドセンを使用します。
これでも、改善がない場合はテトラミド、デジレルを処方します。
ただし、ラピットサイクルや混合型の患者さんには処方しません。

何かあったら質問してください。

この回答への補足

回答を頂いた双極性2型の者です。今毎日5時間くらいは家業の手伝いはできていますがやる気、集中力が無いといった感じです。
処方はリーマス800エビリファイ3セロクエル25 すべて一日量と睡眠薬です。
テトラミド処方希望は贅沢、リスキーでしょうか?
混合状態を引き起こしても困りますし、毎日仕事にタッチできているということはよく言われる80点生活を満たしているのかもと思い服用を躊躇しています。ご意見聞かせてください。

補足日時:2009/06/29 18:09
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

とても分かりやすかったです。

必ずしも禁忌ではないんですね。場合によってはといった感じでしょうか。

十分な気分安定薬にも関わらずうつが酷い場合はという事でしたが幸い私は一日5時間は働けています。自営業の手伝いですが。

ちなみに2型です。

テトラミド試すか迷っています。就寝前10mgとかならなんでみよいかと思ってはいますが。

やはり基本は抗鬱剤は使わない方向でいきたいです。

真摯なご回答ありがとうございました

とてもためになりました。

又何かあったら質問させていただきます。

お礼日時:2009/06/29 12:34

補足質問に回答いたします。


最終的には主治医の診察を必ず仰いでください。あくまでも助言にしかなりません。
テトラミド10mg/dayというのは、少量処方ですがあなたの双極性の症状を良く勘案しなければなりません。まず、目的がうつ病相の改善を目指しているのか、あるいは抗うつ剤で一時的な快楽を要求しているのかを判別しなければならないのです。
抗うつ剤を気分昂揚のための一時的手段として用いるという目的が見え隠れするようであれば処方はいたしません。もっとも、抗うつ剤には神経興奮剤や麻薬のような覚醒効果はありませんが、患者さんの中には安易にうつからの脱出を希望して抗うつ剤を欲しがる方が実は多いのです。これは、薬物依存の傾向があるということで、医師としては警戒します。特に、双極性障害の方の場合は、非常に感情や気分変動がナイーブなために、些細なことで躁転したり、うつ転したりしがちです。
うつ病相になっていて、日常生活に著しく支障が出ている場合には抗うつ剤を慎重投与します。
ここで、慎重投与とは
・うつ病相であること
・躁転する可能性の少ない薬剤と処方量を考えること
・本人の意思がどのようなものか
・ワイパックスやランドセンで置き換えできないかどうか
・中途半端な処方量では、遷延性うつを悪化させる恐れがあるので個々の患者さんの容態を識別すること
・処方すると決めたら、診察期間を頻繁にして(週1回から10日くらいで様子をみる)
といったことです。

テトラミド10mgの処方は、テトラミド自体が賦活性効果が一般的に小さいことから双極性障害の方でも、比較的安全な抗うつ剤ということはいえます。しかしながら、あなたが期待しているほどの抗うつ効果はないと思います。mg数の判断は、本当に患者さんを実際に診察してみないと分かりません。
症例を出しますと、女性の双極性2型の患者さんでテトラミド30mgを就寝前に処方しているケースがあります。
今は、気分安定剤十分量にして安定期に入っていますが、それでもテトラミドの増量を訴えてきます。

ここが頭の痛いところでして、テトラミドを60mgまで増量しても恐らく症状は変化しないと思います。
むしろ、先般申し上げたようにラピットサイクル(急速交代型)や混合を起こす恐れがあるので、私としてはうつ病相が顕著でなくなれば(気分の波がおさまれば)テトラミドは漸減、中止したいところです。
ただ、この患者さんは睡眠障害を起こしていますので、以前はベゲタミンやレボトミンといったメジャーの抗精神病薬を就寝前に処方していましたが、眠気や呂律が回らないなどの錐体外路症状を起こし、直ちに中止しました。
その代替として、睡眠障害に効果のあるテトラミドを処方した経緯もあるのです。私の基本方針としては、多剤多量処方を避けています。

さて、話は変わりますがセロクエルやエビリファイも処方されているようです。躁転の予防として処方されていると思いますが、処方量は合っているのでしょうか。セロクエルは、200mgくらい処方すると抗うつ効果も期待できます。非定型抗精神病薬の中で、特筆できる点だと思います。ただし、血糖値を上げる副作用があるので糖尿病や血糖値の高い患者さんは内科的な観察が必要です。
主治医の先生に相談するとすれば、セロクエルをもう少し増量する方向で考えてみてはと思います。
ただ、エビリファイの存在が気になります。多剤にするとわけが分からなくなります。また、セロクエルも多量処方すると睡眠効果が期待できます。

話がそれました。テトラミドですが山勘(掲示板の書き込みから)では、10mg処方は躁転などの危険性の確率は低いと思います。
2型の患者さんは、大うつになることが多いので、抗うつ剤を要求するお気持ちは痛いほど分かります。
ただし、10mgであなたの希望する抗うつ効果が得られるかというと疑問です。判断は、長く診察、経過をご存知の主治医の先生の判断を仰いでください。繰り返しますが、テトラミドは賦活性効果はあまり、期待できません。

混合やラピットサイクルになっているのであれば、禁忌だとお考えください。この判断は主治医にしかできません。
顔色や行動記録、動作、行動特性などを考慮しないと安易に処方することはできません。
また、蛇足になりますが仮にテトラミドを主治医の先生が処方されても常にあなたは、抗うつ剤を服薬しているのだという“自意識”を持つように心がけることです。病職をもつということです。

テトラミドに似た作用をするものにデジレルもあります。
これも医者の好みによるのですが、同様のものです。
さて、話を纏めますと、何度も申し上げるようにここでは医療行為はできませんから、私の意見は参考にとどめて、主治医に必ずよく相談することです。
また、ストレートに申し上げるとテトラミドで快楽を得ようというような動機であれば服薬すべきではありません(お気持ちはわかります。うつは辛いですからそのように思うのは誰でもあることです。ただし、安易にそうした要求に薬剤を処方していくと、何かあるたびに違う薬剤を試してみたいとか欲しい、増量したい、変薬したい・・といった薬物依存症に陥ることがあるのです。これを警戒しています)

テトラミドは、躁転は起こしにくい薬です。10mg程度ではほぼ安全でしょう。しかし、思ったような賦活性効果や抗うつ効果は期待できないと思います。ただし、これも人によっては1型の方に多いのですが一晩であっという間に躁転して医療保護入院したケースもあります。薬剤はテトラミドではないのですが、慎重投与が必要です。

抗精神病薬の整理をしたほうが良いかも知れません。エビリファイとセロクエルの同時処方は少し疑問です。主治医の先生の意図されることがあるとは思いますが、主治医に質問してみても良いでしょう。
多剤処方にすると副作用を含めて、作用がどの薬剤から来ているのかが判別できなくなってしまうからです。

最後に、精神科医の方々の中には、双極性の患者さんでも3環形の抗うつ剤を処方するケースも実際にあります。うつ病相が極めて重篤か、躁転の可能性が低いと判断されたものだと思います。
しかしながら、私のスタンスとしては双極性障害には抗うつ剤は原則として処方しません。うつは本人が辛い症状です。しかし、躁は周囲、社会に社会的、経済的損失を被ります。
躁転して、大変な損失をもたらせた事例はたくさんあるし、あなたならば文面もしっかりしているしご理解できると思います。
テトラミド10mgでも、躁転しない保障は全くありません。
となると、医者は抗精神病薬で気分調整を図ることがあります。

非定型のエビリファイやセロクエルの処方で抗うつ効果を期待されて処方しているのだと思います。
できれば、テトラミドは使いたくないところですが、主治医の先生にはテトラミドをご相談されてください。
鬱陶しいうつの状態から抜け出されるのであればそれにこしたことはありません。

この回答への補足

すいません。又質問です。
テトラミドとルジオミールの作用の仕方の違いは何でしょうか?
ルジオミールのほうがアッパー系と見ました。
という事は躁転のリスクが高いということですかね?
テトラミド日中眠いような気がします。
まだ飲み初めだからかもしれませんが。

補足日時:2009/07/01 19:47
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
セロクエルの処方量はいつも増量希望してますが叶いません。
なぜかは分かりません。
私は非定型でうつを持ち上げたいと思っているのですが。
エビリファイはジスキネジアがでたので止めたいです。
テトラミドは私としても苦肉の策です。
できれば飲みたくありませんがセロクエル増量が叶わないなら抗鬱剤もやむなしといったところです。
何mg飲むかは医師に任せます。

お礼日時:2009/06/30 11:40

重要なことを補足しておかなければなりません。


必ず治療は、ネットではなく(参考意見にして)主治医と相談をして受けてください。ネットでは治療、医療行為はできません。
よろしくお願いします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

主治医に相談します。

お礼日時:2009/06/29 12:42

No.2です。


寝る前に少量処方ということは睡眠の質をあげるための処方だと思われます。
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双極性障害の患者に抗鬱剤は出さない方がいいとする意見は確かにあります。


ただ、現時点では可能性があるとされているだけなので大多数の意見とまではいかないそうです。
そして、その意見を持った医師によると投薬で躁転の可能性があるとされているのはSSRIなどの新しい抗鬱薬です。
そう考えるとテトラミドは古いタイプの抗鬱剤なので処方したのではないでしょうか?
個人的にはこう感じました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうですか。自分はパキシル、アモキサンで躁転しました。
テトラミドは躁転しにくい薬物みたいですね。少量で寝るまえだけ処方とか。

リーマス増量でやる気てなかったらためしてみます

お礼日時:2009/06/27 06:04

リーマスが効いているので大丈夫です。

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この回答へのお礼

なるほど。ありがとうございます。

お礼日時:2009/06/26 16:50

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