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昔の戦争では兵員の質や使ってる武器という要素と並んで、指揮官の能力というものは重要でした。
優れた将の采配如何で多勢に無勢の状況をひっくり返して勝利を得ることもしばしばであり、
そのような天才的指揮官が生み出した戦術はまた新たな戦闘教義として後世に伝えられていくものでした。
然るに20世紀の世界大戦以降、戦場の規模や投入される兵力、用いられる技術などは飛躍的に進歩する事となり、
戦場の様相は前世紀とは全く変わってしまいました。
このような現代戦において指揮官の能力や選択した采配の戦に与える影響はどの程度なのでしょうか?
また現代の軍隊において将に求められる資質とはどのようなものなのでしょうか?

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A 回答 (4件)

現代の軍隊の将に求められる資質についてですが、1992年にアメリカ軍事史学会においてウォルター・ボーマー中将(湾岸戦争で第1海兵遠征軍司令官を務めた人物)は次のように述べています。


「指揮官、幕僚は軍隊の教育と経歴を通じて、戦史から戦いの原則を学び取り、知識、創造性、判断力を培って、平時から戦いに備えなければならない」
私見ですが、過去の歴史において名将と言われた将軍達もやはり、知識、創造性、判断力において優れているものがあったからこそ、新たな戦術を生み出したり、不利な状況を覆し戦いに勝利したのだと思います。

昔も今も指揮官が戦いに与える影響は大きいでしょう。

朝鮮戦争の話ですがマッカーサー元帥の指揮は酷いものでした。
反対の声があるにも関わらず、「元山上陸作戦」を行っていますが、
上陸作戦のために艦隊が出港したのは10月17日です。しかし、10月11日には既に元山は陸上からの攻撃で陥落していたのです。しかも、元山沖の機雷の掃海に手間取り上陸が行われたのは26日になってからでした。
その間、前線では兵力が不足していたのです。
10月20日にはやはり反対の声があるにも関わらず空挺作戦を行っていますが、全く戦果はあがりませんでした。
統合参謀本部議長のブラッドレー大将は「第10軍団を元山沖に漂わせたり、無意味に降下作戦を行ったり、結局マッカーサーは初めて大軍を指揮したので、教科書に載っている作戦をみんなやってみたくなったのだ」と酷評しています。
しかも、マッカーサーはその後、中国国境へ拙速に軍を進出させた為、戦線が穴だらけで、結局、中国軍の参戦とその攻勢に対応できませんでした。
私に言わせれば朝鮮戦争のマッカーサーの指揮ぶりは悪い見本であり、苦戦するのも道理です。

1973年の第4次中東戦争の時、シナイ戦線においてイスラエル軍は、スエズ東岸のエジプト軍陣地に戦車部隊単独で攻撃を何度も仕掛け、エジプト軍の対戦車兵器にしてやられ大損害を被っています。
戦車単独での攻撃は危険であり、歩兵と砲兵と戦車の協同攻撃こそが最も有効なのは第二次世界大戦で実証されていたにも関わらずです。
イスラエル軍の指揮官は正に過去の戦訓と原則を忘れていたわけです。
その後、イスラエル軍は戦車部隊だけの攻撃をやめ、原則通り歩兵と砲兵、戦車の協同攻撃に戻りました。
指揮官の采配しだいで、敗北の可能性も勝利の可能性も変動します。

1992年、内戦の激しかったソマリアに国連平和維持軍が派遣された時、軍閥の指導者だったアイディード将軍は、国連に宣戦布告をします。
そしてゲリラ戦、市街戦にて国連軍を苦しめます。
アメリカはアイディード将軍の首に懸賞金を賭けますが、捉える事も殺害する事もできず、結局、平和維持軍はソマリアを平和にする事ができぬまま1995年に撤退します。
アイディード将軍の采配が良かったのか、平和維持軍の作戦が悪かったのか・・・ともかくアイディード将軍の勝利です。
ところで、このソマリアでアメリカ軍が活動中の時、アメリカ軍のソマリア派遣部隊司令官のトーマス・モントゴメリー少将は、本国に機甲部隊の増強を求めています。
市街で敵の築く障害物と火力拠点を突破・制圧するには現有の軽装甲車両では不十分であり、敵火力の餌食になるとの理由からです。本国の統合作戦本部議長など軍人は皆、モントゴメリー少将の要請を支持しました。
しかし、ホワイトハウスはこの要請を拒否し戦車部隊を送りませんでした。これがアメリカ軍がソマリアで苦戦し損害を増大させた理由の一つです。もし、モントゴメリー少将の要求が通っていれば違った結果になったかもしれません。

1994年のルワンダ紛争では反政府軍が電撃戦により兵力で2倍以上だった政府軍を敗北させ勝利していますが、これは反政府軍指揮官で現在は大統領のポール・カガメの指揮がうまかったからだと言われています。
逆に言えば、2倍以上もの兵力がありながら敗北した政府軍の指揮官の采配が悪かったとも言えるでしょう。

湾岸戦争、イラク戦争でアメリカ軍が少ない被害で迅速に勝利をおさめたのも、指揮官が妥当な判断と命令を下し、ミスをしなかったからだと思います。

現代戦において指揮官の能力というものは、戦勝の原則の重要な一要素だと言えると思います。
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 最前線で直接兵士に命令を出す下級指揮官を除けば、基本的には指揮官が行うことは、ナポレオンの時代から余り変化が無いと思います。


 (核兵器を除けば、高速で移動して強力な攻撃をより遠くに行えるようになっただけ。)

 要するに、補給が弛まず継続できる最遠部まで部隊を速やかに進出させ、そしてその補給を戦いが終わるまで継続し、可能ならさらに遠方にまで部隊が進出できるよう補給網を調整すると言う事です。
 (ちなみに基本的に補給って不足する物ですから…。ですから多くの場合、味方で奪い合いです。)

 ロンメルの北アフリカ戦線を例に取ると、この部隊は砂漠で機動戦が可能なようにトラック等の輸送車両が、ソ連進行用の同規模部隊の10倍も要していました。
 (だからこそ、装甲師団が敵を迂回包囲する「一翼包囲攻撃」等の機動戦を実施する事が出来た。)

 またドイツ軍上層部はロンメルに対して兵站維持が出来ないからと、攻勢を控えるよう命じていましたが、彼個人の人脈でヒットラーに働きかけで補給及び増援を獲得し、攻勢の実施と命令無視による解任を防いでいます。
 (結局、ロンメルでも補給が維持できなくなると攻勢が続かず根拠地まで戻り、物資が備蓄できれば、再度攻勢に転ずると言う行為の繰り返しだった。)

 つまり名将が戦場で卓越した戦果を出せるのは、要するに自分が見出した「戦機」に対して、効果的な攻撃を実施できる部隊と、その部隊が実力を発揮できる補給を確保する為に、上官や国家元首等を説得出来たか否かです。
 (当たり前ですが、そう言った行動は味方の同クラスの指揮官も実施していますから、出し抜けなければ、単純に按分され効果を発揮し切れません。また、敵に遅れをとれば敗北に繋がります。)

 戦闘中には、正しい情報と間違った情報が混在します。つまり終わってみないと正しい選択が何だったかは分りません。
 故に自分が正しいと思った判断を上官や部下に納得させるのは重要です。歴戦の勇者とかが多くの戦果を出すのは、勿論経験も有りますが、歴戦と言うだけで回りに自分の意見が正しいと思わせる説得力が有るからではないでしょうか?
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>このような現代戦において指揮官の能力や選択した采配の戦に与える影響はどの程度なのでしょうか?



どの程度って言われても「この程度だよ」なんていいづらいものじゃないでしょうか。

簡単に言えば、
指揮官になれるような人ならば誰がどう指揮しても変わんないでしょう。
より大きく作用するのは、置かれている状況とドクトリンになるわけです。

夢を壊す話かもしれませんが、プロパガンダで使われるような「一人の天才」に夢とロマンを抱きすぎているように感じます。
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>>このような現代戦において指揮官の能力や選択した采配の戦に与える影響はどの程度なのでしょうか?



スカパーのナショナルジオグラフィックチャンネルで、戦場で戦ったお互いの指揮官の作戦・考え方と、当時の武器・装備を現代の指揮官たちに解説させ、さらに爆薬の専門家によって武器の威力の再現実験なども行い検証する番組がありました。

私の見た番組がとりあげた戦場は以下のものです。

・バルジ
・ミッドウエイ
・エルアラメイン
・クルスク
・スターリングラード
・シンガポール

これらを観た限りでは、やはり近代戦でも、指揮官の采配・戦略の立て方は、勝敗に大きな影響を与えているといえるようです。例えば、「砂漠の狐」といわれたロンメルは、リスクを好機を見たり、命令を無視して進撃したり、またカリスマ性も大きく、エルアラメインでは大活躍しています。

>>また現代の軍隊において将に求められる資質とはどのようなものなのでしょうか?

やっぱり自分と相手の軍隊の長所・短所を理解し、戦いの展開を想定して、自分たちが有利になるような作戦計画が立てられることでしょうね。もちろん、「(ほぼ、おまえたちが死ぬのは確実だが)攻撃開始!」という命令を下す冷徹さも必要なようです。

あと、将の資質とは関係ないかもしれませんが、武器や装備、暗号通信など、たゆまない研究・開発と改良を続けることも大切だと感じましたね。
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