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酸素分子は磁石にひきつけられますが、窒素分子は磁石にひきつけられません。この理由を、分子軌道と電子配置を使って説明したいのですが、どなたか教えてくださいませんか。

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A 回答 (1件)

酸素分子は基本的には窒素原子と同じ分子軌道を持っています。


ところが、困ったことに窒素分子より電子が二個多い。
で、仕方なくオクテット則をぶち壊し、πx^*とπy^*にそれぞれ一電子が入ります。
これで窒素の三重結合σ^2、πx^2、πy^2のうちπ二電子分はぶち壊し、で結合強度は二重結合と同じ。
πx^*とπy^*にそれぞれ一電子が入るのはフント則で一重項より三重項が優先するから。その結果スピンが平行になり磁力が生じます。
高校生に教えると気が狂う。^^;
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございますm(..)m

お礼日時:2009/07/14 11:10

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Q等核2原子分子の磁性について

大学の問題で判らないものがあって困っています

酸素分子は磁石にひきつけられるが、窒素分子は磁石にひきつけられない。
この理由を分子軌道や電子配置などを使って説明せよ。

というものです
教科書を読むと、窒素では使わなかった電子軌道を酸素では使い、2つの電子スピンが平行になり磁性を示す、というようなことが書いてあるんですが、説明が短すぎて理解できません。

誰かわかりやすく説明してください。お願いいたします

Aベストアンサー

http://plaza.harmonix.ne.jp/~lifeplus/pict/radical.html#anchor17871753
のページに酸素の常磁性についてのわかりやすい絵があります。

これからエネルギーの高い軌道の2個の電子を取り去ったのが窒素分子ですので,
なぜ,窒素が磁性を持たないかわかると思います。

Q酸素分子について

ネットで調べものをしていると、
 「酸素分子の分子軌道は、2p軌道の計8個は、もともと対になっている4個(2組)と共有されて対になった2個と、対になっていない2個という配置になる」
という文章を見つけたのですが、(ウィキペディア)

対になっていない2個は、対になって、OとOの間で2重結合になると思っていたのですが、ならないのでしょうか?

対にならないとしたら、酸素分子は、 O2^2- (マイナス2価)
になってしまうのではないでしょうか?

よろしくお願い申しあげます。

Aベストアンサー

質問の意味がわかりません。軌道と点電子構造の関係性は主に主量子数のみ考えるべきだと思います。

酸素原子は

1s^(2)、2s^(2)、2p^(4)
=K殻に2個、M殻に6個

であり、等核二原子分子になる際に(酸素分子)、s軌道とp軌道が混成します。結合の数は、結合次数で決まります。

酸素分子

δ1s^(2)、δ※1s^(2)、δ2s^(2)、δ※2s^(2)、π2pz^(2)、π2px^(2)、π2py^(2)、π※2px^(1)、π※2py^(1)


結合次数=(結合性軌道にある電子数-反結合性軌道にある電子数)÷2
    =(10-6)÷2
    =2

点電子構造
 ‥ ‥
:O=O:

よって、二重結合で安定化します(オクッテド則)。
以上より「対になっていない2個という配置になる」というのはπ※2px^(1)、π※2py^(1)のことです(フント・パウリの規則)。

Q酸素が常磁性をもつ理由

酸素が常磁性をもつ理由を教えてください。
スピンが対になっていない理由以外でお願いします

Aベストアンサー

磁性とはスピン状態がどうであるかということの巨視的な反映ですから,#1 の回答通り,スピンが対でないという以外の理由はありません.

Q磁石で酸素を分離?

酸素は常磁性体だと聞きました。
であるならば、磁石で酸素フィルター?なるものができないかなあと考えたのですが。
空気中の酸素の割合は確か20数%、窒素が70%位だったような記憶があります。
ネオジウム磁石を格子状に並べ、隙間をそれなりに狭くして、空気の流れをぶつければ、通常より多く酸素を含む空気になるものかどうか。
またいつもの浅はかな思いつきかなと我ながら思うのですが。

もっとマシな方法、それはそうだけど磁力が足りないよ、など詳しい方よろしくお願いします。

Aベストアンサー

磁性実験をやっている者です。

おっしゃるように、酸素は分子状態(気体)で常磁性を示します。磁化率は 100E-6 cm3/g 程度で、(強磁性でない)弱い磁性体の中では、かなり顕著に磁場に応答する物質と言えます。

この酸素分子は、磁場勾配中で力を受けますから、永久磁石の極付近で酸素の濃度が高くなることは、原理的にはあると思います。

問題は、拡散や気流の動きに勝るだけの効果が現れるかどうかですね。定量的に計算するかあるいは実験をすればいいのですが、恐らく、強力な電磁石で発生させた磁場勾配中に、容器に閉じ込めた空気を置けば、酸素濃度の勾配は実測可能ではないかと思います。

常磁性と反磁性の気体を、磁場によって分離しようとする研究は既にあります。
(例)http://www4.jsforum.or.jp/public/report/h12_report/fujita/fujita.html

なお、「磁性」の意味を強磁性に限らないのであれば、気体や液体も含め、全ての物質は、何らかの磁性を示すと言えます。

Q結合性軌道と反結合性軌道とは?

結合性軌道と反結合性軌道とはどういうものなのでしょうか?
調べてみたのですが少し専門的で理解できませんでした。
初心者にも分かる程度にご教授お願いいたします。

また、「水素の分子軌道において、基底状態では反結合性軌道に電子が含まれない」ということも合わせて教えていただけるとうれしいです。

Aベストアンサー

分子の化学結合理論で、分子軌道法という理論の中で使われます。
文だけで分かりづらいと思うので画像をご覧ください。

まず、簡単に水素原子2つから水素分子1つができる過程を考えます。
それぞれの水素は1s軌道に電子を1つずつ持っています。
この2つの1s軌道は相互作用し、エネルギーの異なる2つの軌道ができます。
このときエネルギーの低い方の軌道は、2つの軌道の電子波の位相(波動関数の符号)を合わせて重なります。
すると重なった部分(2つの原子間)の電子密度が高くなり、この軌道の電子は2つの原子核を引き寄せ結合を生成しますから、「結合性軌道」と呼ばれます。
しかしエネルギーの高い方の軌道では、2つの軌道の電子波は位相を逆向きにして重なるのです。
すると、重なった部分の電子密度は低くなり、2つの原子間とは反対方向の電子密度が高くなります。
結果、この軌道はそれぞれの原子を結合とは逆向きに引き離し、結合を破壊する性質を持つので「反結合性軌道」と呼ばれます。

水素分子H2では、このように2つの1s軌道から結合性軌道・反結合性軌道ができます。
電子は合わせて2つです。パウリの原理に従い、エネルギーの低い軌道から電子を詰めていくと、2つの原子はどちらも結合性軌道に位置します。
反結合性軌道には電子は入っていません。

結合次数は (結合性軌道中の電子 + 反結合性軌道中の電子)/2 で求められます。水素分子の結合次数は1となります。
水素分子の結合は単結合である、ということに一致していますね。

分子軌道法はこのように考えます。

分子の化学結合理論で、分子軌道法という理論の中で使われます。
文だけで分かりづらいと思うので画像をご覧ください。

まず、簡単に水素原子2つから水素分子1つができる過程を考えます。
それぞれの水素は1s軌道に電子を1つずつ持っています。
この2つの1s軌道は相互作用し、エネルギーの異なる2つの軌道ができます。
このときエネルギーの低い方の軌道は、2つの軌道の電子波の位相(波動関数の符号)を合わせて重なります。
すると重なった部分(2つの原子間)の電子密度が高くなり、この軌道の電子は2...続きを読む

Q無機化学での「遮蔽」の意味いついて

今まで大学四年間で「遮蔽」という言葉を耳にしてきましたが、はっきりとどういう意味か分かっていないことに気づきました。簡単に言うとどういう意味でしょうか?ランタノイド収縮の説明に遮蔽効果が使われますが、理解してから使いたいので質問させていただきました。
調べてもNMRに関連づけてあったり、物理っぽかったので理解できませんでした。
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

原子核は正電荷をもっており、その周りに負電荷をもつ電子が存在しています。
そうすると、原子核の正電荷が、周りにある電子の負電荷によってある程度遮られます。
つまり、原子核の正電荷がすべて外に伝わるのではなく、その一部が電子の負電荷によって打ち消されます。これが「遮蔽」の意味です。

たとえば、内側にある電子殻の電子は、原子核のすべての正電荷による引力を受けますが、外側の電子殻にある電子が受ける引力は遮蔽によって弱められています。

種々の原子軌道のうちで、どれが内側にあり、どれが外側にあるかと言うことによって、遮蔽効果の大きさは変わってきます。原子核の電荷と、遮蔽されずに最外殻電子に届く正電荷の大きさが、原子のサイズに影響を及ぼします。
こういった理屈がランタノイド収縮の説明に用いられているはずです。

Q酸素分子の電子について

 活性酸素についての本を読んでいると、「酸素分子は原子核2個、その周りに16個の電子が回っている」とあり、これは理解できるのですが、続けて「電子の回る軌道は小型2個、中型5個、大型2個の計9個あり、2個の電子が不対電子になっており不安定な状態となっている」とあり、この部分が理解できません。
 Q1.酸素分子は2組の共有電子対による二重結合をしており不対電子はないはずですが、2個の電子が不対電子になっているとはどいうことなのか?
 Q2.電子の回る軌道は1個の原子核の周りを電子が回っている時にはK殻、L殻、M殻、N殻の電子殻がありますが、分子の場合には小型・中型・大型と変わるのでしょうか?
 高校レベルの教科書を参考にしながら、活性酸素の本を読んでいる社会人です。どうか宜しくお願い致します。

Aベストアンサー

>>高校レベルの教科書を参考にしながら、活性酸素の本を読んでいる社会人です。どうか宜しくお願い致します。
それじゃ分からないのは無理もないです。
>>「三重項酸素(O2)は炭素(C)から2個の電子を奪って O2+C→CO2 となる」
これはほとんど「詐欺」のたぐい。
単純なボーア近似のモデルで説明できますが、実際には永遠の研究テーマですので「正しい説明」はありません。(この際言い切っちゃう)大体水素分子だって説明できてないんだから。
だから、以下の解説は単なる「説明」。
さて酸素原子にはK殻(1)に2つの電子、L殻(2)の球対称軌道(2s)に2つの電子、同じくL殻の軸対称かつ面逆対称の∞型した軌道(2p)に4つの電子が入っています。
このうちL殻に入っている6つの電子を使って酸素原子二つが結合し酸素分子を作っています。
この際SATA_YUKI様がおっしゃるように::O=O::になれば幸せなのに、何が悲しいのかそうなりません。
実際には[・:O≡O:・]と[・::O-O::・]が混ざった状態にいます。どちらも酸素原子の周りの電子は7つずつ、オクテット則などクソ食らえとおっしゃっております。
だけどフント則(不対電子が複数ある時はスピンがそろっている(同じ方向を向いている、あるいはみんな+かみんな-かになる)方が安定だ)には従うためスピン数は、電子1個で+1/2か-1/2かなのでこの際そろうと+1(-1側はふつう使わない)になります。スピン多重度はスピン数の2倍足す1という表現になるので多重度3これを三重項状態と呼びます。
ちなみに不対電子が全くないとスピンはゼロなので多重度は1で、ほとんどの分子は一重項。
不対電子を持つラジカルはスピン一個なので二重項。
酸素はそれ自身二つもラジカルを持っていますので「活性酸素」なんて呼ばなくても酸素自身十分活性なのです。ラジカル反応のおかげでアニリンは真っ赤にフェノールは真っ黒に酸化されちゃいます。生物が酸素の中で生き始めたときから酸素との戦いは永遠の課題となりました(ここで恩師受け売りのジョーク「えー、これから酸素の有害性の実験をしますので、教室の右半分の生徒はこの時間が終わるまで息をしないこと」)ミトコンドリアの働きも調べて下さいねー。
酸素は化合物の水素を引き抜いてさらに活性なヒドロペルオキシラジカル(HOO・)になりこれが解離するとスーパーオキシド(スーパーオキサイド)陰イオンラジカル(・OO-)となります。(このあたりになると、留学中のテーマだから力(リキ)はいっちゃう。爆)こいつは体内でスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)で分解され最後は酸素と水になります。うん、活性酸素らしくなってきたぞ。(笑)
>>小型2個、中型5個、大型2個の計9個あり
ほとんど謎解きですね。小型二個は分かりますK殻(1)のこと、結合に関与してない。中型五個は多分[・::O-O::・]の形の結合軌道と非共有原子対、そして大型2個は不対電子が入っている軌道二つではないでしょうか。他の可能性もあるけどこれ以上の解釈は意味なし。分からなければ、追加質問して下さいねー。
<(_ _)>

>>高校レベルの教科書を参考にしながら、活性酸素の本を読んでいる社会人です。どうか宜しくお願い致します。
それじゃ分からないのは無理もないです。
>>「三重項酸素(O2)は炭素(C)から2個の電子を奪って O2+C→CO2 となる」
これはほとんど「詐欺」のたぐい。
単純なボーア近似のモデルで説明できますが、実際には永遠の研究テーマですので「正しい説明」はありません。(この際言い切っちゃう)大体水素分子だって説明できてないんだから。
だから、以下の解説は単なる「説明」。
さて酸素原...続きを読む

Q分光化学系列と配位子場分裂 高スピンか低スピンか?

只今錯体の勉強をしています。
配位子場理論において、金属と配位子の軌道の相互作用によって、配位子場分裂(Δ)することはわかりました。この時の「エネルギーΔ」と、電子が同一軌道にスピン対をつくって入る際の「電子間反発エネルギー」の大小により、金属のd軌道の電子配置が高スピンになるか低スピンになるか、理解することはできました。

配位子場分裂(Δ)の大きさは、分光化学系列に則った配位子の違いによるものと記憶しています。

また一般に第一遷移金属元素に比べ第二、第三の方が低スピンになると教科書(シュライバーよりかなり大まかです)には書いてありました。

ここで疑問なのですが例えば、[Co(en)3]3+という錯体について考えたとき、Δ及び電子間反発エネルギーの具体的は値、または大小関係が分からなくても、分光化学系列と第何遷移金属といった情報だけで、Coのd軌道の電子は高スピン、低スピンどちらか分かるものなのでしょうか?

つまるところ、金属の種類ごとに、分光化学系列で真ん中(H2O)辺りより左側の配位子は低スピンになる~といったaboutな予測はできないのでしょうか?

また、もう一点、分光化学系列は大まかにC>N>O>Xとなっていますが、なぜでしょうか?配位子と金属のπ軌道の相互作用という面では理解できましたが、以下の説明がわかりません。
「配位子の電気陰性度が増加し、金属にσ供与するエネルギー準位が低下するので、この軌道と金属のσ対称性のeg*軌道とのエネルギー差がC,N,O,Xの順に大きくなり、その結果軌道相互作用が小さくなってΔが小さくなる」

大変長く、またわかりにくい文章となってしまいましたが回答お願いします。

只今錯体の勉強をしています。
配位子場理論において、金属と配位子の軌道の相互作用によって、配位子場分裂(Δ)することはわかりました。この時の「エネルギーΔ」と、電子が同一軌道にスピン対をつくって入る際の「電子間反発エネルギー」の大小により、金属のd軌道の電子配置が高スピンになるか低スピンになるか、理解することはできました。

配位子場分裂(Δ)の大きさは、分光化学系列に則った配位子の違いによるものと記憶しています。

また一般に第一遷移金属元素に比べ第二、第三の方が低スピンに...続きを読む

Aベストアンサー

> 金属の種類ごとに、分光化学系列で真ん中(H2O)辺りより左側の配位子は低スピンになる~といったaboutな予測はできないのでしょうか?

できます。

配位子の分光化学系列ほど有名ではありませんけど、金属イオンの分光化学系列というものがありまして

 Mn2+ < Ni2+ < Co2+ < Fe2+ < V2+ < Fe3+ < Co3+

の順で配位子場分裂Δが大きくなります。[Co(en)3]3+について考えると、Co3+はΔが大きくなるイオン、enはΔがそこそこ大きくなる配位子なので、[Co(en)3]3+は低スピン錯体になることがわかります。

おおざっぱには
 Mn2+はNO2とCNの間、
 Co2+はphenとNO2の間、
 Fe2+はenとbpyの間、
 Fe3+はH2Oとenの間、
 Co3+はFとH2Oの間、
に高スピン錯体と低スピン錯体の境界線があります。

Mn3+とCr2+はヤーン-テラー効果のために正八面体構造からずれるので少し厄介で、これらのイオンはふつう金属イオンの分光化学系列には含めません。Mn3+では高スピンになる錯体がほとんどで、低スピンになるのは[Mn(CN)6]4-くらいです。Cr2+では、[Cr(en)3]2+が高スピン、[Cr(bpy)3]2+が低スピンになるので、Fe2+とだいたい同じところに境界線があると考えればいいです。Ni3+は、事実上すべて低スピン錯体になります。

> 分光化学系列は大まかにC>N>O>Xとなっていますが、なぜでしょうか?

配位子のπ軌道と金属のd軌道との相互作用のためです。金属にσ供与する軌道のエネルギー準位の違いは、分光化学系列にはあまり影響しません。このことは、ハロゲンの順序が F>Cl>Br>I になっていることから分かります。もしσ供与する軌道のエネルギー準位の違いが分光化学系列を決めているのならば、I>Br>Cl>Fの順になるはずです。ふつうは、「F→Iの順にΔが小さくなるのは、F→Iの順にπ供与性が強くなるからだ」という説明がなされます。

> 以下の説明がわかりません。
> 「配位子の電気陰性度が増加し、金属にσ供与するエネルギー準位が低下するので、この軌道と金属のσ対称性のeg*軌道とのエネルギー差がC,N,O,Xの順に大きくなり、その結果軌道相互作用が小さくなってΔが小さくなる」

金属にσ供与する配位子のエネルギー準位は、金属のd軌道よりも低いところにあります。配位子のエネルギー準位が低くなれば低くなるほど、金属のd軌道とのエネルギー差が大きくなるので、軌道相互作用が小さくなってΔが小さくなります。配位子のエネルギー準位は配位子のイオン化エネルギーの符号を変えたものなので、配位子の電気陰性度が増加するほど低くなります。

> 金属の種類ごとに、分光化学系列で真ん中(H2O)辺りより左側の配位子は低スピンになる~といったaboutな予測はできないのでしょうか?

できます。

配位子の分光化学系列ほど有名ではありませんけど、金属イオンの分光化学系列というものがありまして

 Mn2+ < Ni2+ < Co2+ < Fe2+ < V2+ < Fe3+ < Co3+

の順で配位子場分裂Δが大きくなります。[Co(en)3]3+について考えると、Co3+はΔが大きくなるイオン、enはΔがそこそこ大きくなる配位子なので、[Co(en)3]3+は低スピン錯体になることがわかります。
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Q金属錯体の特有の色について

二価の銅イオンを含む水溶液は、青色を呈するのに、どうして一価の銅イオンを含む水溶液は無色なのですか?ナトリウムイオン、カリウムイオンも水溶液中では無色である理由も気になります。イオンの電子配置と何か関係があるのでしょうか?

Aベストアンサー

honeyBさんがどの程度の基礎知識をお持ちか分かりませんが,とりあえず非常に簡単なところから述べさせていただきます。

地面に落ちているボールを拾い上げると,ボールは位置エネルギーを受け取ってエネルギーの高い状態,つまり落ちる危険性のある状態になります。分子に光を当てると,分子は光のエネルギーを受け取ってエネルギーの高い状態になります。この分子の初めの状態を「基底状態」,エネルギーの高い状態を「励起状態」と言います。

この両者には決定的な違いがありまして,ボールの位置エネルギーは連続的な値を取れますが,つまりボールは好きな高さまで連続的に持ち上げることができますが,分子の励起エネルギーは飛び飛びの値しかとれません。よって,分子が吸収できる光のエネルギーも,飛び飛びの値しかとれません。分子が吸収する光のエネルギーと光の振動数との関係は,E=hνという式によって表されますので,分子が吸収する光の振動数も飛び飛びの値をとります。このことが,分子が色を持つ根本的な原因になっています。

分子が色を持つには,分子が可視光に相当する振動数の光を吸収する必要がありますが,これに相当する励起エネルギーは分子内の電子遷移に対応します。そして,電子遷移には大雑把にπ-π*遷移,n-π*遷移,d-d遷移,CT遷移などの種類がありますので,分子の色を説明するにはこれらの電子遷移の有無,および分子軌道の対称性(対称性によって電子遷移の許容・禁制が決まる)を考えれば良いということになります。

錯体の色については,配位子が単純である場合はd-d遷移,CT遷移のみを考えれば説明が付きます。この中で,d-d遷移は禁制遷移,CT遷移は許容遷移であるため,モル吸光係数が1000 cm2/mmol程度の錯体はd-d遷移による呈色のみであると考えることができます。

ここでご質問の件ですが,Cu2+は最外殻の3d軌道に電子が9個入ったd9錯体ですので,八面体構造の場合は3d軌道内(より具体的には3d_xy→3d_z2)でd-d遷移が起こります。そして,このd-d遷移が原因でCu2+の錯体はブルーに呈色します。一方,Cu+はd10錯体ですので,完全に閉殻構造となりd-d遷移は起こりません。単純な配位子では他の電子遷移も起こりませんので,Cu+の錯体は大抵無色になります。K+もNa+も同様に閉殻構造ですので,やはり無色です。

最後に。電子軌道と不連続なエネルギーについては物理化学(量子力学)の成書を,錯体の色に関する理論(配位子場理論,ヤーンテラー効果)については無機化学(錯体化学もしくは配位化学)の成書をご覧になれば,より一層理解が深まると思います。

honeyBさんがどの程度の基礎知識をお持ちか分かりませんが,とりあえず非常に簡単なところから述べさせていただきます。

地面に落ちているボールを拾い上げると,ボールは位置エネルギーを受け取ってエネルギーの高い状態,つまり落ちる危険性のある状態になります。分子に光を当てると,分子は光のエネルギーを受け取ってエネルギーの高い状態になります。この分子の初めの状態を「基底状態」,エネルギーの高い状態を「励起状態」と言います。

この両者には決定的な違いがありまして,ボールの位置エネル...続きを読む

Qヤーンテラー効果について

ヤーンテラー効果について勉強したのですがよく分かりません。もし分かりやすく説明してくれる方がいればよろしくお願いします。

Aベストアンサー

Jahn-Teller効果ですか.むずかしいですよね~.ということで,「わかりやすく,イメージをつかむ」というのをモットーに(!?),ここではJahn-Teller効果の一例である「正方晶ひずみ」のお話をします.


正方晶ひずみをチョー簡単に言ってしまえば,
「Cu錯体がなぜ正方形配位型なのか」
を説明したものなのです.

じゃあ,なんでそうなるのっ?(古っ!)って思いますよね.そこで,結晶場理論をもとにこれを説明します.


そもそも,d錯体って,八面体配位であるか,四面体配位ですよね(ただ,四面体配位は例が少ないので省略します).例えば,Fe錯体なんかはたいてい八面体配位(配位子が6個)って教わりましたね.しかし,Cu錯体やPt錯体などはなぜか正方形の配位をとります.本来であれば,八面体配位をとったほうがよさそうな感じがしますよね.だって,FeとCuって電子が3つしか違わないから.

ここで,Jahn-Teller効果にもとづく正方晶ひずみという効果が生じてきます.これって何かというと,z軸方向の配位距離(金属と配位子との距離)が伸び,xy方向の配位距離が縮まるのです.つまり,八面体を横からグシャッとつぶして縦にビヨーンと引っ張った感じになります.

このような傾向は,d軌道の電子が多いほど起こりやすくなります.
こうやって,もしもz軸方向の配位距離が無限に伸びてしまったら?そう,z軸方向の配位子はどっかに飛んでいってしまい,結果として正方形状に並んだ4つの配位子だけが残ります.

つまり,「Cu錯体が正方形配位であるのは,八面体がひずんでz軸方向の配位子がなくなったからである」といえましょう.


しかし,「なんでd軌道の電子が増えるとz軸方向に伸びるの?」と思われますよね.これは電子軌道理論で説明できます.
八面体のときは,d軌道は3:2に分裂してますよね.低エネルギーで縮退している3軌道はdxy,dyz,dzxで,高エネルギーのそれはd(xx-yy),dzzです.さて,d軌道の電子が増えると,実は二重および三重に縮退していた軌道が分裂して,2:1:1:1とこま切れになってしまいます.具体的には,z因子を含む軌道(dyz,dzx,dzz)の3つのエネルギーが低下します.(なんでそうなるのかについてはムズカシイので省略させてください)


う~ん,なにやらムズカシイお話になってしまいましたね.
でも,「d軌道の縮退が変化する=配位の形も変化する」ということはなんとなく予想できますよね.これを理論的に説明したのがJahn-Teller効果です.


こんな稚拙な説明でわかっていただけたでしょうか.
もし,「この文章のここがよくわからない」などがありましたら,補足をお願いいたします.また,これ以上の内容についてはShriver(シュライバー)著『無機化学』p.354あたりに書いてあるので,そちらをご覧ください.

Jahn-Teller効果ですか.むずかしいですよね~.ということで,「わかりやすく,イメージをつかむ」というのをモットーに(!?),ここではJahn-Teller効果の一例である「正方晶ひずみ」のお話をします.


正方晶ひずみをチョー簡単に言ってしまえば,
「Cu錯体がなぜ正方形配位型なのか」
を説明したものなのです.

じゃあ,なんでそうなるのっ?(古っ!)って思いますよね.そこで,結晶場理論をもとにこれを説明します.


そもそも,d錯体って,八面体配位であるか,四面体配位ですよね(ただ,四...続きを読む


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