プロが教えるわが家の防犯対策術!

資本金5000万円、社員数約150名、非上場の中小企業に勤めています。代表権を持つオーナーがほぼ100%の株式をもつ同族企業です。現在は社長と役員数名がわずかに株を保有していますが、その他の従業員は株を保有していません。
経営状態は厳しく、金融機関から現在約1000万の融資を受けている状態です。
今回人事制度の見直しを行い、新たな等級制度を導入することになりました。この等級格付けを行うプロセスで、社長が、管理職の昇給条件に自社株の購入を義務付けようとしています。これは全社員が対象ではなく、経営補佐層(部長、課長)が対象であり、約30名に対し「出資するつもりのない社員は管理職にはしない」と明言しています。つまり人事制度と社員持株制度を結びつけてしまっており、対象者もみな困惑し、社長に対する不信感が高まってしまっている状態です。(出資金額は1株約60万、最低一株以上の購入を義務付けたいとしている)
社長は融資の保証人になっていることもあり、何とか自分と同様にリスクを負って一緒に会社を立て直してほしい。という思いが強いようなのですが、「今すぐ出資できないなら会社から融資する」などと言う始末で、数名の幹部社員が考え直すよう説得を試みても「出資条件を取り下げる気持ちはない」と考えを変えさせるのは難しそうです。そこで、労働基準法などの側面から、「昇給条件に自社株の購入を義務付けることは違法に当たるのではないか?」と考え、詳しい方にご指南していただきたく投稿しました。アドバイスいただきたく。よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

少し難しい問題ですね。



民法の契約についての解釈を考えたほうが良さそうです。

1.私が死んだら、この土地をあなたにあげる。
2.私が死んだら、あなたを課長にしてあげる。
3.私の会社が儲かったら、あなたを課長にしてあげる。

全部条件の様に思えますが、二つは違います。
期限と条件。

人は必ず死にます。なので、1-2は期限契約。
3は、期限に関わらずの条件なので、条件契約。

条件の契約は双方が合意する必要があります。

今回の問題は、「株式購入」つまり、会社に出資したら昇給・昇級と言っているわけです。

出資して昇級するなら、「契約」ですし、出資しても「いつ昇級するかわからない」なら、「条件契約」です。
つまり、前者は購入した瞬間に「昇級」是は違法ではありません。
契約は成立します。

期限を設けなければ、契約とは言えないでしょう。

労働法にもこのようなことは書いてないでしょうし。

>、「昇給条件に自社株の購入を義務付けることは違法に当たるのではないか?」
うーん、「条件」ですね。 ただ、時限がなければ、成立しにくいですね。

直ちに昇級なのか、半年後か、二ヵ月後か、それとも全員はないのか。
全員がないのなら、契約では在りませんし。


個人的にはワンマンだとは思いますが、会社は資金繰りがあっかすると倒産します。 これは、経営者を経験しないとわからないと思いますが。

あなたがここで抵抗してもこの会社に居る限り、得はしません。
話し合いで解決する道を選んでください。
困っているから社員に金を貸してくれと。その代わり、業績が戻ったら、役員にする。見たいな感じですね。

法律で判断すると、敵味方にわかれて、居場所がなくなります。
社長を解任して、あなたが経営者になって、負債の責任など一切を追う覚悟があるのかどうか。

それとも社長適任者がいるのかどうか。

現状の給与を維持したいのかどうか。

状況と立場で変わってきます。
改善命令を第三者に出してもらっても、倒産しそうです。

なので、権利の主張も譲歩されて、恩を売ったほうが良いと思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
法律的には難しそうですね。

補足しますと、今回は現部課長と部課長候補に対し、新たな等級格付けのためのアセスメントを行うのですが、その際、出資しない者はアセスメントを受けななくてよい。つまり管理職を放棄すると見なす。と言われています。人事制度としては、人事評価とアセスメントにより、新たな等級格付けをすることを決めていますが、人件費削減の側面から部課長を減らしたいという社長の目論見もあり、このような発想になっています。

そういう意味では必ずしも出資をしたからといって昇級できることが確約されていることはないのです。むしろ出資をしても降格される可能性もあります。これは条件契約ということになるのでしょうか?

お礼日時:2009/07/31 18:31

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