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変な質問ですみません。
一般的に、H+とOH-の関連で酸とアルカリが定義されているようですが、友人の某有名大学助手に聞いてもハッキリとした解答が聞かれず個人的に知りたいと思っています。
実は、ある顧客から酸とアルカリの違いについて質問され、私が文系で化学が苦手ということもあり、対応に苦慮しております。
一応自分自身で大まかな概要を理解すべく努力しましたが、調べれば調べるほど訳が分からず、今回質問致しました。
以下に、酸とアルカリについての匿名での記載がありますので、水素を主体とした原理以外の酸とアルカリの定義についてご存知の方ご教示願います。
もちろん、水素を主体とした定義でも結構です。
長くなりますが宜しくお願い致します。
匿名記載
化学の世界で重要な位置を占める酸・アルカリの概念は,紆余曲折を経ながら今日に至っている.
 いままでの定義をみていると,酸の定義の主役として水素が関与していたことがわかる.では,BF3のようなものは酸とはいえないのだろうか.例;BF3(酸)+:NH3(塩基)→BF3ーNH3
 ルイスが定義した酸・塩基の反応を調べていると,互いに結合しやすい2つのグループのあることがわかってきた.そこでピアソンは,酸・塩基には硬・軟の2つの種類があるという考えを提案した.硬い酸・塩基とは,原子や原子団が分極しにくい酸・塩基のことであり,H+,Mg2+などが硬い酸,OH-,F-などが硬い塩基の部類に入る.この硬い酸と塩基同士が反応すると,極めて安定なイオン結合性の化合物をつくるのである.
 このように,酸・塩基の概念は学問の進歩とともに,移り変わってきたのである.

A 回答 (2件)

酸、塩基の定義は大きく分けて


1.アレニウスの定義
2.ブレンステッドの定義
3.ルイスの定義

と、時代ごとに変遷しています。

ちなみに質問中の匿名さんが言及しているのは「ルイス酸・塩基」ですね。定義としては広義だと思います。

参考URLは、「ルイス ブレンステッド 酸 塩基」でネット検索して引っかかったページの一つです。上記各々の定義について簡単にまとめてあります。できるだけ単純で端的に書いたものを選んだつもりですが、参考になりますでしょうか?

もし不足なら色々検索してみていただければ、と思います。

参考URL:http://chemserv.b-ed.smz.u-tokai.ac.jp/chemilab/ …
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高校化学までの酸・塩基の定義はこうです。



まず古い酸・塩基の定義は、
水に溶けてH+を生じるものが酸、
水にとけてOH-を生じるものが塩基、というもので、
これは「アレニウスの定義」と呼ばれます。
だから酸と塩基を混ぜると酸から生成するH+を、
塩基から生成するOH-が反応するので、
必ず水が生成する訳です。

これを拡張したのが「ブレンステッド・ローリーの定義」と呼ばれるもので、
反応してH+を相手に与えるものが酸、
H+を受け取るものが塩基、という、
H+のやりとりだけで表現したものです。
この定義だと、アレニウスの酸・塩基はこれに全部含まれて、それ以外に例えば、

NH3 + H2O → NH4+ + OH-

なんていう反応の場合、水はH+を手放してOH-になったので酸、
NH3はH+を受け取ってNH4+になったので塩基、というふうになります。

さらに大学でルイス酸・塩基という定義が出てきますが、そこまで必要ないなら、大学入試参考書や、高校の化学の参考書などを見れば詳しい説明があると思います。
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