婚約破棄の慰謝料請求の訴状について

以前こちらで婚約破棄の慰謝料請求について質問をしました。

http://okwave.jp/qa5240082.html

現在、訴訟を提起するために訴状を作成しているのですが、いくつか疑問がありましたのでご質問します。

１、事件名は「慰謝料請求事件」でよろしいでしょうか？

２、「請求の原因」の欄に書くべきことは、どの程度なのでしょうか？（いつ出会って交際を始めたのかとかできるだけ細かく記載するのですか？）

３．「請求の原因」で主張するべきことを教えてください。できれば、一般的に婚約破棄の慰謝料請求をする際に主張される「請求の原因」の雛形的なものを教えてください。

よろしくお願いします。

No.1 回答者： Actinomycin 回答日時： 2009/09/21 12:23

１．さほどこだわる必要のない部分ですが、慰謝料だけを請求するなら「慰謝料請求事件」でいいと思います。

経済的損害の賠償も請求するのなら、慰謝料も精神的損害的損害に対する損害賠償ですので、併せて「損害賠償請求事件」とするといいでしょう。

３　３を先に答えます。婚約したこと、婚約が不当に破棄されたこと、婚約の不当破棄によって損害が発生したこと、を主張する必要があります。雛形的なものは下記参照。

２　本人訴訟で、やたらたくさん書いてくる人もいますが、細かく書けばいいというものでもありません。これは、予想される相手方の出方や、主張の内容にもよるので、一概に「この程度です」というのは難しいですね。
なお、３で挙げた以外の事実について書きたいのなら（例えば婚約に至る経緯は、精神的苦痛の強さを知ってもらうために書く必要があると考えたなど）、「関連事実」として分けて書くとよいでしょう。



第１　請求の趣旨
　１　被告は、原告に対し、金○○円及びこれに対する平成○年○月○日より完済に至るまで年５％の割合による金員を支払え
　２　訴訟費用は被告の負担とする
との判決並びに仮執行宣言

第２　請求の原因
１　原告と被告は、平成○年○月○日、婚約した（甲１）。
（日付がはっきりしない場合は、○日ころ、○月中旬、○月ころなどと記載）
２　被告は、平成○年○月○日、○○などと言って一方的に、正当な理由なく上記婚約を破棄した（甲２）。
３　原告は、被告による婚約破棄により以下の損害を被った。
（１）経済的損害
　　　原告は、被告との婚姻生活のために○○円で○○を購入したが…（略）
（２）精神的損害
　　　被告による婚約破棄によって原告が被った精神的損害は○○円を下らない。
４　よって、原告は被告に対し、債務不履行または不法行為に基づく損害賠償として、金○○円及びこれに対する平成○年○月○日より完済に至るまで年５％の割合による金員の支払いを求める。

第３　関連事実
　１　原告が被告と婚姻に至った経緯は…（略）
　２　

　　　　　　　　証拠方法
甲第１号証　平成○年○月○日付け電子メールの写し
甲第２号証　平成○年○月○日付け手紙

　　　　　　　　附属書類
　　　　１　訴状副本　　　１通
　　　　２　甲号証写し　各１通