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経験の浅い診療放射線技師です。
医師に「膵臓のCT値を測っておいて」と言われたので計測すると概算で平均値30、SD25位の値が出ました。
平均値は通常より低く、SDは大きくなったと思いながら報告すると、「SDの意味って何?」と聞かれました。
標準偏差のことだと答えても、「それがどう臨床に関係があるの」と聞かれ、答えにつまりました。
後でカルテを見ましたが、特に膵臓に関する記述はありません。

質問です。
CT値が通常より低く、SDが大きくなる病気はどんな物が考えられますか?
また、SDが大きくなると言うことは、どんな意味を持つのでしょうか?

A 回答 (1件)

SDが大きくなるということは、個々の計測値のばらつきが大きいということになるでしょうか。


たとえば、1から10までの10この集団の平均は5.5、SDは3です。一方で、5と6が各5この10この集団の平均は5.5、SDは0.5です。
膵臓で考えると、CT値が正常よりも下がる要素は脂肪組織が増えているとか、水が増えているといった正常な膵臓組織以外のCT値の低いものが増えていることが考えられます。さらにSDが大きくなっている要素としては、個々のCT値の集団にばらつきが大きくなっているということ。一例をあげると、膵実質に脂肪が増えてきており、CT値の低いものが増えているので、実測値の平均も下がり、ばらつきも大きくなっている…なんてことも考えられますね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やはり、脂肪組織が増えているのでしょうね。
SDに関しては、数学的な説明はできるのですが「臨床的にどんな意味があるの?」と言われて答えられませんでした。
(質問した医師自身、どう判断していい物か良くわかっていなかったようです)

お礼日時:2009/09/03 11:51

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