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長文の質問になりますが、ご容赦ください。

最近よく言われている「ネット右翼」と言われる人達の言動が、いわゆる「新左翼」の人達のことを連想させます。

私は2000年に明治大学二部(夜間部)に入学しました。当時、明大は新左翼の革労協が駿河台校舎の学生会館に拠点を持ち、活動していました。
二部学生のサークルは駿河台の学生会館に部室を構えているところも多く、学生会館の使用料として、毎月一定額を納めること、デモにサークルから2名以上参加させること等の条件を受けるかわりに、学生会館を使用できる、というようになっていました。
私が所属していたサークルも学生会館を使用していましたので、革労協の活動を目にすることも多くありました。
立て看板作り・ビラ配り・授業前の教室での演説・デモ行進、などです。

大学を卒業して5年経ち、このようなことは忘れて過ごしていたのですが、先日の総選挙の少し前からのネット上への民主党への反発を目にして、ネット右翼というものを知り、学生時代のことを思い出しました。
政治的思想は新左翼とは違うのでしょうが、どうにも雰囲気と言いますか、性質が似ているような気がします。
また、民主党への反発の書き込みなどに傾倒している若い人達も多く、そういった人達のネットでの発言(この教えて!gooにも多くありますが)にも、同じような雰囲気を感じます。

何故同じように感じるのか考えてみましたが、どうにも自分で納得いく答えが見つからず、こちらで質問させていただきました。
単純に、「どうして似ていると感じるんだろう?」というだけの質問ですので、お暇な時にご回答いただければと思います。

A 回答 (9件)

あくまで個人的な意見であり、推測なのですが、


「ネット右翼」と「新左翼」が、仮に共通点があるとすれば、
上の方が挙げられた「若気の至り」「反動」というのが最も正しいと思うのですが、
それ以外に「遅れてきた世代の便乗運動」というのがあるように思います。

70年代の新左翼運動は、60年の安保闘争という雛型がありました。
一方ここ数年の「ネット右翼」と呼ばれる人は、
冷戦終了後の保守化第一世代とでも言ったらいいのでしょうか、
湾岸戦争の日本の対応に疑問を持ち、自民党の左傾化に絶望し、
小林よしのりの戦争論や新しい歴史教科書を作る会の運動で盛り上がりを見せた、
たぶん今の30代後半から40代の人の影響を明らかに受けてます。
というか、それに便乗しているところが多分に見られます。

両者に共通しているかな、と思うのは、
何かに影響を受けてあとから乗っかってきたが故の、
ある種の純粋さと無責任さが同居してるところですかね。
なので、主張や手法が過激で先鋭的でありながら、どこか短絡的で幼稚な印象になってしまう。
そして、新左翼運動が、一部が過激に先鋭化してテロに走り、
残りの大多数が会社や社会に溶け込んでいった途端保守化してしまったように、
案外ネット右翼も、一部が先鋭化しカルト化して残り、残りは雲散霧消していくかもしれません。


あともうひとつ両者の共通点で感じることは、
彼らの主張をみると、思想的にはともかく、
内容的には差異があまり感じられないのです。
両者とも「愛国」を掲げてますし、
新左翼でいえば「反帝反スタ」、ネット右翼は「反東アジア、反グローバリズム」、
要は東と西の勢力に対する反発も似ています。
貧困問題を掲げることろや、妙に教条主義的なところ、
新左翼でいえば「東アジアやベトナム」、ネット右翼でいえば「台湾」のように、
自分たちよりか弱い存在でありながら、自分たちに似た境遇にある国に対し、
異常にコミットメントするところも似ていますね。

これらは、大陸の辺境に位置するリムランドの国家としての、
日本の地政学的な問題が反映しているように思います。
もしかしたらこれらの運動は、
大陸勢力と海洋勢力の勃興に従って自動的に発病する持病のようなものなのかもしれませんね。
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雰囲気的には似てくると思いますよ。

両方とも「政治活動により何かをす
る」のではなくて「政治活動をしている・天下国家を論じている事そのも
のに酔っている」ことについては同じですからね。

まあ、幼稚とはいえ実際の行動に移している分、新左翼の方が、今後の
人間的成長が(もしかすると)期待出来るかもしれないという点でマシ
ですかね。

ネトウヨに至っては、論評にも値しませんな。
彼らが言いたいのは、結局「日本人は素晴らしい、そしてその一員である
俺も素晴らしい」ってことだけですよ。
一切の努力、苦労も無しに素晴らしい何かを成し遂げることはできない
わけですが、彼らはそれを素晴らしいことを成し遂げた日本人に
「同じ日本人として」ってリンクを貼ることで自分のものにしたような
気になっている、怠け者って所ですよ。
(「同じ日本人として」って、日本人だけど同じじゃないってのが現実
ですよね。(笑))

彼らがやたらと中国、韓国、台湾(注)を見下げるのって何故だと思い
ますか?
立派なことを為し遂げた人は、努力・苦労が報われることで、カタルシス
を得ることができるので、特に人に威張りもしないし、むしろ人として
賢いため、威張らない方がより高く評価されることを知っています。
よって謙虚になるわけですが、ネトウヨの方々は自分ではなんの努力・
苦労もしていないため満足感が得られないわけです。かわりに
優越感という快感を感じるべく、外国に対してことさらに威張るわけです
な。まあ、気位だけは高いが精神的には非常に幼稚ということなんでしょ
うね。

注)彼らは自分を親台湾と言う場合が多いですが、それは台湾が劣ってい
ることを素直に認め、日本人を称揚しているという妄想というか妄念
によるもので、台湾の方には失礼な主張が多いです。
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>どうして似ていると感じるんだろう?



似ていることを少なくも似ていると思えることをピックアップしてみましょう。
そうするとわかるか知れません。
人によって似ていると思う点は違いますし、同じ人でも視点を変えると違ってくると思います。ですのであなた自身がピックアップされたらよいでしょう。

とはいえ、参考までに私が似ていると感じる点を上げてみます。
1.幼稚です。考えが浅はかで体だけが大人になった駄々っ子みたいです。
"デモにサークルから2名以上参加させる" これなんてどう考えても幼稚ですよね。
その人の考えによって参加するかしないかではなく、場所を使わせるんだから参加しろってことでしょ。大上段にいえば、思想信条の自由に反するので憲法違反の押し付けであり、大犯罪ですよ。強制しないとデモの参加者を集められないという自らの主張が受け入れられないことを認めている負け犬根性でもありますね。
2.相手の意見を冷静に聞くことができない。
3.物事を一面的に捉える。
4.考えが浅はかだから声を張り上げれば主張が通ると勘違いしている。
5.悪者を作り上げてなんでもそのせいにする。
  よくあるのが"教育の荒廃は日教組のせいだ。日教組が悪い"ってわめいてる人。
日教組の組織率なんて30%台だし、文部科学省の方針のほうが徹底されてるんですけどね。
でもとにかく悪者を作り上げないと納まらない。
ある意味TVドラマの"水戸黄門"みたいで単純明快です。世の中、善だけの人・存在、悪だけの人・存在などないんですけど、多面的には評価できない人たちです。
6.いい加減なことも百回も言えば信じてくれる人がいると思っている。
  確かに、幼稚な書き込みにシンクロしてしまう人もいるようですから、これはあながち高等戦術かもしれないですね。

そういえば麻生さんの話の仕方も幼稚っぽいですね。語尾を延ばした話し方があの幼稚な方たちと似てませんか。

それにしてもこのような質問に対する回答でも専門家経験者一般人、自信あり参考意見を選択させられるって何でしょうね。
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ネット右翼についてだけ書きます。



ネット右翼は二種類あると思います。

1.右翼的な思想を持っている人が単に自分の意見をのべているだけ。匿名でなくとも同じ発言をしますし、ネットだけでなく機会があればどの媒体でも同じ発言をします。

2.匿名であるから普段言えないことをずけずけ言う。これらの人は右翼的と言うより、外国人嫌いと言えます。とくに中韓に対してアレルギーを持っており、激しい書き込みをする。
匿名でしか書けないのは情けないと言えば情けない人たちですが、功績もあります。日本人の多くは朝鮮を併合したとき日本は朝鮮で悪いことをしたと思っておりましたが、ネット右翼の書き込みにより多くの国民が真実を知りました。また南京虐殺についても30万人などという途方もない数字ではなく小規模のものであることもわかりました。マスコミが遠慮して言わないで来たことをネット右翼が書きたて、広く国民の知るところとなりました。
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>どうして似ていると感じるんだろう?



思想って、もしかしたらぐるーっと
回っているんじゃないかな?

左右に行き過ぎると
半周まわって、同じ場所だからじゃない?
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新左翼という言葉を初めて聞きました。

社会に対する反発なのですかね。何年か前に、NHKで、食うや食わずのネットカフェ難民の若者が「希望は戦争です」と、貧しい若者が戦争願望を持ってしまっている、という番組を見ました。要は自暴自棄で、社会も狂ってしまえばいい、というような考え方だと思います。最近、ネットカフェ難民って当たり前になってしまったのか聞き及びませんが、どうなっているのでしょう…。求めるもの、はかなり違いますが、若者の社会への反発という点では、共通なのかもしれません。

しかし、ネット右翼の全てが、そんな若者だけとは限らないと思います。宗教団体や右翼団体が工作している可能性もあるのではないでしょうか。工作を行う会社があるなんてことも聞きます。テレビや新聞は、報道の中立が問題とされますが、ネットは信頼性が薄いだけに、それほど問題とされず、金に物言わせてどんな世論操作を行っても、お縄にはならないのが現状ではないでしょうか。政党まで、ネガティブキャンペーンだのネットCMだのと、ネットで激しく活動するくらいです。何がしかの団体が、世論操作の道具として、ネットの価値を認め、大掛かりに世論操作を行おうとしていても、全く不思議では無いと思います。
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あー、「ネット右翼」と「新左翼」は思想的に異なりますよ。



その上で、それらが「雰囲気的に」似ているとの感想らしいのですが、似ている点もあると思います。私からみれば、どちらも「若者の特権」ですね。
悪く言えば、若気のイタリ・・・というか、若い人は思想教条に影響されやすいので。経験乏しいため、自己の思想形成に外部思想を必要とする場合もある。
それが大昔は反米親中親ソの絶対平和主義、非武装主義、とか教条的左翼主義…であり、学生運動の源だった、と。興味皆無なので良くは知りませんが。
今は新左翼主義かネット右翼か?

どちらもインパクト強ければ強いほど日本の現状に影響を与えると考え、殊更危機を訴えかけるようですが、そうほどしなければならない現状が日本にある。通称名「平和ボケ」けというヤツが、ね。
ま、実際危機なのだがw

私の場合は、それらネット右翼や新左翼には殆ど興味はありませんが、ただただ日本の現実に合わせて自分の好みで考えてます。
私が自分の政治的な考え方を振り返れば、「リベラル」であり通称「右翼」ですね。
ですから自称する際には 「リベラル右翼」 である、としています。
時には本物の右翼と間違えられて「街宣右翼」や「暴力団兼用右翼」と一緒にされて罵倒されたり、右翼からは左翼思想を責められ…と。

人間の思想は一軸で決定付けられるものではなく、多数の軸の交差する座標系のどこに位置するのかでその人の思想的立場が分かります。
こういう考え方で行けば、ネット右翼と新左翼の人々もどこかで思想的に包含しあっているのかもしれませんよ。


それと、民主党を批判する人達の全部を或る傾向に纏め上げて考えるのもどうかと。
例えば自民党は民主党批判をしますが、社民党も民主党批判をしている。民主党自身も民主党を批判する人達もいる。
民主党の政策は、権力欲しさに整合性取れない各種政策を、国民買収・思いつきで表に出しているだけですから、そりゃ批判も多い。
国民の為には、民主党の政策を全部やってもらっては困る。(と言うか、殆どやる必要のない政策ばかりを並べ立ててる)
こういう民主党の政策類をまともに支持しているのであれば、そりゃぁ買収されたか、思い込みか…と。つまりはエゴで凝り固まってるか、馬鹿か…ですわね。

現実主義者は、民主党の政策を支持しません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「若者の特権」なるほどです。
若さにはパワーがあると思いますので、うなずけます。

>それと、民主党を批判する人達の全部を或る傾向に纏め上げて考えるのもどうかと。

これに関しては、私の勉強不足です。
あまりにも同一の内容の発言(反日云々~)が多かったため、それに目を奪われすぎていました。
批判だけならば、今回のような「雰囲気が似てる」という気持ちにはならなかったのだと思います。

ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/10 02:00

両者の共通点を考えてみると、そこにある言葉は『反動』ではないかと思います。





新左翼の世代は"資本主義"、ネット右翼の世代は"戦後教育"という概念教育を
幼少期に受け、真摯にそれを信じてきたのではないでしょうか。
もちろん、彼らの主張に在るように、資本主義や戦後教育の史観が
完全に正しいというわけではないのです。そこには確かに、負の部分、
解決すべき問題点も少なからず存在しています。


しかし、彼らが大学やネットなどで歴史の敗者の側(共産主義や帝政日本)の
立場を学術的に研究するという機会に触れ、つまり違う考え方に触れてしまった
ときに、"びっくり"してしまったのではないかと思うのです。
人の感情が最も強く動くのは『騙された』(あるいはそう思い込む)
ときではないでしょうか。彼らの主張の根底にはこの感情が強く感じられます。


ここに修復不能なほど大きい反動が生まれます。
もちろんだから共産主義や帝政日本の考え方が正しい、というわけでもないのです。
それは単に違う立場からのものの見方であって、勝者の歴史に埋もれたそれらが
埋もれたという事実だけで『真実の歴史』としての価値を担保されるわけでは
ないのですから。

それでも彼らの怒りは、そうそう収まらないのではないでしょうか。
何せ、子供時代の全てを"騙されていた"のですから。
もちろん、そういう彼らであっても時がたてば
『あれははしかのようなものだった』と悟る日が来るかもしれません。



大本の原因は今の学校教育の姿勢、道徳教育という奴にあると思います。

人に教育を成すとき、まず悪い部分を教えずに、その人の智徳が進むのを
待ってから悪い部分を教えるという考え方は誤りなのです。
そういった教育で生まれる人は、逆に教育を成した政府に対して不信感を
抱き、精神を養う機会を失ってしまう。
このあたりは福沢諭吉の学問のススメにとても詳しく書いてあるので、
一読してみるといいかもしれません。


以上、きもちのわるい分析でした。
またねとうよさんとさよくさんに嫌われちゃうがな。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

頂いたご回答を読んでいて、なるほどと思わされました。
おっしゃるように”びっくり”して、”騙された”と感じるのであれば、それは彼らが純粋である、ということなのかもしれないと思いました。
反動が大きい分、対象への反発も大きくなるのでしょうか。

怒りが根底にあるのでしたら、攻撃的なのもうなずける部分があります。
私は怒りに呑みこまれると冷静な判断は出来なくなると思いますので、極端な言動が出てきてしまうのかもしれませんね。

学問のススメは、「天は人の上に~」の一文しか知らないのですが、これを機会に読んでみようと思います。

ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/10 01:11

単純に、民主党に対する漠然とした不安(私も今回の左右連立政権には一抹の不安を憶えていますが)を抱える、自民党支持層並びに中道右派的な考えを持つ人たちと、とにかく民主党が大嫌いで、批判ばっかりをしている人たちがいます。

前者は、社民党の政策が合わないから大丈夫かなど、まともな心配ですが、後者は質問者様の「ネット右翼」だけではなく、それこそ新左翼系の団体関係者や、極右勢力など、右から左まで民主党などを攻撃しています。ですので、一概にはネット上で右派的な考えを持っている人たちだけが、民主党などを攻撃しているのではないことを、頭の片隅に入れておいてください。ちなみに、あまり中道左派系(旧社会党右派を支持する人たち)は静観しているようですがね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど、右から左まで、様々なのですね。
どうにも、ネット上での民主党への強い反発には
「民主党は反日」とか、「民主党は売国」といったものが多いため、極端な右の思想の方々ばかりなのかと思っていました。
もちろん、右派や右翼と言っても様々な方がいらっしゃいますので、皆が同じように考えたり行動したり、というわけではないと思っていますが。
貴重なご意見ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/10 00:58

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