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素朴な疑問なのですが、なぜ多くの同人誌は表紙や本文中に値段の表記をしていないのでしょうか?

A 回答 (13件中1~10件)

極端なハナシ、入れてカッコよくなるなら皆入れるんじゃないかなあ(笑)。



まあ、それはさておき、
「入れなければならない」と決まってないからだと思います。

例えば「R18」表記などは、
昔はそんな規定がなかったので、あまり見かけませんでしたが
(それこそ値札みたいにイベントで表示されている程度でした)
最近はR18表示の推奨が進められてきたため、
表紙などに思い切り印刷されています。

あとは、慣習とか、趣味嗜好の問題でしょうか。
なにせ趣味のものなので。

・他の人が入れていないから
(はじめて作る時は、既存の本を参考にするので)
・価格表示を入れるとデザイン的にも理念的にも美しくない
(たまに雑誌風にデザインして入れてる本も見かけますが)
・大昔は漫研やサークル会誌など、文化祭くらいでしか販売しないものが多かったので入れる習慣がない
(文化祭では値札シールが貼られていたりしましたね)
・そもそも同人誌は「売り物」ではなく「作品」感覚だから
(絵画やイラストは、販売してるけど値段なんて入れませんよね)
・表紙を入稿した時点で本文の見当がつかないなど、値段を決めにくい
・当日になって考えることも多い(笑)。
・在庫処分の時など値下げ・変更した時に不便
・人に差し上げる時に不便
・部数によって販売価格に差が出るので、どっかが表記すると、弱小は大変やりにくい
・商売じゃないから
・書店委託販売とイベント価格が同じ場合は少ない(と思う)

などなど。

逆に、入れるメリットって…。
販売時に若干ラクかもしれませんが、
売り場とレジが分かれているわけでもないので、
あまり大きなメリットがない気がします。
買う側は分かりやすいかもしれませんが。

個人的には『同人誌は「売り物」ではなく「作品」感覚だから』が大きいかもです。
なので当日まで値段決めてないことが多いですね。
入稿したあと、仕事で臨時収入があったりすると、少し安くつけてみたり(笑)。

世間様には「同人誌は売ってなんぼ」と思われてるのかもしれませんが、
大半にとっては、あくまで「趣味の頒布物」なのです。
自分の作品を安売りしたくない人もいれば、
無料で大勢に読んでほしいという人もいます。
印刷代を回収しないと次が作れない学生さんは安く売れないでしょうし、
社会人はボーナス突っ込んで作ったりするので安く配布できたり。
もし大手さんに、安い設定で固定価格を作られてしまったら、
小さなサークルは本を作りにくくなるかもしれません。
これは私の個人的な考えですが、
そういった空気で、全体的にあえて表記は自粛な傾向にあるのかもしれません。

この回答への補足

遅くなりましたがいろいろな説を交えた丁寧なご回答ありがとうございました。「作品」の感覚と言う点がとても大切に思いました。

補足日時:2009/10/02 18:29
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完全に「言値」だから。


コレ以上の回答は無いでしょう。
所謂「取次」の通用のしない世界です。

この回答への補足

遅くなりましたが回答ありがとうございます。言値=売り手の言うとおりの値段。取次=取次会社=出版社と書店の間をつなぐ流通業者。の解釈で合っておりますでしょうか。

補足日時:2009/10/02 18:21
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ヘンな書き方をすると、「本」ではないもしくは「本」にしたくないからです。


日本では、書籍に対して、「再販制度」というものがあります。ISDNコードなどが付いているモノを「書籍」として扱い、正価以外で販売すると処罰されます(一応、例外もあります)。

新古書を扱うブックオフですら、問題視され、争いが絶えない状態ですから、同人誌が「本」扱いにされたら相当面倒なことになるはずです。

この回答への補足

遅くなりましたが、回答ありがとうございます。流通する本と同人誌を区別するため、ということでしょうか?ちなみにブックオフでも同人誌を売っているところを見たことがありますが…

補足日時:2009/10/02 18:19
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こんにちは


以前にコミケで同人誌を発行したことがあります。
私も本自体には値段を付けていませんでしたが、それが当たり前と思ってました。

まあ、あえて挙げれば、同人誌の場合、
印刷するまで1冊あたりのコストが分からないからだと思います。
要するに印刷にどれだけのお金がかかるのか、実際に印刷するまで分からないので
値段がギリギリまで決まらないといえます。

同人誌を印刷する場合、下記のような項目をどうするかによって
印刷代金が大きく異なります。

 ・冊数(当然冊数が多いほど1冊あたりの値段は安くなります)
 ・ページ数(当然ページ数が多いほど1冊あたりの値段は高くなります)
 ・本のサイズ(B5なのかB6なのか、それ以外なのか)

 ・表紙の紙質(キラキラピカピカスベスベな紙を使うと高くなります)
 ・表紙をカラーにするかどうか(当然カラーを使う方が高くなります)
 ・カラーの色数(当然色数が多いほど高くなります)

 ・表紙以外の紙質(いい紙を使うと高くなります)
 ・表紙以外にカラーページがあるかどうか(当然カラーを使う方が高くなります)
 ・カラーの色数(当然色数が多いほど高くなります)
 
 ・印刷所の違いによる値段の差
 ・印刷所に割引があるかどうか
 ・入稿が締め切りギリギリではなく余裕があるかどうか(早く入稿すると割引がある印刷所もあります)

このような流動的な部分のために、そもそもいくらかかるのかが分からないので
事前に(原稿作成時に)値段が決められないと言えます。

しかも良心的なサークルですと、なるべく安い値段で売ろうと思いますので
かかった金額に対して赤字にならない程度の値段にするところも多いと思います。
そうするとなおさら先に値段は書けないと思いますよ。

当日になって、値段を決めることも多いと思います。

この回答への補足

経験者の回答ありがたいです。ありがとうございます。印刷所ごとの違いや、印刷時のオプションによってますます値段が決めにくいのですね。

補足日時:2009/09/11 18:32
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個々の制作者がどのような意図を持っているかまでは分かりませんが、一つの理由としては、価格の変更に手間がかからない、というのがあるのではないかと思います。



直に価格が印刷してある場合、価格の変更をするには上からシールを貼る等、けっこう手間をかけなければなりません。
もちろん、売場に実売価を掲示するなどして対処することも可能ですが、無用な混乱の元にもなりかねません。
印刷することによるデメリットの一つといえます。
ちなみにほとんどの市販書は、価格変更を容易にするため、表示をカバー等にしています。

また、同人誌に関して言えば、非営利目的であることを主張する意味もあるかと思います。
一般に印刷物は、部数とコストが比例せず、部数が増えれば増えるほどコスト単価が安くなります。
したがって部数の増減に関わりなく固定価格が印刷されているというのは、同人誌というものの(実態はともかく)一般認識にはあまりなじまないので、慣習としてそのようにしているのではないでしょうか。

「販売」や「定価」という言葉を避け、「頒布(はんぷ)」「頒価(はんか)」と言うのも、同じような理由のようです。
http://okwave.jp/qa3517346.html


なお「定価」とは「メーカーの定めた価格」と言う意味で、通常は再販売価格維持契約(再販契約)に基づくメーカーの指定価格を指します。
再販契約とは要するに、小売店に販売価格を強制させるというもので、日本では書籍、雑誌など、ごく一部の商品に限って例外的に認められているもので、本来は法律により禁止されているものです。
出版社が商品に価格を刷り込めるのも、取次や書店とこの再販契約を結べるからで、このようなことをしないのであれば、わざわざ「定価」表示をする意味はほとんどないと言えます。


ただ、実質的な意味がまったくないわけでもありません。
国会図書館に納本する時の代価(小売価格の4~6割)を定める際には、話が早くなるはずです。
納本する人がどのくらいいるのかは知りませんが……。

この回答への補足

回答ありがとうございます。価格変更時の手間が減るのですね。あと、やはり非営利目的と言う点が重要なのですね。
「定価」の詳しい説明までありがとうございます。

補足日時:2009/09/11 18:20
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本にするためには完成した原稿が必要ですが、


完成原稿だけの時点では、値段をつけるのが難しいのです。
あそび紙を入れたり特殊加工をしたりすると
印刷所から請求が来るまで費用が分からない時があります。

また、表紙だけ先に刷るときもあるんですが、
その時には本文が出来上がってないので値段をつけられません。

全部終了して、出来上がった本を見てから
その本に見合ったちょうど良いと思われる値段を設定してます。
コピー誌でも、出来上がった状態から値段をつけることが多いです。

昔の話になりますが、アナログが主流の時は
”表紙写植(文字入れ)は一文字何円”ということもありました。
値段を入れると余計にお金がかかるなら入れない、
ということもあったのです。

この回答への補足

回答ありがとうございます。同人誌が印刷し終わって手元に来るギリギリまで値段は設定できない物なのですね。

補足日時:2009/09/11 18:15
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こんにちは、はじめまして。



昔、印刷会社に勤めてました。
同人誌や自費出版も作ってました。販売価格が決まっている本は、奥付(文字の一番最後の頁、作者名・問合せ先・発行年月などを載せるところ)に「領価○○○円」と載せます。
ところが、増刷する場合、年月が経って、印刷価格が変わったり、消費税の税率が変わったり、送料が変わったりして、最初に決めた価格では販売できないということがあります。奥付の版だけ直します。
すると、「昔作った在庫分は売れない」という事態になります、現在の販売価格ではない価格が載っていますから。昔の販売価格の上に新しい販売価格のシールを作って貼って直すという最終手段もあります。
この無駄を避けるためだと思うのですが、出版社の大量部数の本などは、カバーに奥付が付いてます。販売価格が変わったら、中身はそのまま新しい販売価格の付いたカバーだけを印刷してかけ替えればいいのです。

同人誌に、値段の表記がないのは、世の中の変化に販売時のみ対応すればいいように、でしょうかねえ。

この回答への補足

貴重な回答ありがとうございます。市場に流通している本も値段の変化に対応できるようになっていた事に驚きました。

補足日時:2009/09/11 18:11
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こんにちは。



私はずぼらなだけかもしれませんが、
イベント当日になって価格を決めることもあります。
「しまった、値段決めてなかった!
 印刷代が○万円だったから、部数で割って…こんなもんかな~」
みたいな感じですね。
ほかにも、100円で売るつもりだったけれど、
やっぱり無料配布にしようかな、なんてこともあります。

結局、「商売」ではなく「趣味」でしていることなので、
ある程度元が取れれば、価格なんて本当に任意のものなんです。
「定価だなんておこがましい!」くらいの感覚です。
既出のように、古くなったら値段を下げることもあります。
友達や知り合いの作家さんに、無料であげることも多いですから、
そんなときに定価なんて書いてたらいやらしいですよね(笑)

中には確定申告するくらい儲けている作家さんもいらっしゃいますが、
たいていは「赤字にならなきゃいいや」ですからね。

あとは…単純に「誰もそんなの書いてないから」じゃないでしょうか。

この回答への補足

経験者の回答ありがたいです。ありがとうございます。イベント当日に値が決まる事もあるのですか。確かに人に渡す本には値段は書けませんね。
>「誰もそんなの書いてないから」、そうかもしれませんね。

補足日時:2009/09/11 18:06
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確かに見たことが無いです。


これはオープン価格のせいなのですが、それでも「メーカー希望小売価格」位は印刷しても良いようなのですけどちょっと陰険な言い方をしますと中には同人誌でご飯を食べている人も存在する為、諸経費がいくらかかったかばれたくない人も居ます。だから「定価」でなく(定価とは市場での標準価格のことなので)「領価」と言う言い方をしたりなさるのです。しかし嫌な場合ばかりでもありません。買いに来る人のために赤字覚悟で安く価格設定される方や、古くなった在庫を無料配布したりするサークルさんも居ます。一概には言えません。解かりにくくてすいません。

この回答への補足

回答ありがとうございます。サークルによって一冊にかかる経費はまちまちなのですね。頒価(はんか)という言葉も気になっていたとこでした。定価とは違うのですね。

補足日時:2009/09/11 17:59
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