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心房細動で悩んでいます。現在頓服にて除細動しておりますが、主人の転勤以降、発作の頻度が2日に一度になり大変不安です。肝機能他臨床検査価は正常ですが、将来アポってしまったらと思うと不安で仕方がなく、カテーテルアブレーションを受けてみようかと思っております。

開業医の先生(循環器専門)にお聞きしても、知識不足で分からないとのこと。この分野は現在最も進歩がめざましいとされていますよね?現在のところ如何なものでしょうか?

この苦しみ(精神的なもの)から早く抜け出したいです。今でも「心房細動に対するカテーテルアブレーションはパンドラの箱なのでしょうか?

A 回答 (4件)

abc-abcstore(kuaaina)さんお久しぶりです。

この御質問はROMしておりましたが仕事が忙しくなったのと最新の成績が手許に無かった事から答えられずにおりました。もっともこの分野の専門家は循環器内科の不整脈グループの方であって僕のような素人が答えられる内容でもないのですが一般人の自信無しの話としてお聞きください。
さて、以前同じ御質問にお答えしたのが2001年11月と2002年2月でしたから最初の御質問からもう1年半位たつ訳ですね。
さてこの間にアブレーションという治療は大分市民権を得たようでかなりの施設で施行される様になりました。しかし、当初考えられたカテーテルメイズなどの方法は合併症の多さからFDAから中止勧告が出たりして現在心房細動のアブレーションはPV isolationが主体となっています。以前も述べましたが手術でアブレーションをもちいてPV isolationだけをやっても長期の奏功率が70%台であったという報告もあった様に今年の日本心臓ペーシング・電気生理学会の予稿集でも広島大学から慢性心房細動43例に外科的肺静脈隔離術を施行した術後心房細動の消失率は早期67%、遠隔期65%となっています。やはり根本的な治療方法や病態理論が変わらない限りこのへんがこの方法の限界の様です。ちなみにアブレーションでも1回だけの治療で抗不整脈剤を使わない場合は60~70%台の心房細動消失率に落ち着く感じです。
そこで成績をあげるために再発した心房細動に複数回アブレーションを行ったり抗不整脈剤とアブレーションのハイブリッド治療などを行って各施設でいろいろ工夫しているというのが現状でしょうか・・・。ちなみに土浦協同病院の報告では薬剤抵抗性心房細動77例で再発が47%あり2回目のアブレーション後は平均5.2ヶ月の観察期間中無投薬で83%に心房細動の再発を認めないとの事ですし、横須賀共済病院からはカテーテルアブレーション34例中13例で再発したが抗不整脈剤の1群薬を併用して発作性心房細動抑制率を85%に上昇させたとの報告もあります。またアブレーション後は術前抵抗性であった抗不整脈剤が有効になるケースがある事も福岡大学などから報告されています。
もし、2回のアブレーションと抗不整脈剤の服用を覚悟するなら80%~90%位の有効率は期待できるのでは無いでしょうか?仮に完全に消失させられなくても発作の頻度がかなり減る場合が多い様です。やっぱり「パンドラの箱の中には希望が残っている」のかな?
最後に前回のべたCARTOシステムを使用したカテーテルアブレーション法ですが使いやすく合併症を減らせる様ですが治療の理論が変わっていない訳ですから長期の奏功率も同様の成績になる様ですね。
疑問点解消の一助になれば幸いです。
御自愛下さい
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この回答へのお礼

かなり悩んでいます。主人の転勤を機会に今では毎日発作が起こってます。先日、以前WPWでアブレーションしたHPに行きまして←九州ではかなり有名な循環器。やはり二日酔い先生同様なことを言われましたが、勝負に出ようと決心しました。

決め手は「静脈麻酔」の使用による痛みの軽減、以前は局所麻酔のみで、悶絶でした。及び、執刀医が熟練してる方ということ(USAから、その日来られるそうです)ただし、まな板の鯉ではありませんが、医師、レジデント、ギャラリーが多いことでしょう。

神様お願い1回で治してという気分です。ちなみにKuaainaといえば、先月ハワイでkuaainaのハンバーガー食べてきました。来年も再来年も健康な体で、また食したいものです。

お礼日時:2003/05/22 09:13

私の手におえるようなご質問ではありませんので、専門の方がいらっしゃるまでのつなぎということで、とりあえず(すでにご存知のこともあるかもしれませんが、2002年以降の比較的新しい)情報です。



日本心臓財団の一般向け解説(富山医科薬科大学のドクターが執筆)
http://www.jhf.or.jp/heartnews/hn2003no1/

日医大のドクターの 2002年の総説(右上のPDFファイル)
http://www.nms.ac.jp/jnms/2002/06903290j.html

広島医師会だより(2002/11)から、エレクトロ・アナトミカルマッピングについて
http://www.city.hiroshima.med.or.jp/hma/tayori/t …

専門的で難しいかもしれませんが、2002心臓病学会のシンポジウム講演(中外提供)が試聴できます。
http://club.carenet.co.jp/Cardiology/jcc2002/ind …

患者さんと専門医との交信記録
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Cosmos/5026 …

以下、各病院の治療成績(一般向け宣伝?)
横浜日赤
http://www.tomace.net/yrchc/report.html

愛知県立尾張病院
http://www.acc.pref.aichi.jp/owari/jisseki/junka …

仙台私立病院
http://www.city.sendai.jp/byouin/soumu/hosp/bumo …

以下、九州(現在もそうですか?)の医療機関情報(一般向け宣伝?)
久留米大学
http://www.diovan.jp/tribune/2002/3513/M3513041. …

小倉記念病院
http://www.kokura-heart.com/pub/zensen/fusei.html

以下、成書では最新情報を得にくいと思いますので、最近の医学和雑誌(不整脈・心房細動の総説)の情報です。
学術関係にお知り合いの方がいらっしゃったら、コピーの入手も可能でしょうか?
(最近は著作権の関係でコピーにもお金がかかるようですので、自分で購入しないとダメでかな?)

Cardiovascular Med-Surg(メディカルレビュー社) Vol.5 No.2 2003-5(まもなく発売)
http://www.m-review.co.jp/magazine/mag/map_32.htm

Heart View(メジカルビュー社) 2003年4月号 Vol.7 No.4
http://search.medicalview.co.jp/medical/search/F …

セラピューティック・リサーチ(ライフサイエンス出版) 23巻1号 2002年
http://www.lifescience.co.jp/tr/trindex.html

臨床医(中外医学社) vol.28 No.6 2002
http://www.cyborg.ne.jp/~chugaimp/rin1.html

臨床雑誌内科(南江堂) Vol.89 No.1 2002年1月号
http://www.nankodo.co.jp/wasyo/syo_syosai.asp?T_ …
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この回答へのお礼

全てのURL観ました。希望が持てるとは到底思いませんが、このままでは、将来、脳梗塞、肺塞栓など起こりうるかもしれませんので、いずれにせよチャレンジしてみたいと思います。今病院探してます。

お礼日時:2003/05/22 08:57

心房細動に対するカテーテルアブレーションの治療は今や積極的に行われる時代で、効果は非常に高いようです。

ただ、手技的に難しい面があり、発作部位の確認や治療照射は熟練した医師によって行われており、循環器医師が誰でも出来るわけではありません。
したがって、アブレーションを行っているか、年間の症例数はどのくらいか、治療成績はどのくらいかと言ったことを十分調べた上で病院を選ぶべきです。
アブレーション治療が成功した患者さんは、人生が変わったと言うくらい効果があるとも聞いたことがあります。ご参考までに。
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この回答へのお礼

お礼が送れてすみません。年間の症例数、治療成績など十人分に検討したいと思います。どうか人生が変わりますように。

お礼日時:2003/05/22 08:50

 上室性wpw症候群で、カテーテルアブレーションを受けました。


 少し違いはあると思うのですが、経験の多い専門医であればチャレンジはしてもいいかなと思いました。実際には多数の病巣をたたいたのですが、完治とはいえませんでした。(6時間で限界だった)でも、生活はずっと楽になりました。
 もちろん度々というわけにはいかないのでしょうが、私はもっとひどくなれば再度挑戦してもいいと思うほどです。

 良い医師に出会うことが必要ですよね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。私もWPWで一度アブレーション受けました。WPWに関しましては完治しました。

生活は一変したのですが、裏に心房細動というもうひとつの心臓病が存在していたのです。

他の方へのお礼ちょっと遅れるかもしれません。

お礼日時:2003/04/23 07:02

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