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http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h15-7gatu/062 … 炭素'
のページに、次のような説明があります。

二酸化炭素トン(t-co2): 二酸化炭素その他の温室効果ガスの排出、吸収、貯蔵等の量を、相当する温室効果を有する二酸化炭素の重量に換算した単位。

「二酸化炭素トン」の説明がなぜこのようにややこしい説明になるのか分かりません。単純に「トン単位での二酸化炭素の質量」と考えてはいけないのでしょうか。

A 回答 (2件)

補足です。



正確を期すならば「二酸化炭素換算で○トン」「t-CO2 eq.」などの表記をする例も見られます。
しかし私の知る限り、t-CO2の表記では大抵、CO2以外の温室効果ガスも含みますね。少なくとも「純粋に二酸化炭素が○トン」を指す場合は「CO2のみである」と断って貰わないと、どちらなのか判断付けかねます。
また純粋な二酸化炭素だけを指す場合でも、やはり温室効果ガスとしての性質を念頭においた文でしか出てこないのではないかと思います。

細かいことを言えばキリは無いでしょうけれど、t-CO2の表記ならば、大抵は温室効果ガスの総排出量のことと考えて良いと思います。何故拘られているのは分かりませんが、今はそういう時代でしょう。
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この回答へのお礼

再度の御回答をいただき、本当にありがとうございます。

「t-CO2の表記では大抵、CO2以外の温室効果ガスも含みますね。少なくとも「純粋に二酸化炭素が○トン」を指す場合は「CO2のみである」と断って貰わないと、どちらなのか判断付けかねます。
また純粋な二酸化炭素だけを指す場合でも、やはり温室効果ガスとしての性質を念頭においた文でしか出てこないのではないかと思います。」

とのことですが、これはよく分かります。そのとおりだと思います。この点に関しては何の疑問も異論もありません。

「t-CO2の表記ならば、大抵は温室効果ガスの総排出量のことと考えて良いと思います。」

とのことですが、これもよく分かります。そのとおりだと思います。この点に関しては何の疑問も異論もありません。
つまり、t-CO2という言葉が実際にどのように用いられているかについては、全くお教えのとおりであると思います。何の疑問も異論もありません。

「何故拘られているのは分かりません」

とのことですが、単純に定義の問題として疑問に思っただけです。地球温暖化は科学ですから、科学である以上定義は正確でなければならないと思った次第です。これは、その言葉が実際には上記のお教えのように用いられているという現実とは別の次元の話でないかと思った次第です。現実と離れた定義をして何の意味があるのかとも思うのですが、科学とはそんなものではないかとも思うのです。

ただ、これは個人の考え方の問題であるようにも思います。こうでなければならないという種類の問題ではないようにも思います。

長々と書いて申し訳ありません。御専門の立場からお教えいただいて、実際にどのように用いられているか、時代が求めているものは何かなど、たいへんよく分かりました。厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/27 19:40

温室効果ガスにはメタンやCO2など、たくさんの種類があります。

これらは大気中での寿命や赤外線の吸収特性などから、それぞれ温室効果の強さ(地球温暖化係数)が異なります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/温室効果ガス
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/stop2008/inde …

しかし20種以上もあるの温室効果ガスの排出量を1つ1つ表示していては、手間が膨大で全体像がわかりにくくなります。そこでこれら全てのガスの排出による温室効果を合計した上で、「同じだけの温室効果を持つCO2の量」に換算したものが、t-CO2です。
つまり様々な温室効果ガスの排出による「温室効果の強さを合計したもの」をつかみやすくするための指標です。
国単位での排出量も、通常これで表されます。
http://www.jccca.org/content/view/826/728/

同様の指標として、CO2でなく、炭素に換算する場合もあります。原子量の差から、44t-CO2 = 12t-C の関係があります。

この回答への補足

ご回答いただきありがとうございます。
お教えいただいた内容、たいへんよく分かりました。

ただ、「t-CO2」とは何か、「t-CO2」の定義は何か、と言うと、「トン単位での二酸化炭素の質量」という感じがするのですが。

そのような意味の「t-CO2」を「同じだけの温室効果を持つCO2の量」を表す場合にも用い、その意味で用いる場合は、正しくは、「トン-二酸化炭素換算」と言い、「トン-二酸化炭素換算」を簡単にした場合は、「トン-二酸化炭素」つまり「t-CO2」とも言う。したがって、「t-CO2」は「同じだけの温室効果を持つCO2の量」という意味も表す、という感じがするのですが。

つまり、「t-CO2」そのものには「同じだけの温室効果を持つ」の部分は定義としては含まれていないと思うのですが。

そのように考えるの間違いでしょうか。
再度の質問で申し訳ありません。

補足日時:2009/09/25 23:18
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