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外交や非核化に向けて努力したことが評価され、オバマ大統領にノーベル平和賞が授与されることが決まりました。

このニュースを聞いて私は違和感を感じました。その理由は、実際にはまだオバマ大統領が上記の分野で何らの実績も上げていないからです。また、核廃絶については日本のほうが遥に昔から主張してきたことですよね(発信力は弱いですが)。

確かに、アメリカの大統領が国際協調や核軍縮を唱えたのは注目に値することかもしれませんが、では発言力の弱い国の指導者らが同様の主張をしても評価がなされないのであればノーベル平和賞とは一体何なのかと思えてしまいます。
 
実際にアメリカが核廃絶できると思っている人はほとんどいないのではないでしょうか。北朝鮮や中国のような非民主的国家と歩調を合わせて核を廃絶させるのは本当に難しいことでしょうし、テロリストが核兵器を保有してしまうことも考えられるので、アメリカが核を放棄するという選択肢はありえないと思います。

過去の平和賞受賞者を見てみると、胡散臭い人や必然性のない人が紛れ込んでいるようにも思われますが、ノーベル平和賞ってそんなものなんでしょうか?

A 回答 (5件)

私も全く同感です。


オバマ氏受賞には、違和感と時期尚早では?と感じました。

ただ、核超大国,軍事超大国が、軍縮を主張する効果は、絶大であることは否めないでしょう。
世界の軍事バランスに影響しない国が戦力放棄するより、明らかに効果は絶大です。

これを定量的に評価すれば、ノーベル賞に値するということと理解するしかないですね。
平等には程遠いけれど、有る程度は公平と言えると思います。

そういう意味では、ノーベル平和賞への近道は軍事大国のリーダーになって平和主義を唱えりゃ良いワケで、逆にそういう栄誉を求める軍事大国のリーダーが沢山現れたら、世界平和の達成も少しは現実化するんじゃないでしょうか?
むしろ、もっとノーベル平和賞の地位を引き上げても良いかも知れません。

でも、アメリカ政府における軍需産業の影響力から考えれば、軍縮を発言することは、非常に勇気が必要なんですヨ。
もちろん政治生命に影響するし、マジで命が危ないほど。かなりのリスクで、命懸けと言って良い行為です。

ノーベル賞に値するかは判りませんが、彼はソコソコ勇気がある点は認めざるを得ないです。

モチロン、世界の王様に最も近いアメリカ大統領という地位にあるオバマ氏の方には、命を懸けてまでノーベル平和賞ごときを狙う様な意図は全く無いでしょう。
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この回答へのお礼

>ただ、核超大国,軍事超大国が、軍縮を主張する効果は、絶大であることは否めないでしょう。
確かにオバマの主張は影響力が大きいとは思いますが、実際には彼はまだ何もやってないんですよね。というか、核軍縮についての方法とかプロセスの様な物すら明確には示していませんね。ほとんど未知数な人に授与するということ自体、ノーベル平和賞には客観的な選定基準がなく政治的思惑や政治的力学が受賞に大きく影響を与えているといえそうですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/11 02:24

>核が減っていけばいいのではなく無くならなければ意味がないからです。

一斉に廃絶させるか保有し続けるかのどちらかです。「ならずもの」が保有する可能性があるのならばアメリカに持ち続けてもらった方がましです。

#3にいただいた上記お礼を拝見しました。ごもっともです。失礼いたしました。「一斉に廃絶させる」日に、世界全体が向かっていけるように促しているのが、今回の受賞でしょう。

ちなみに、どちらかというとノーベル側としては、「オバマ発言にこそ賞を与えねば!」という感じよりも、「オバマがああ言っちゃったからには、賞を与えておかないと、歴史のタイミング的にまずいよね」という感じだったのではないかなと想像しているのですが。そういう意味でも、主張が下手な日本に賞を与えるよりも、目立ったオバマに賞を与えたほうが効果的と考えたのだと思いますし、そもそも国際社会から見れば、“被害者”である日本が主張するのは当然であり、今回は“加害者”が主張したことにこそ意義があるわけなので。

私も確かに第一方では「はあ??」と思いましたが、よくよく考えてみたら、過去のノーベル平和賞を振り返ってみても、そういう狙いがあるのだと感じ、納得しました。個人的には、オバマさんは見てくれほど優秀な人物だとは思えませんが、ぜひとも歩く広告塔として活用していきたいと考えています。
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この回答へのお礼

>今回は“加害者”が主張したことにこそ意義があるわけなので。
なるほど。

>ぜひとも歩く広告塔として活用していきたいと考えています。
広告塔としてだけではなく、実際に核廃絶を成し遂げてもらいたいものです(ほとんど不可能だと思いますが)。

お礼日時:2009/10/11 01:57

ノーベル平和賞に限らず、賞というものは、必ずしも「完了してしまった偉大な実績」に対して与えるのではなく、「そこそこの実績に与えることによって、世界をそこに注目させ、より大きな効果をあげる」のが狙いだったりします。

もっと分かりやすく言っちゃうと、「もう老い先短い爺さんに与えるねぎらい」ではなく「将来有望な誰かか何かに与える期待」なんだと思うんですよね。例えば、柳楽優弥さんがド新人の大根役者だった時に、カンヌで主演男優賞を与えられたのは、その存在感に期待し、世界を注目させるためだったんだと思うんです。実際、あれからだいぶ経って、良い俳優に育ちました。川端康成は文学賞受賞時に既に爺さんでしたが、あの受賞がなければ、谷崎や三島、ひいては春樹などの日本の純文学はこれほど注目を浴びていなかったと思います。

実際にアメリカが核廃絶できると思っている人は、おっしゃるとおり、ほとんどいないのだと思います。だからこそ、賞を与えて「世界のノーベル賞は期待してるよ」とアピールすることで、世の中のベクトルを少しでもそっちに修正しようとしているのでしょう。例えば、オバマ氏が広島長崎を訪問しないのは、表向きは来日日程が短いからとしていますが、噂では、訪問すると米国内の批判が高まるからだろうとも言われています。でも賞によって世論が動けば、そういう批判を中和させることができるかもしれません。

いずれにしても、核廃絶なんて、数十年やそこらでできるものではないでしょう。減らせたところで、その処理方法が課題となります。でも、できそうもないからと言って誰も「やろう」と言いださなければ、いつまでも動きません。「核爆弾を使用した唯一の国」の代表者が声をあげることで、何百年も先の未来に向かって、核が減っていけばいい、という話ではないでしょうか。

この回答への補足

ありがとうございました。(補足欄ですいません)

補足日時:2009/10/09 23:28
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この回答へのお礼

>ノーベル平和賞に限らず、賞というものは、必ずしも「完了してしまった偉大な実績」に対して与えるのではなく、「そこそこの実績に与えることによって、世界をそこに注目させ、より大きな効果をあげる」のが狙いだったりします。
確かに、特に欧米には将来への期待をこめて賞を与える場合があることは分かりますが、それと同時に賞そのものの権威というものを軽んじるべきではないと思うんです。質問欄でも書いたとおり過去の受賞者を見ると受賞するに値するのかと疑問に思う人もいたりします。オバマ大統領はすばらしい人物かもしれませんが、まだ就任してから間もないですし「そこそこの実績」も上げているとはいえないと思うので、今回の受賞の決定は拙速だったのではないかと感じます。

>「核爆弾を使用した唯一の国」の代表者が声をあげることで、何百年も先の未来に向かって、核が減っていけばいい、という話ではないでしょうか。
残念ながら私はそうは思いません。なぜなら、核が減っていけばいいのではなく無くならなければ意味がないからです。一斉に廃絶させるか保有し続けるかのどちらかです。「ならずもの」が保有する可能性があるのならばアメリカに持ち続けてもらった方がましです。

お礼日時:2009/10/09 23:27

平和賞というものの政治的な思惑というものが見え隠れする受賞ですね。

最大の核保有国の大統領が言ったからというのもあるでしょう。ただし本人すらそんなこと本気で思っているとはとても思えませんが。

また、今回の受賞理由には温暖化防止についての取り組みも評価されていますが、それについてブッシュ政権とはまったく噛み合なかった欧州各国の思惑などもみえて、オバマ氏に対しては「ブッシュみたいなこと言うたら承知せんぞ!」という声も混じっているのではないかと邪推します。
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この回答へのお礼

>平和賞というものの政治的な思惑というものが見え隠れする受賞ですね。
そうですね。平和賞については非常にきな臭さが感じられます。

温暖化についても、アメリカはこれまで散々CO2を垂れ流してきましたよね。それよりも、省エネやco2削減に取り組んできた国々を称えるべきではないかと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/09 23:07

>ノーベル平和賞ってそんなものなんでしょうか?



平和賞に関してはそういうことなんでしょう。

アメリカの大統領がそういう発言をしたこと自体が、
評価された。としかいいようがありません。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

おっしゃるとおりなのでしょうが、理不尽な感じがして割り切れません。ノーベル賞委員会は意外と近視眼的なのでしょうかね。

お礼日時:2009/10/09 20:52

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