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 心について科学哲学の立場で勉強していますが、壁にぶつかってしまいました。
それは、心について、哲学の立場で説明することと、科学の立場で説明することの違いが判らなくなってきたのです。

 哲学では、心に関する「概念」を論理分析していくことだ。科学では、「仮定」と「実験」で理論を実証していくことだ。との説明がありました。しかしながら、哲学での「概念」は当然のこととして科学理論をも踏まえたものであります。

 そうすると、哲学の概念の中にも科学理論が内包されているわけで、そのような概念とは、科学理論とどのような違いがあるのだろうか、という疑問に突き当たってしまったわけです。

 これは、哲学するとはどのように思考展開していくのかという疑問にも通じることです。アドバイスと参考文献の紹介をお願いします。

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A 回答 (83件中11~20件)

satonohukurouさんの反応を待つまでもなく、どうやら旨く書けてなかったみたいだなあ。

stomachmanです。
 幻肢を考える上で、問題が分割できるのではないか、という事を申し上げています。幻肢は、(1)切断された神経に由来する刺激と、(2)五体満足でも生じている姿勢の知覚、が組み合わされて生じているのかも知れない。どうも還元論的で申し訳ないけど。

 前者(1)に関しては、求心神経は必ずしも先っちょの感覚器を刺激しなくてもパルスを発します。ケーブルが切れたという比喩で言うなら、その切れたケーブルの近くに強いノイズ源を置けばケーブルに信号が乗ることがある。神経の場合は、磁気パルス・電流・圧力・化学物質・感染・炎症などの影響を受けます。
 後者(2)は「各神経が身体のどの部位に行っているかを脳が知っているか」というだけの話ではありません。そうじゃない。ふしあわせの実験で示したように、主に皮膚の感覚器からの極めて多数のinputに基づいて身体の姿勢の精密な計算が行われ、そして身体の姿勢が3次元空間に埋め込まれた「形」として認識されているようです。この姿勢計算の性質や成り立ちは興味深く、その解明が重要であることは論をまたない。

 さて、もし問題が分割できるとすれば、(2)は「対象を幻肢に限って研究すべき事だろうか?」というのが疑問なんです。逆に、幻肢という症状だけをテーマにするなら、当面(2)姿勢の計算メカニズムの部分はblack boxのままでも構わない。まずは(1)だけの問題になる。
 つまり「専ら幻肢を対象とする」というのは、哲学研究として「問いの立て方」が適当かどうか。もうちょっと幅広い現象を視野に入れてアプローチすべきじゃなかろうか。他の回答者の方々は専らblack boxの中をかき回してますけど、その前にちょっと考えてみませんか?という程度のアドバイスです。

 「皮膚のひっつれ」についても、この分割に対応した2つの効果が考えられます。(a)ひっつれによって切断された神経に刺激が生じる場合があるかもしれない。(b)皮膚に繋がっている求心神経(これは切断されてません)から脳が刺激を受けて「その皮膚の先にある(筈の)部分」の姿勢を誤って計算するかもしれない。
 たとえば(a)なら無いはずの小指が痛くなり、(b)なら無いはずの小指が曲がっていると感じる。(a)(b)両方生じれば、無いはずの曲がった小指が痛い。stomachman症例報告の例では、(b)の効果が生じて「腕が真下にぶら下がっている」と認識したのかも知れません。
 言い換えれば、いわゆる「幻肢現象」には「無いはずの幻肢で感じる痛みなどの感覚」と「幻肢の姿勢の知覚」とが含まれていますが、これらが本当に一体で不可分かどうか。stomachmanは分けられると思っています。

「もうちょっと幅広い」の例、というより単なる余談ですが:
 姿勢の知覚が精密だとは言っても完璧な計算ではない。わざとこの計算を失敗させる良く知られた実験として「人差し指と中指を交差させて、その間に鉛筆を挟むと、鉛筆が2本あるように感じる」ってのがありますし、スポーツでフォームをうるさく言うのも「本人の思っている姿勢と、ビデオに撮って見た姿勢がだいぶずれている」ということの証左でしょう。どうも、慣れない事をやると計算誤差が大きい。逆に、道具を使い慣れると、道具の先まで自分の身体が延長したかのように自在に姿勢や感覚がわかる(外科医の訓練では、分かるようになれと、うるさく言われるそうです)。だとすれば姿勢計算が学習的に形成されるんじゃないか、という仮説を考えたくなります。
 また、多くの場合、内臓で生じた刺激は、内臓自体の痛みではなく皮下(筋肉あたり)の痛みとして感じられます。投射痛と言います。例えば膵臓の具合が悪いと背中の一部が痛むんです。求心性神経が何処に行っているかを、脳が必ずしも事実通りには認識していない証拠ですね。
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この回答へのお礼

 15日23時をもって締め切らせていただきます。

貴重なご意見ありがとうございます。
実は、急遽の不幸があり、1週間ほど不在してしまいました。
その間、議論は、当初の質問事項から、「幻影肢」の問題に発展しておりました。
実は、この問題、すなわち「幻影肢をテーマとすることの是非」については、これまでの議論を通じて、私も密かに問題視していたことでもあります。
しかしながら、私としては、大変肥大化しつつあるこの状況をとりあえず結節をつけることが必要となってきました。
 そこで、皆さまからのご回答は、これからじっくりと読ませていただき、それからあらためて個別にお礼をしたいと思います。
 とりあえず、このコーナーは、明日15日23時をもって閉め切らせていただきますので、ご了承下さい。

お礼日時:2001/04/14 17:42

>コブラおにいちゃんの「かぷっ!」は、ちょっと、まとはずれ、だよっ!



どこが的か、示せますか(にやにや)

>もおいちど、よぉく、よんでねっ!

あなたも一度読み直して考え直しては如何ですか(にやにや)

言い訳できないからへびくんをおつかいによこしたんでしょう?
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この回答へのお礼

 15日23時をもって締め切らせていただきます。

 長い間熱い議論を展開していただきありがとうございました。
もっと早い時期にお礼をしなければならなかったのですが、突然の不幸がありまして1週間ほど不在してしまいました。その間、議論は次の問題に発展していました。「幻影肢」をテーマとすることについては、私もあらためて検討する必要性を感じております。
 とりあえず、私の最初の質問については、目的を達成できたように感じております。膨大なレスとなってしまいましたので、これからじっくりと読ませていただき、それからあらため個別にお礼を申し上げたいと考えておりますので、ご了承下さい。特に、はるかお姉さまとの議論については、あらためて勉強させていただきます。

お礼日時:2001/04/14 17:51

ほっほぉ~い! へびくんだよっ! コブラおにいちゃん、よろしくねっ! でね! コブラおにいちゃんの「かぷっ!」は、ちょっと、まとは

ずれ、だよっ! もおいちど、よぉく、よんでねっ! きゃほ~い!
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serpent-owl様:


>例えば、「ぶたれるのはイヤ」という心的内容を機械に持たせたい。
>外部からプログラムすることなしにということですと、
>「ぶたれると痛い」という命題から機械自身に演繹させねばなりません。
>では「ぶたれると痛いぞセンサー」を機械に与えましょう。
>痛いんです。ぶたれると。が、「痛い」という刺激がなぜネガティブな、
>避けねばならぬものと評価されねばならないか。これも外部から
>プログラムするのでなしに…とすると「痛いという刺激は自分の破壊に
>つながる」という命題から機械自身に演繹させねばなりません。

ああ、忘れてた。うちのコブラがあなたに御挨拶したいそうです。

「ほほう、コイツおもしれえぜ。痛いのがイヤだというのに、
 いちいち「自分の破壊につながる」と意識するんだとよ。
 だいたい、センサをつければ何かを感じるだろうが、
 そいつが痛いのか痒いのかどうやってプログラミングすんだよ?
 そんなことできねえだろ。結局感じた後の振る舞いまで面倒
 みなくちゃなんねえんじゃねえのかい?」

これこれ・・・どうもうちのコブラ君は口の利き方がなってなくて。
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 stomachmanさま


 ご教示の「三叉神経」についてちょっと調べてみました。「ミミズなどの下等動物では表皮内やその少し内側にある感覚細胞が、脊椎動物では皮膚から遠く離れて中枢神経のすぐ近くに集まっている」との説明がありました(ちょっと古い平凡社の百科事典)。実際、図を見ると、人間の場合は脳のすぐそばにあります。ここへの刺激が幻覚を呼ぶ…たしかにありそうです。
 ただ、「切断部位近くの皮膚のひっつれ」はどうなんでしょう。神経末端と三叉神経との間を繋ぐ神経は「刺激を伝達するだけ」であって、そこで何かを感覚できるわけではないのでは? 比喩的に言えば、センサーとコンピュータを繋ぐケーブルが途中で切れているのと同じことで、「センサーでの感知情報が伝わらない」だけであって「かつてあったセンサーに何かを感じる(かのように感じる)」ということとは別のことのように思います。素人考えですが。
 で、仮に切断部位が上腕部の真ん中へんだとすると、その近くの皮膚のひっつれは、その近くの感覚神経が受け取るだけで、無いはずの「貴方が噛んだ小指」が「痛い」ことには結びつかないように思います。

 ことのついでに「幻覚」なるものについても調べてみました。心理学的には、現にある対象事物の空間的位置づけを誤ったり、それの感覚内容を誤ったりする「錯覚」とは区別されるようです。「幻視・幻聴・幻触・幻味・幻臭」などは、それら諸感覚を引き起こす対象事物が存在しないのに、かなり明確な空間的定位を伴って感覚されることを指すとのこと。「電波が「書け、書け」と命じる」などというのもこれの一環のようです。(「夢」も健常者でも感じる幻覚の一つだそうです。)
 この「幻覚」についての古典的説明としては、今まで出ているような捉え方が既にあるようです。「脳内での突発的反応」とか「観念が強化されて感覚的内容を帯びた」とか。ただ、やはりそういう単純な説明では不十分との指摘もあります。「感覚と切り離されている純主観的心的過程がなぜ感覚性を帯びるのか、まったくわからない」とか。
 少し古い資料ですので、今は事情が変わっているかもしれません。でも、これを見る限りでは、やはり「幻肢」一つ見るにも還元主義的説明には限界があるように感じられます。
   (資料:平凡社『世界大百科事典』 三浦岱栄氏署名の項目から抜粋。)

 で、halkaさんの論理式について。今後を期待する者としてはあまり言及したくないのですが、まずそのままではフローチャートを引いてプログラムを組むこともできないな、と感じました。条件分岐が論理式自体には由来しない「外挿」になり、具体的手段のバリエーションも論理式自体には由来しない「外挿」になる。さらには、よしんばプログラムを組めたとしても、「プログラムとして組めた」こと自体が、それが何ら「心」を表現しうるものになっていないことを証明するでしょう。現に今試みられている人工知能方面では、ご指摘のように、はるかに複雑です。

 さて、人工知能が出てきたところで一つ。
 将来、コンピュータやロボットが「心」を持つかという問題があります。私は「yes」だと思っています。いずれ、そのうちに実現されましょう。(ハナシ飛びますが、アシモフの「ロボット三原則」や石森章太郎の「良心回路」は承認しません。でも、ここは突っ込まないでね。ハナシ飛び過ぎますから。)
 でも、現行研究そのままの延長上で「心」が実現されるとは思っていません。ハードウェア外部からプログラムされた反応系が、あたかも人の心のような反応を示すということと、機械そのものが内発的に「心」を獲得するということとは別のことだと思います。前者はあくまでも「シミュレーション」にすぎない。
 例えば、「ぶたれるのはイヤ」という心的内容を機械に持たせたい。外部からプログラムすることなしにということですと、「ぶたれると痛い」という命題から機械自身に演繹させねばなりません。では「ぶたれると痛いぞセンサー」を機械に与えましょう。痛いんです。ぶたれると。が、「痛い」という刺激がなぜネガティブな、避けねばならぬものと評価されねばならないか。これも外部からプログラムするのでなしに…とすると「痛いという刺激は自分の破壊につながる」という命題から機械自身に演繹させねばなりません。次は「なぜ自分の破壊がネガティブな避けねばならぬことなのか」…これは「死ぬのはコワイ」ということをどうやって機械に認識させるかということです。生物ならば「個体保存の本能」があります。が、機械は内発的にはこれを持ちえません。…抜け道があるとすれば、機械に「利己的な遺伝子」を組み込んで、個体再生産と寿命を与えることでしょうか。…ああ、完全にSFだ…。

 以上、satonohukurouさまにも参考にしていただけることを祈念しつつ。

P.S.「酔っ払いシリーズ・二連発」…傑作でした。
   …ととと…fwappyさんも…議論再燃か? でもゆっくりやりましょうね。
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stomachman氏は、ただの神経ネットワークがどうして


身体の位置関係をあらかじめ「知っている」ことについて
全く疑問の余地がないとおもっているようですが、本当
ですか?

stomachman氏がいう「低レベル」のことなら確かにわかるでしょう。
しかし、その究極の理由までは分からない。
stomachman氏にとっては「心脳問題」は問題ではないのでしょうか?
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serpent-owl先生<


 幻肢に関して正確に調べた訳ではありませんが、たとえば三叉神経を血管が圧迫することで発生する疼痛など、必ずしも神経末端が刺激を受けなくても求心性神経の途中をいじめても何らか反応することがあるようです。
 一方、四肢などの姿勢(位置)を知るのに、皮膚のtensionが非常に重要であることが知られています。ですから、切断した部分の近くの皮膚に変なひっつれが生じると、これが幻肢の位置を決める情報になるやも知れません。
 これらのことから、ひょっとすると必ずしも脳内の問題が決定的という訳じゃないかもしれない、案外すっごく低レベルの問題かも、という事なんです。

 
余計なことながら、
 serpent-owl先生の博識ぶりには舌を巻きます。コメントしようがない。
 Halka様の様相論理による「おバカな心」のtoy modelは、いろいろいじくって楽しんでみました。まだ論理式を系統的(自動的)に生成する所ができてない(説明してないだけ?)ようなので、地の文で直感で式を作って解釈しているのが弱いところ。でも、ろくな推論ができないなどいかにも心のモデルらしくて面白いです。健全なシステムじゃ女心もボケ老人も表現できませんもんね。既製の非古典論理学と非常に近い部分が多いと思われます(たとえば「時空」って、標準的モデル理論では「世界」と呼ばれてます)ので、そっちの面からも検討してはいかがかと思います。モンタギュ文法のλ計算なんかも久しぶりにやってみたりしましたよ。
 しかし人工知能の分野ではもうちょっと複雑な(semantic-netやframeなどの)知識表現が必要だと考えられています。また、幻肢の問題とはなかなかストレートにはつながらないように思います。
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 ほいっ。

stomachmanさまへ。
 そうですね。私も「脳内に形成された、腕を担当するニューラルネットワークが、腕が切断されたのちもそのままであるため、脳は腕がそのままあると誤認し、意識にもそのように受け止められる」という理解もできるかと思いました(#30)。器質的説明です。でも…それにしてもどういう理由で脳内にそういう刺激が起きるのか。これを考えると果たして器質的説明だけで完全に説明できるものなのか、疑問が生まれてきます。心理要因が作用している余地もありうるのではないかと。専門の医師でないとわからないことでしょうが。
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> 症例によっては、存在しないはずの部位に感覚を感じることもあるそうで


> すね。無いはずの貴方が噛んだ小指が痛いとか(古いな…)。切断された
> 付け根で感じるのではなくて、まさにその「存在しないはずの小指」で感
> じるという。これも不思議なことです。
に関して、老婆心ながらひとこと。

 帯状疱疹という病気があります。神経に住み着いているヘルペスウィルスが何かの拍子に暴れ出すもので、皮膚の神経支配領域(これが帯状です)がちくちく痛い。患者は皮膚が痛いと訴えますが、皮膚に麻酔薬を塗っても全く意味がありません。神経自体が誤って「痛いよ」信号を出しているからで、皮膚の感覚器の問題じゃない訳です。

 このことから、神経の興奮はそれが繋がっている「筈の」場所の感覚として感じられる仕組みになっている(ふしあわせの実験でも少し説明しましたが)のが分かります。つまり、無いはずの貴方が噛んだ小指が痛い場合、切断された付け根にある、もと指先に行っていた神経が興奮しているのなら、指先が痛くて当然だと思います。

 そんなわけで幻肢に関しては、必ずしも身体論的観点まで行かなくても、もっと生理学的レベルでもある程度説明がつくものなのかもしれない。
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>fwappyさまは、わたくしめから討論のお誘いして



誘い?因縁の誤りでしょう。

>なんとなく、言葉尻の取り合いになった感じですが

なんとなく?あなたははじめから言葉尻だけ
だったではないですか。わたしはそうでは
ありません。わたしのいっていることが言葉尻
だとおもっているなら、あなたはなにも分かって
いないし、分かりたいとも思っていないということ
です。

>わたくしめの至らぬ所、おゆるしくださいませ。

許せません。

>実のところ,茂木様に代わってお答え頂けるなら

私は茂木氏にはなれません。
貴方はまだこのことが分からないらしい。

>クオリアにおける主観と客観のなんらかの差異につき
>いま少し知りたいというところが本音でした。

茂木氏の意見なら茂木氏に聞かれるのが一番でしょう。
Qualia ManifestoのURLを以下に載せておきますから、
BBSでもMLでも行って存分に質問されたら如何ですか?。

serpent-owl様へ
私は私の考えを述べました。もう十分です。

参考URL:http://www.qualia-manifesto.com/index.j.html
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