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燃え尽き症候群というのは、いやなことやつらいことを我慢して続けているときになるのではないかと思っているのですが、燃え尽きてしまうまでは使命感や義務感に支えらえている場合が多いのではないでしょうか。また燃え尽きるというのはたとえだとしても、新たな燃料を補給することは可能なのでしょうか。

A 回答 (3件)

燃え尽き症候群は、嫌なことや辛いことを我慢して続けている最中になるのではなく、何かを一生懸命やった後、その対象や目的、やりがいなどを失ってしまうこと(たとえば子供の独立、大きな仕事の成功、退職など)でなります。

献身的で使命感の強い人に多いですね。うつ病とは非常に近い微妙な状態だと思います。
これと似た「荷おろしうつ病」というのがあり、長年の苦労からやっと解放された後や、結婚、家の新築など、本来は嬉しいはずのことが一段落した時に発症するうつ病もあります。つまり、フル回転していた歯車が急に止まるとバランスを崩してしまうんです。(現に私はこのうつ病になりました)

荷物って、背負っている間よりも、降ろす時に急に重さを感じるものです。降ろしてしまうと、足元に引っかかって、もう動けないよ~!という感じです。
ただの燃え尽き症候群なら、ゆっくり休養して頭を切り替えられれば、また意欲が出てくるかもしれませんが、うつ状態まで陥ってしまったら、抗うつ剤で意欲を持ち上げる治療をしないとダメです。要は脳内物質のガス欠みたいなものなので、薬で燃料を補給するのです。
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この回答へのお礼

うつ病にもいくつかの型があるのでしょうか。荷降ろしうつ病というのはいやいややっていた場合には起こらないようにも思いました。貴重なご体験もお聞かせいただきありがとうございました。

お礼日時:2009/10/18 18:53

臨床心理士です。



燃え尽き症候群(burnout syndrome、バーンアウト)は、フロイデンバーガーが指摘し、マスラックが詳細に検討した心身の症候群を言います。
マスラックによれば、
1)情緒的消耗感……心身ともに疲れ果てたという感覚
2)非人格化……人を人とも思わなくなる気持ち
3)個人的達成感の減退……仕事へのやりがいの低下
の3つの要素から成り立っているとしています。
ヒューマンサービスの従事者(教師、看護師、保育士など)によく見られることが指摘され、関連して、「感情労働」という概念も使われています。
上記のうち、1)や3)は、過労性のうつ病にも共通する特徴であると考えられます。

質問者の書いていらっしゃるように、イヤなことや辛いことを我慢して続けているときになることもあるのでしょうが、意欲に満ちて、やる気満々であるのに、現状ではそれが空回りするなどの場合に多いように思います。

また、「燃え尽きて」しまいますので、新たなエネルギーを補充するということは容易ではありません。
休養と治療(精神科、心療内科)が必要だと思います。
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この回答へのお礼

専門家のお立場から丁寧なご教示を感謝いたします。

お礼日時:2009/10/18 18:47

wikiなどを読むと一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が期待した報酬が得られなかった結果感じる徒労感または欲求不満。

慢性的で絶え間ないストレスが持続すると、意欲を無くし、社会的に機能しなくなってしまう症状。

一種の外因性うつ病とも説明されるので直結している事と思われます

燃料補給にはやはり関心が必要と思いますのでその情報を教える、、、とかはいかがでしょうか?
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この回答へのお礼

燃え尽きるというのは単なる比喩ではないようですね。御回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/18 18:49

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