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お世話になります。変な質問で申し訳ないのですが

昔、雅という漢字の牙偏の部分に1画多いものがあったような気がするうる覚えなのですが、これは実際にあったのでしょうか、それともそんな漢字は最初から無かった・・のでしょうか?

もし、あったとすればいつ頃の時代まであって、いつ頃廃止になったのでしょうか?
またその漢字をネット上で見ることはできるでしょうか?ご存知でしたら教えていただければ感謝です。

A 回答 (4件)

人名用外字フォントに[一]が“新字体”「牙」の上に載った字がありました。


文字学的には好ましいデザインではありませんが、戸籍でそのように書かれたものがあるのでしょう。
http://www.est.co.jp/fe/jmpro/images/proV4all.pdf
拡大して御覧下さい。
変体仮名の前、下から5列、右から7字。
「漢字に詳しい方にお伺いします。」の回答画像4
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この回答へのお礼

このような字が現実に以前存在していたということにとても驚いております。お蔭様でようやく探しておりました字にめぐり合えました
変体仮名の前、下から5列、右から7字ではなく、その左8字目のほうのものでした。
ご回答に心から感謝します。

お礼日時:2009/10/19 07:27

#2です。


一つ訂正します。
「普通の印刷所には[牙]+[隹]の活字はなかったと言ってよいでしょう。」
と言ったのは正しくありませんでした。

『詳解漢和大字典』『大字典』は『康熙字典』に準拠して、「雅」の左旁を[牙]ではなく、頭部を本来の形に近く、「碌」の右旁頭部に似た形の上に「一」を離して載せた形に作っていましたが、一般には、その字体と省略形の[牙](正字とされたものは常用漢字新字体と微差あり)に作るものとの両方が行われていたと言えます。
画数が四画になるわけは、下記の通りです。


 ┐
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この回答へのお礼

追記のご親切に感謝します。とても勉強になりました。

お礼日時:2009/10/19 07:23

お尋ねの字体はありました。


ただし画数の数え方は四画です。

下記で[字源字形]を御覧下さい。
http://www.zdic.net/zd/zi/ZdicE9Zdic9BZdic85.htm
http://www.zdic.net/zd/zi/ZdicE7Zdic89Zdic99.htm
次に『康熙字典』
http://www.kangxizidian.com/kangxi/1365.gif
これの通りにデザインされた活字が使われていたわけです。
http://www.kangxizidian.com/kangxi/0695.gif
このように「牙」は省略形になっています。
つまり『康熙字典』が不統一だったのです。
「牙」および牙部では省略形を採用したのに、「雅」は隹部にあるため、不統一が見落とされてしまったのです。
戦前の漢和辞典でも
『詳解漢和大字典』(大正5年12月初版)
『大字典』(大正6年3月初版)
は、『康熙字典』の通りです。
『字源』(大正12年6月初版) は、不統一を解消すべく(?) [牙]+[隹]にしていますが、この字書はクサカンムリを[十十]にするなど、“かくあるべし”ということで、“がんばって”作字しているため、社会一般の実態を反映しているとは言えません。
普通の印刷所には[牙]+[隹]の活字はなかったと言ってよいでしょう。
>いつ頃廃止になったのでしょうか?
今ちょっと調べがつきません。
>その漢字をネット上で見ることはできるでしょうか?
探してみます。(あてにしないで待ってみてください。)
「漢字に詳しい方にお伺いします。」の回答画像2
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。とても参考になりました。
リンクも沢山張って下さりご親切に感謝します。

お礼日時:2009/10/19 07:16

「雅」の画数の数え方が新旧字体では少し違いますね。

旧字体では「牙」は4画、この場合に「雅」は当然12画になります。新字体の「牙」は5画、そしてこれを使った「雅」も旧字体より1画多い13画になるわけです。

旧字体の「牙」では、線が一本多かったという訳ではありません。画数の数え方の違いです。

こんなサイトがありますので、ご参考に。
http://seimeiweb.tatujin.org/faq.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。とても参考になりました。
リンクも張って下さり感謝します。

お礼日時:2009/10/19 07:11

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