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こんばんは。よく見かけるThere might develop, There arose..., There may come...等のThere+自動詞がよく分かりません。文法書でみてもその項目が見当たらないので教えてください。

(例:辞書progressiveより)
There resulted a depression of the market.
その結果、市場が不況になった。

Thereをどのように解釈(訳)すればよいのでしょうか?Itと同じように思うのですが、Itとこの場合のThereのニュアンスの違いは何でしょうか?Hereも似た使い方ができると思うのですが、ここら辺の違いがあいまいです。

A 回答 (3件)

特に意味を持たないという点で it と似ていますが使い方が違います。

there は自動詞の中の「出現・発生/往来」の動詞の一部に限られます。

there resulted「結果として生じた」、there arose「生じた」などまず動詞を言っておいて次に重要な・重みのある主語を置きます。お示しの例文も和訳が「市場の不況が結果として生じた」ではなく原文の意識の流れを生かすようになっていますね。

つまりは倒置なのですが、動詞や助動詞で文を始めることができないため有形無実の there を置いているわけです。there is と同じです。there is a のように主語が不定のものであることが多いのは新しい情報だからです。

it を置くことができるのは、to不定詞・that節・疑問詞節などに限られ、一般の名詞は置けません(It's a nuisance, this delay.「迷惑なんだよ、こんなに遅れちゃ」のような例外もありますが、口語で意識の流れをそのまま文にしたものと考えられます)。

つまり it と there は使い分けられているのでニュアンスの違いというのはありません。

Here is は「ここに~がある」で here には意味があります。やはり不定の名詞が来ることが多く、新情報を後ろにおいています。... is here「…はここにある(日本語の語順と、“が”と“は”の違いを感じてください)」と違います。

Here comes...「ほら…がやって来た」、There goes...「ほら…が行く」では here は比較的近いところ there は比較的遠いところを指しますが相手の注意を向ける働きもあります。これらを生かすようにうまく日本語に訳せないので意味がないように思えますが、やはり意味はあります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

これは倒置構文だったのですね。今まで何となく使ってきたThere+be動詞、There+自動詞の構文、また、it、thereの違いも良くわかりました。訳出しすることが少ないので、あまり考えることがなかったのですが、ようやく理解できました!

文法書を眺めて一人で唸るよりも、ここで皆さんにお聞きした方がずっと分かりやすいです。助かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/20 20:41

昔どこかで聞いた話でよければお聞きください。

わたくしは、この説明で納得して今までやってきました。お役に立てば幸いです。

「テーブルに本があります」
(A1) There is a book on the table.(ふつう)
(A2) A book is on the table.(正しいが、まれ)
(B1) There is the book on the table.(正しくない)
(B2) The book is on the table. (正しい)

Thereは、本来「そこに」という意味を持つ副詞ですが、単に相手の注意をひきつけるための副詞としても使われます。文例Aでは、何についていうのか、相手はまだ了解していません。A bookというのを聞き、理解して初めて、ああ「本」のことだなと思うわけです。A2のように未知の情報をのっけから言うと、聞き逃されてしまう危険が大きくなります。そこで、A1のようにthereで相手の注意をひきつけることで話を切り出します。Thereは副詞なので、これが文頭にくると、主語と動詞が入れ替わってis a bookとなります。それに対して、文例Bでは、すでに相手も承知している「あの本」の話ですから、普通の文にするわけです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

Milancomさんのご回答をよんで、私はこの場合のthereは副詞であることも理解していなかったな、と反省しました(涙)。相手の注意をひきつけるためにthereを置き、重要な新情報を後にもってくる、大納得です!!Milancomさん⇒trgovecさん⇒wind-sky-windさんのご回答の順で読んでいくと非常に分かりやすかったです。

皆さん出来る方ばっかりなので勉強になります。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/20 20:47

There is a book on the desk.


が基本にあります。
is だけでも「ある」という自動詞ですが、there を前に置きます。
そして、a book が主語。

There resulted a depression of the market.
であれば、a depression of the market が主語で、
resulted が(述語)動詞となります。
A depression of the market resulted.
としてもほぼ同じですが、
a depression of the market という新情報を文末に置くことで重みが増します。

it にすると、it の方が主語になりますので、おかしくなります。

Here is[are] ~.「ここに~がある」
はあっても、一般動詞の場合には使えません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!

中学からなんとなくThere is~と使ってきたのですが、bookが主語になるのですね。構造がまったく分かっておらず、皆さんの回答を読んでThereの根本的な役割を理解していなかったことを再認識しました。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/10/20 20:33

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