
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
関東の某鉄道会社の現業にいます。
路線違いへの転勤を願い出る人が、居ないわけではないですが、きわめて時間がかかります。
駅間の人事異動であれば数年に1回くらいの割で経験しますが、路線が変わることってきわめて少ないです(無いとは言えないですが)。
私は就職して20年。同じ路線に勤務しています。この間、駅係員時代に1名が他路線へ転出しましたが、異動願いを出して20年以上かかっての異動でした。逆に転入してきた人も1名いましたが、やはり入社20年クラスの人でしたね。
その後車掌勤務していたとき、私の勤務する路線の車掌不足を急遽補うため、珍しく他路線から5名転入があったケースがありましたが、乗務員関連では新しい乗務員の所属区が新設されたりしなければ、同じ路線の乗務員職場同士間でも、異動することはまれです。
その後駅管理者になりましたが、この管理者クラスでも、路線間の異動はまれですね。
勤務路線が変わると言うことは、色々変化することが多いのですよ。
当然規則類は代わらないのですが、他のものが大きく変化します。
1.駅の場合
まずは、駅名が全て覚え直しです。同じ会社でも、路線違いの駅まで全て知っているという係員はそう多くありません。無論主要駅は知っていますが、乗降者数の少ない駅まではなかなかです。路線が変わると駅名はまず覚え直しになります。
2.乗務員の場合
路線の状況がまるで変化します。運転士であれば、路線の状況を全て覚え直さねばなりません。どの駅は停止位置がどうなっているか、その停止位置に停車させるには、どのあたりからブレーキをかければよいか。体感で覚えていたものを全て覚え直すことになるのです。運転する速度が変わることも多々あります。元の路線では各停のみで最高70キロくらいだったのに、異動した先では特急を運転して120キロ走行になったとか言うことだって発生します。両数も元の所は2両編成だったのに、新しいところでは10両だよとか。色々変化します。
車掌でも同じです。ドアが開く方向、編成両数、放送タイミング、色々変化するのです。
検修員だって同じです。全ての路線で同じ車両なら良いですが、元の路線にない車両があったりします。
配属路線の変更は、変化が大きくなり、場合によっては教習し直しに近いことになるので、余り路線間の異動は行ないませんね。
ご丁寧な回答をいただきありがとうございました。私は普通のサラリーマンなので、転勤しても扱う品は変わらないし、新しい職場の顧客を覚えるだけですが、鉄道会社の現業ですと環境がすべて変わってしまうのですね。「場合によっては教習し直しに近いことになる」というのは本当に大変ですね。鉄道会社の現業部門についてのモヤモヤが解消しました。
No.4
- 回答日時:
現業部門には転勤がないってことはありません。
JRでも運転士ではなく、建設工事などを担当している社員は、その工事が完了すれば、次に工事のある現場に転勤していきます。ただ、運転士に限っては、列車は鉄のレールの上を鉄の車輪で走るため、摩擦が少なく大変エネルギー消費が少なく経済的な反面、急ブレーキをかけると車輪がロックして滑走するため、急には減速したり止まれません。そのため、この先にどんなカーブや速度制限箇所があるか、またどこに信号機があるかなどを全て覚えこんででないと運転できません。このため、どんなにベテランの運転士でも、転勤などして初めての線区を運転する場合は、その前に何日間も線区見習といってその線区の運転士について見習をしてからでないと、一人立ちできません。このため、あまり頻繁に転勤すると無駄な見習期間を要して不経済です。
しかし、ダイヤ改正で一方の地域は列車が減ってしまって、一方の地区では列車が増えたりすると転勤もありますし、ローカル線など廃止となったり、運転区所が統廃合となったり、新線開業で新しい区ができたりすると大規模な異動もありますよ。
新幹線等が開業して、在来線が他社へ移管などした時は、相当な異動があるはずです。
また、電化開業したときは、気動車運転士から電車運転士の転換教育をしますが、電車運転士になれなかったり、電車運転は嫌だといったら、電化していない地域に転勤となるはずです。
ありがとうございました。運転士さんの場合は、信号機の位置を覚えたり、さまざまな線区状況を覚えたりする必要があるので頻繁な転勤は非効率ということですね。#1さん、#2さんからのご回答と合わせて理解できました。しかしこれは全く知らなかったです。
>電化開業したときは、気動車運転士から電車運転士の転換教育をしますが、電車運転士になれなかったり、電車運転は嫌だといったら、電化していない地域に転勤となるはずです。
No.3
- 回答日時:
運転手さんは基本的に転勤はないようですが、駅長さんや現業部門以外の部局の方であれば転勤と言う事例は結構あるみたいです。
まぁ、国鉄時代の事例であれば、国鉄が運航していた関門連絡船の通信士の方が青函連絡船に移り通信長になった方、青函連絡船の航海士の方が宇高連絡船に移り、最後は船長を務められたという事例もありますし、JR倒壊初代社長の須田寛氏は生まれは京都ですが、国鉄入社後は静岡→東京(国鉄本社)→名古屋→東京(国鉄本社)→名古屋(JR東海初代社長→初代会長)と転勤を重ねられていますし、部局によっては国鉄時代も転勤はある程度はあったと言って良いですね。
No.1
- 回答日時:
転勤自体はありますよ。
ただ転勤をすると線区を覚えなおさないといけなくなるのであまり転勤する事例は少ないのかもしれません。車掌は比較的転勤しやすい部類です。覚える事例が少ないですし、優等区(特急とかの乗務を担当する乗務員区)への転勤はあこがれです。
運転士も優等区への転勤はありますが、覚えることが多いですから、まったく違う路線に行く、ということは少ないかもしれません。そんなにしょっちゅう転勤していたら、信号機の位置を覚えきれないでしょうから。
そうなんですね。確かに信号機の位置を頭に入れたり、線路配置を覚えこむのは我々素人が考える以上に大変なのでしょうね。それと優等区へのあこがれというのはあるんですね、もし自分が鉄道会社の現業部門にいたら、やはりそう思うと感じました。
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