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現在普天間基地の移設先が問題になっておりますが、
”安全保障体制上、日本にはどの程度の規模の米軍基地が必要なのか。”
・・・ということをちょっと疑問に思います。

具体的には、
・地点としては、日本中に何箇所あるべきなのか
・それぞれで広さはどの程度必要なのか
・核軍縮や、ミサイル防衛をはじめとする影響で、過去に必要とされていた規模の基地は、もう必要ないわけではないのか
・移設ではなく、そもそも基地の縮小、といった議論にはならないものなのか

なんてことを疑問に思うのですが、どなたかご教授いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (11件中1~10件)

No.5に関して



>多くの自治体が”自分のところを縮小してくれ”と手を上げるから、絞ることができていない、ということなのでしょうか。

逆の場合もちらほらと。まあ、土地が極度に痩せているなどの理由で軍に来てもらわないと本当に生きていけない場合ですが。
代表的なのが沖縄の中で話題になるキャンプハンセンとキャンプシュワブがあり、これはそもそも久志村と金武町の地元住民・自治体が再三にわたって誘致したものです。そして、平成7年に160ヘクタール程度、平成8年に60ヘクタール程度の返還がアメリカ海兵隊側から提案されていますが、いずれも町議会で反対されています。
まあ、地代や雇用などの基地からの収入が町の歳入の4割を占めている上に基地を撤去しても代わりになるような産業の目途がつかない状態なので、そりゃそうだという感じですね。

詳しくは参考URLを見てください。

参考URL:http://kamomiya.ddo.jp/%5CSouko%5CC01%5CSakugawa …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

なるほど、経済的に切り離せない状況になっている地域もあるのですね。
よくわかりました。

お礼日時:2009/11/15 10:36

No.4に関する返信ですあくまでも私見ですのでご了承ください


沖縄 
アジア各地中東へ迅速に海兵隊を派遣するのに立地的に都合がいい
佐世保
米海軍が優先使用できる大型ドックがある
朝鮮半島有事の際に艦船の拠点として利用できる
海軍用の極東最大級の弾薬保管施設が存在する
岩国
朝鮮半島有事の際 攻撃機を迅速に派遣するために必要
通常の監視飛行のための拠点として必要
横須賀
第七艦隊の本拠地ーとしての立地 ドック設備補給設備の総合運用
厚木
空母艦載機のため必要な基地
横田
極東の航空輸送の拠点となっているため
三沢
日本海ににらみを利かせるため
津軽海峡防衛ロシアに対するけん制
以上だと思います
回答2さんへ
戦後日本は戦闘には巻き込まれていませんが
戦争寸前の事態は何回か発生しています
一番有名な例は
ミグ25函館亡命事件です
この時はソ連軍が機体奪還のために函館空港を襲撃するという情報が世界中を駆け巡り
函館の自衛隊は戦争覚悟の戦闘準備を実施しました
駐屯地開放を利用して戦車装甲車対空機関砲を基地内に搬入
全隊員待機24時間交代での5分待機
海自は護衛艦5隻を津軽海峡に出して海上監視
掃海艇魚雷艇は函館空港進入路の確保
大湊航空隊の対潜ヘリコプターによる津軽海峡常時哨戒飛行
空自函館上空に戦闘機を24時間待機
東北方面隊も竜飛に対戦車隊を集めて戦闘準備
結果戦争はありませんでした
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この回答へのお礼

丁寧な回答をどうもありがとうございました。

各基地、いろいろ特徴があるのですね。
なんとなく、佐世保や三沢は日本にとっては特に大事なのかな、とは思いましたが、
アメリカにとっては沖縄が一番重要な拠点なんでしょうね。

ミグ25函館亡命の話ははじめて聞きました。
そんなことがあったんですか。
びっくりです。

お礼日時:2009/10/31 23:41

米軍の基地について考える前に思考を停止してしまっている日本の国防をどうえるのか、日本の国民も、政府もこの原点に立ち返るべきです。


 およそ世界の歴史の中で外国の軍隊に守ってもらってうまくいった例を私は知りません。 2,000年にも及ぶ日本の歴史の中で外国の軍隊が駐留したのは幕末・明治初期の数年と、第二次大戦後の64年、理解しがたい事実が継続してしまっています。
 明治初期のイギリス・フランス軍などの駐留は、必死になって数年の短期間でこれを排除しました。 第二次大戦(大東亜戦争・太平洋戦争)に敗戦したとはいえ、経済的には大復興を遂げ、十二分に国力を回復していながら自国の国防をその基本から考えないのは、どうにも理解が出来ません。いつまでこんなことを続けていくのでしょうか。
 米軍基地の問題(集団的防衛)も、核の問題も、国防上の二次的な各論に過ぎません。 こんな議論ばかりが繰り返されているのは不毛な本末転倒議論に過ぎません。 まず、「国防の基本」しっかり考えて、そこから出発したいものです。 もちろん、「平和憲法護持」で、一切戦力を持たないことも選択肢の一つす。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

確かに、基地問題という前に、日本の国防問題という観点での思考が必要だと思います。

私としての考えは、現時点でとくにあるわけではありませんが、
”平和憲法維持”の上、だったらどうすれば国防についても問題ないのか、ということを国には議論してほしいと思います。
とにかく”平和憲法維持”ありきではなく、国防のためのひとつの戦略としての”平和憲法維持”という方向性での議論を望みます。

お礼日時:2009/10/30 16:57

こんにちは



どのくらいの基地が必要なのか? という視点ではなく、アメリカはどう考えている
のか? という視点でまず述べさせて頂きます。

全地球規模の米軍再編計画(Transformaiton)の一環として在日米軍も本土やグァム
にその戦力の一部を移転する予定であることはご存知かと思います。
米軍としては大規模な戦闘リソースを自国から遠くな張れた地域に常時配備すること
は、(どれほど友好国であっても)今後は行うつもりはありません。

従って今後(Transformaiton後)まず我が国の基地に期待されるのは、朝鮮半島
ないしは台湾海峡有事、及び9.11以後の昨今においては、アジアで多発する恐れの
ある"テロ事案"などの際の、米軍前方展開為の支援能力、つまり"兵站支援"の機能
です。

その観点からすれば
1) 相模総合補給廠(神奈川県)
2) 横浜ノースドック(神奈川県)
3) 横田飛行場(横田基地/東京都)
の3つが最重要拠点であり、これらは米国の戦略が大転換しない限りは将来にわたり
維持されていくものと思われます。
同様の事情で本土5ヶ所、沖縄2か所の弾薬庫(広、川上、秋月、以上広島県、
佐世保、針尾、以上長崎県、嘉手納、辺野古、以上沖縄県)も 当面は維持の方向
かと思います。

さて、戦闘部隊のための いわゆる"基地"としては
半島や海峡有事における"作戦"を展開するための出撃拠点基地として、嘉手納、岩国、
三沢の各航空基地の機能の維持を米軍側は望むと思いますが、一線部隊の常駐数は
むしろ減らし、場合によっては我が国への全面返還(但し その条件として自衛隊に
よる持続的な使用~兼 維持管理~)という形をとるかもしれません。
横須賀、佐世保の両海軍基地も同様かと思います。

こうやって考えてみると、在日米軍の基地(=実戦部隊の戦力)は削減される方向
にあるものの、反面自衛隊の役割(=負担)は 今後益々増えて行くことになる
でしょう。

その負担を我が国がどれだけ受け入れるのか? が今後必要とされる在日米軍の
戦力、つまり基地の数や規模の答えにつながっていくものと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

おっしゃるように、アメリカは自国に最大限のメリットを生むように軍隊を配置するはずですから、
そういう意味では、必要最小限なだけの軍隊を日本においておくのだと思います。
アメリカとしても、できることなら日本の自衛隊も防衛網のネットワークに入れたい、ということなのですね。
その上で、日本がそれをどの程度了承できるのか。

アメリカとしては有事のときだけ兵站基地として日本を利用したい、という側面があることは、納得できます。

お礼日時:2009/10/30 16:52

No.5に追加。

というか訂正。

横田基地ですが空域の返還だけじゃないですね。日米共用化がおこなわれる予定ですが、航空管制の日本への返還と横田への空自司令部の移転が行われるので実質的には基地そのものの返還です。
車力へのミサイル防衛用レーダーの配備など、日本の基地に米軍が居候する形が増えているので純粋な米軍基地というのは減少傾向にありますね。

なお、アメリカは日本を弾道ミサイルから防御するのに非常に力を入れています。北朝鮮の弾道ミサイル騒動の時も在日米海軍の艦艇が東北周辺に展開しました。
車力のレーダーは性能上日本の防衛にしか使えないし、在日米海軍の戦闘艦でミサイル防衛に対応しているのは9隻なんですが、これは海自のミサイル防衛対応艦より多かったりします。
なんで、ミサイル防衛の主力になる艦艇がいる間は在日米海軍基地は返還されないと思いますね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

なるほど。純粋な米軍基地というのは減少傾向なんですか。

弾道ミサイルの話について、米軍は日本にいれば北朝鮮のテポドン騒動などの機会にミサイル防衛システムを実証しうる機会が多そう、ということなんですかね。

お礼日時:2009/10/30 16:44

基本的にはJa97KGさんと同じ見解です。


argueさんのおっしゃる通り第七艦隊に核兵器は一つもありません。

米軍基地はアメリカが日本を支配しているという象徴的な意味しかありません。
今のアメリカの体制で本当にアメリカ(日本らいの国益必要な基地は嘉手納と普天間ぐらいでしょう。

極東・中国の在留米人を何かあったときに救出するのが目的です。
日本が核攻撃を受けたらアメリカが「核で」反撃するというのはおそらく口約束程度のものです。

ご質問の趣旨にしたがって回答すれば「日本の」安全保障に必要な基地は必要でなく、核の傘の約束を守らせるためには「アメリカの」安全保障に必要な基地を与えるしかないのです。

したがって米軍の基地は今では多すぎるしあくまで象徴的なものです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

なるほど、日本の安全保障上、戦略的に基地が配置されているわけではないのですね。
日本が核の傘の中に入りたいために、アメリカ軍に基地その他お金含め提供している、と。

たしかに、そういう意味では日本にとっては象徴的なものなんですね。

お礼日時:2009/10/30 16:38

どれだけのことをやるか、そのためにどういう方法をとるかで決まります。


一応、現状と同じことをやるという前提で答えます。

>地点としては、日本中に何箇所あるべきなのか
>それぞれで広さはどの程度必要なのか

今と同じ程度。ただし、三沢の戦闘機部隊のようにアメリカ側から「規模を縮小していい?」という話が出ているものもあります。

>核軍縮や、ミサイル防衛をはじめとする影響で、過去に必要とされていた規模の基地は、もう必要ないわけではないのか

ミサイル防衛は今まで無かった弾道ミサイル対策をできるようになったというだけで、米軍の他の機能を代替するものではありません。仕事が増えているのに在日米軍の規模は増えていないのだから、今までの部分についての縮小が行われたと解釈することもできます。
核軍縮は在日米軍とは関係ありません。そもそも核を積める、積む意味のある船が在日米軍にはいませんので縮小しようがありません。米軍全体で見てもSTART2以降は戦術核を全廃しており、戦略原潜(日本に来たことがありません)以外に核兵器を載せていません。

>移設ではなく、そもそも基地の縮小、といった議論にはならないものなのか

議論はあるし、横田空域の一部や相模補給廠みたいに代替無しで返還されたものもありますよ。「どこを縮小するか」という部分が噛み合わないことが多いからそういう結論になりにくいだけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

基地の規模縮小論議というのは、けっこうあるのですね。
”どこを縮小するかかみ合わない”というのは、
多くの自治体が”自分のところを縮小してくれ”と手を上げるから、絞ることができていない、ということなのでしょうか。

お礼日時:2009/10/30 16:32

現在日本に駐留しているアメリカ軍の本当の目的は日本防衛ではありません


都合のいい場所に日本があって基地の維持管理費を只で利用できるからいるのです
沖縄に米軍施設が集まっている理由とくに海兵隊が多いのは
アジアの中心地でどこに部隊派遣するにも都合がいいからです
フィリピンを失った現在沖縄の基地の重要性は増しています
沖縄 佐世保 岩国 厚木 横須賀 横田 三沢
返還可能性のある所はないと思います
あえて言うのなら岩国の部隊を築城基地に移転して岩国返還位だと思います
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

たしかに、アメリカにとっての利益を最大化するために(日本にとっても同様)、日米同盟などがあるため、
アメリカにとってのその恩恵のひとつが”維持管理費”にあることは納得できます。

沖縄は、たしかにアジアの中心地で、とこに部隊派遣するにも都合がよさそうですね。
ただ、部隊派遣という意味では戦闘機などでの移動が多くなるような気がしますが、個人的な感覚では九州、本州でもいいような気がします。
(戦闘機の速度を考えると。)
そんなことないんですかね。

あと、沖縄、佐世保、岩国、厚木、横須賀、横田、三沢の返還可能性がない、とおっしゃるのは、なぜなんでしょうか。
現在駐留しているだけの米軍は、日本のお金で面倒を見てほしいから、
といった、やはり金銭的な話なんでしょうか。

お礼日時:2009/10/30 15:24

小沢さんの第七艦隊がいれば「OK」に賛成です。

空母とその艦隊には、核がどっさりです。陸上部隊の実働なんて、期待するほうが間違いです。歩兵は昔から、血と汗で国土を守ったのです。その覚悟が無ければ、米軍は助けてくれません。つまり利害が一致しない限り日本の防衛なんてUSAにとってどうでも良いのです。勿論沖縄は全面返還して貰いたいものです。

 従って民主党が主導する日米安保条約は、従来とは全く異なると考えられます。米軍の海兵隊グアム移転は、米国の都合であり、決して日本の都合を勘案した米国案なんかではありません。

 つまり日米軍事条約の有効期限が今まで10年というのも不自然です。憲法9条は、主権国家としては、理論的に矛盾する憲法です。憲法改正なんてどうでもいいのですが、国防の基本理念が無い国では、世界の誰も支持してくれません。戦争放棄を基本理念にするなら、実現の具体策を考察するべきで、過去の理念だけの議論を卒業する時になったのです。

 重ねて言いますが、核抑止力が無ければ米軍の存在価値は全くありません。現在の米軍の存在価値は、核抑止力だけなのです。三回目の核攻撃を避ける唯一の方法は、核抑止力を日本が保持する事です。核武装が出来るなら日本に米軍は不要です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

なるほど。たしかに、陸軍の地上部隊は、島国日本にとってはあまり必要ない気がします。島国には、空軍と海軍さえあれば十分だとおもいます。
そういう意味では、今の日本駐留米軍のうち、どのていどが陸軍部隊なのでしょうか?

米軍の唯一無二の価値は、核抑止力だ、という考え方には、究極的にはそうなんだろうなぁと思います。

お礼日時:2009/10/30 15:15

Wikiより、現在日本にいる在日米軍の人数は38,450人。


何箇所~というよりは地理的理由から、
最低でも沖縄と横浜と佐世保の3箇所は外せませんね。
広さは、上記の3万8千人が最新鋭の装備をして駐留できる程度は必要です。
核軍縮をするからといって戦争の脅威が無くなるわけではない上に核自体も無くならない。(少なくとも米露はお互いに最後の一発を絶対に捨てないでしょう。)
ミサイル防衛は、前回北のミサイルが日本列島を通過した騒ぎを見て効果が薄そうですよね。
基地の縮小~という議論はあります。
しかし、日本にはロシア、中国、北朝鮮という3国に囲まれていてどこもいつ攻めてきてもおかしくない国ばかりです。
これらに対抗するための力は残念ながら自衛隊だけでは厳しいです。
さらに自衛隊は専守防衛ということはご存知のとおりで実戦になった場合必ず相手側からの「攻撃を受ける」ことでしか反撃できません。
ということは、戦争になった場合必ず国内の何処かで被害が発生するわけです。
しかし、在日アメリカ軍が日本に駐留するお陰でこれらの国が日本に攻撃を加えた場合アメリカ軍が出てくるために攻撃をしにくくなっているというのも事実です。
何故なら戦後60年以上日本領土が戦場になったことはないですよね?

以上ご参考になれば幸いです。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1% …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

”絶対的な兵力”および”専守防衛”が理由で、日本の安全保障にとってアメリカ軍の駐留がかかせない、ということですね。

やはりわからないのは、沖縄、佐世保、横浜ははずせない、というのは、
どういうことでしょうか。
佐世保は朝鮮に近いから?
横浜は首都圏を守るのに必須?
沖縄は、、、よくわかりません。
いろいろな県にあっちこっちと米軍基地があるようですが(wikiをみました)
一箇所に固めるのは、その自治体の了解が得られないから、分散させているのでしょうか。

お礼日時:2009/10/30 15:02

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