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ちょっと疑問に感じたのですが、FX取引をしている人の中に「模範的な投資家」は存在しているのでしょうか。

FXでレバレッジをかけて取引をしている事自体、模範的ではないように思えます。
リスクを考慮すればキャリートレードはしないと思いますし、もしもキャリーをする場合でも、
為替も株も投資商品は必ず倒産リスクや取引停止リスク、戦争や抗争等のリスク、天災等のリスク等がある事を心得ているようにも思います。

信用取引など場合によっては、元本以上の負債となる事も、口座を開設する際に理解していなければならない事ですよね。

追及すると、事件や事故に巻きこまれるようなポジション取りをしている事が判断力や想定力に欠け、模範的ではないように思えます。

FXにおける模範的な投資家とは存在すると思いますか。存在すると思われている方は、何をもって模範的だと思われますか。

A 回答 (1件)

 FX取引を非常にリスクの高い危険な取引のように思われているみたいですが、株でも「東京電力の株を現物で買う」のと「光通信の株を先物でやる」のでは雲泥の違いがあるように、FXでも超安全取引と超危険取引は存在します。



 もともと外為は変動幅が小さいので、商品や株などと比べれば、ほぼリスクはありません。米ドル=円なんてここ十数年で80円~150円ぐらいのレンジで止まっていますが(最低時の2倍程度、または最高時の2分の1程度)、その程度の変動幅しかない商品や株はほとんど存在しないでしょう。

 したがって、外貨を現物で持っておけばほぼリスクはないのですが、外貨を現物で持つと手数料がとても高いのに加え、金利がつかないので、そういった時にFXは非常に便利です。80万円あったら、1万豪ドルだけ買っておけば(レバ1倍)、ロスカットはほとんど心配する必要はありません。放置しておけば、スワップが年間数%ぐらいつくので、現物より明らかに有利だし、外貨預金と比較しても、手数料が安いので有利です。

 ところがFX業者の中には、レバ100倍でも200倍でもできるところがあるので、100万円で1億円(100万米ドル強)の取引をしていたら、もちろん大変危険です。一夜どころか一瞬にしてすべてふっとぶ可能性があります。

 模範的取引というのがいまいちピンときませんが、リスクに限って言えば、レバ100倍なら超危険、レバ1-数倍なら安定的取引と考えれば良いでしょう。また、主要国通貨なら安定的、途上国通貨は危険でしょう。(ジンバブエ通貨のFXがあったら、1倍でも怖いだろうな。)

 なお、金融当局はレバレッジ規制を上限20―30倍に制限する予定なので、それが実現すれば、FXのギャンブル性はずいぶん低くなるでしょう。

 
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この回答へのお礼

丁寧なご回答をありがとうございます。

「模範的な投資家」という言葉は、くりっく365のレート表示問題で話題となっている南アの通貨ペアZAR/JPYについて書かれているサイトで見かけ、疑問に思い質問させていただきました。

私も為替取引を始めてそろそろ20年(FXは約10年)になりますので、FXについても多少の理解はあります。

10月30日のくりっく365のZAR/JPYでは、安値8円台が記録されたのはご存じですか?前日12円台から翌日安値8円と約4円以上の値幅でした。
レバレッジ1倍のFXで100万通貨単位としても、現物取引100万通貨単位としても、
1000万の元本で買った場合、2日間で400万円の損益(元本の約30%)で、為替にしては少々リスクの高い取引かと思います。

そこで、模範的な投資家と書かれているのを見て、お恥ずかしながら投資家の定義がまず曖昧なのと、
模範的とはどういった取引や人物像を指すのか疑問を持ち、皆様のご意見を参考にさせていただくのが主旨でした。

>模範的取引というのがいまいちピンときませんが、
と書いていただきました。回答者様にとっては、「いまいちピンとこない」というご意見と受け止めました。

お礼日時:2009/11/01 02:46

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