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不思議な数学の問題を宿題に出されました。形式論理の落とし穴を習ったのですが…。バカみたいな質問でごめんなさい。教えてほしいです。


「すべての馬は同色である」ことを数学的帰納法によって証明します。

[定理]任意のnについて、n頭の馬は同色である。
[証明]
n=1のとき、定理が正しいことは明らか。
k頭の馬は同色であると仮定して、k+1頭の馬が同色であることを言う。
いまk頭の馬に番号1からkをつける。
すると仮定によりこれらk頭の馬は同色である。
ここで1番の馬を外し、別の馬を連れてきてk+1番とすると、番号2からk+1のk頭の馬も仮定により同色である。
よってこのk+1頭の馬はすべて同色である。


実際にはそんなことはあり得ません。上の証明のどこが誤りですか??教えてください。

A 回答 (4件)

帰納法の場合、勝手に仮定するのは間違いではありません。


(1)k頭の馬は同色であると仮定
するのは全然問題がなく、このときに次の馬が同色なら、
(2)k+1頭の馬が同色
ということが言え、n=1で正しいことから、2,3,4・・・でも正しいことがいえます。

ここで間違っているのは、「1番の馬を外し、別の馬を連れてきてk+1番とすると、番号2からk+1のk頭の馬も仮定により同色である。」の部分です。
別の馬を連れてきても、あくまで仮定から言えるのは、「今までいた馬たち(馬番号1~k)」が同色なのであって、1番の馬を外した場合、「馬番号2からk」 は同色ですが、k+1が同色とはどこにも決められていません。

「k頭の馬は同色」という仮定の部分があいまいな日本語ですが、数学的帰納法を使う場合は、「馬番号1~kが同色である」と仮定することになります。
決して「馬がk頭いたら必ず同色である」と仮定しているわけではないので注意が必要です。
あくまで、馬1、馬2・・・馬k、が同色だったとき、もう1頭連れてきたときに、この1頭が同色ということが保証されれば、次の1頭を連れてきたときも必ず同色で・・・となり、n=1で成り立てば、全ての馬は同色が言えるわけです。
「もう1頭連れてきたときに、この1頭が同色ということが保証され」ないわけで、この定理は成り立ちません。

ここらへんがややこしいところですかね。。。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすい回答をありがとうございます。
ややこしい文章にごまかされて見落としてしまうんですよね…。
助かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2003/05/10 14:47

「k頭の馬は同色であると仮定して、k+1頭の馬が同色である」


は、k=1のとき成り立たないからじゃないですか?

>別の馬を連れてきてk+1番とすると、
>番号2からk+1のk頭の馬も仮定により同色である。
をやっていいのは、kが2以上のときです。

この定理がもしn=2のときに成り立つことが
保証されてるなら、すべての自然数nについて定理が成立しますが。

定理 どの2頭の馬もすべて同色なら、任意の頭数の馬も同色である。

というふうな定理だと成り立ちます。そもそも数学では、n個のものが同じ色だというのは、(重複も考えて)どの2個も同じ色だということとして定義します。漠然と「同じ」という言葉を使っているところも問題だと思いますが。

抽象的にみると、状況は、

自然数Nに関する命題P(N)がある。
P(1)は真である。
P(2)は偽である。
K>=2について、「P(K)真ならば、P(K+1)真である。」は成り立つ。

となっているだけです。

これでよろしいでしょうか?
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n=2の時に既に明らかではないですね。



すべての馬は馬色である。
n=1の時は明白。
k頭の馬は馬色で同色であるとすると、k+1頭の馬も馬色で同色。
よって、数学的帰納法よりすべての馬は馬色で同色である。

というのはどうでしょうか。
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>k頭の馬は同色であると仮定して、



ここがそもそも間違ってますね。
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