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現在建築学科の大学3年生でもうすぐ就活が始まります。
構造分野の仕事がしたくて、
就活サイトなどで探しているのですが…
募集している住宅メーカーなどの事業内容を見ると、
構造設計と書いてあるところは少なく、
だいたいは設計としか書いてないのですが、
あれも基本的には構造設計の仕事も含まれているんですか…?
なんか良くわからない質問ですいません。

あと実際に構造関係の仕事をしているかたがいたら、
仕事内容はどんな感じなのか知りたいです。
アドバイスなども。
よろしくお願いします。m(_ _)m

A 回答 (2件)

ゼネコンの構造設計に勤務しています。


一概に構造設計と言っても住宅メーカー系,設計事務所系,ゼネコン系で業務内容には大きく違いが出てきます。
以下にそれぞれ長所・短所を示しておきます。

(1)住宅メーカー系
長所:
1軒の家のデザインから構造(但し外注が多い?)まで一人で担当できる。
短所:
大規模な建物の構造設計は皆無?激務?(よく知らない)

(2)設計事務所系
長所:
大手の組織事務所ならゼネコンで設計出来ない公共事業などの複雑な建物の高度な構造計算知識を得られる。(但し、大手組織事務所でも急成長の事務所は怪しいところが多いので、しっかりした評判と実績のある会社を見極める必要あり。)
構造設計専門の事務所ならレベルがバラバラなので、どのような内容を行っているかしっかりと把握する必要あり。

短所:
高度な解析技術を持っているものの、施工や納まりに関する知識が乏しい(物理的に施工できない図面も多く、ゼネコンがその尻拭いをしている)。
中小に構造部は無いところが多い。
大手は意匠設計の力が強く社内の雰囲気が良くない。
ゼネコンに比べ給料が安い。
中小の構造事務所ならレベル次第でしっかりしているところもあるが見極めは難しい。基本的に下請けなので激務は必至。

(3)ゼネコン系
長所:
民間建物の設計が主で、大手になれば高度な設計技術と高度な施工知識の両方に精通することが出来る。品質管理の専門家もおりいろいろな知識が学べることから、全体バランスの良い構造設計者に成長できる。
中小は会社のレベル次第。

短所:
主に利益を上げる施工部門の力が強く、出世は施工部門の方が有利。社内の雰囲気・風通しが悪い会社は業績が良くても品質に問題が多い。激務は必至。建設業界の景気が悪いので先行き不透明。

参考までに私の業務内容は以下の通りです。

1.施主打合せ
2.構造計算
3.構造図作成
4.行政審査対応
5.施主に対する設計説明
6.現場に対する設計説明
7.現場監理(施工図チェック・配筋検査・鉄骨製品検査など)

いずれにしても、構造設計は社会的責任も非常に重くプレッシャーがかかる上、構造関係法規に始まり複雑な構造理論や力学、建築材料の性質、工法や施工性に関するものまで膨大な知識と経験を必要とする職業です。姉歯問題で社会に間違った印象が植えつけられていますが、電算で結果がポンと出るものでは決してありません。
誠実で責任感があり、精神的にタフかつ緻密な性格の人に向いている職業を言えます。
また、会社を選ぶポイントは、「急成長でないこと」,「社長(上司)が誠実な人間であること」,「技術・品質に力を注いでいること」,「社内の雰囲気が良いこと」でしょう。

では、よく調べて良い会社とめぐりあって下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
これ以上ないくらいわかりやすく書いていただいて、
参考になりました!^^
就活がんばります。

お礼日時:2009/11/14 13:28

構造分野に進みたいのなら住宅メーカーよりも構造設計事務所を探してみてはどうでしょうか。


そもそも住宅メーカーに構造専門の人なんていません。
木造住宅の構造ぐらいならプレカット屋に任せれば充分ですから。
普通「構造屋」といえば鉄骨造、RC造の構造計算をする人のことを言います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
参考になりました。
本当に知識不足でした><

お礼日時:2009/11/14 13:24

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