「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

communicate は、ate で終わっているので、その2つ前の音節にアクセントがあるそうです。なぜ、2つ前なのですか? どうして1つ前ではないのですか? その接尾辞にアクセントが来る、来ないということはわかります。来ない場合にはその前にアクセントが来るのですが、どうして、わざわざ2つも移動するのかわかりません。

A 回答 (2件)

-ate には第二アクセントがあります。

音節が多い場合強弱の繰り返しの方が言いやすいためそのようになる傾向があります。

4音節
com-mu-ni-cate 弱・強・弱・中強
e-rad-i-cate 弱・強・弱・中強
con-grat-u-late 弱・強・弱・中強
3音節
in-di-cate 強・弱・中強
con-cen-trate 強・弱・中強
con-gre-gate 強・弱・中強

2音節の場合
dic-tate 強・弱 または 弱・強 どちらもあります。ただし -tate が弱音節の場合も [teit] と読まれ [tet] ないし [tit] とはなりません。

多音節語にさらに接頭辞がつく場合

re-con-cen-trate(再集中する) 中強・強・弱・中強
例外的に中強と強が並びます。これは re-「再び」のような生産力があり意味が分かりやすい接頭辞は、それゆえやや強調されやすく一体感という点がまだ薄い(とってつけた感がある)ためと思われます。

ゲルマン系は一般に音節が少なく、接頭辞がある場合を除いて語頭にアクセントが来るのを基本とします。それとともに弱音節が続くことを好まない傾向があります。

-ate をもつものもそうですが、11世紀以降急激に外来語が増えました。ロマン系(フランス語、ラテン語系)が多いのですが、これらは音節が多く本来の英語にとっては異質なものです。さらにフランス語は語尾にアクセントが来ます。中英語期の韻文を見ると語尾アクセントで発音されていたと考えられるものが多く見られますが、それらも現代語では前の方にアクセントを移している場合がほとんどです。

na-ci-OUN → NA-tion
in-di-CATE → IN-di-cate (secondary stress on -cate)

上記の3音節の例など、接頭辞のところにアクセントがあるので異常と言えば異常です。しかし外来語であるが故、それを異常と思うよりゲルマン系として語頭アクセントにする方が自然と思われたのかもしれません。

そして動詞では語尾に -ed や -ing の弱い語尾がつくため、その前は少し強くしないとリズムが悪くなります。そのため -ate は第2アクセントを保ち「強・弱・中強」の形になるわけです。
同じ -ate でも名詞や形容詞は母音を含む語尾がつかないので

pred-i-cate 強・弱・弱
dis-crim-i-nate 弱・強・弱・弱

弱が二つ並びますが、これは必ずではなく動詞と同じアクセント形ももつものがあります。たとえば candidate は「強・弱・中強/強・弱・弱」両方が認められます。

このように英語は外来語の多くを英語流に飼いならし、しかもそれが完全ではないためアクセント位置には一定の法則が見られるものの例外も多くあります。外来語が非常に少ないか、外来語を完全にゲルマン式アクセントにしてしまえば、アクセント位置を問う問題などほとんど意味をなさなくなるでしょう。
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この回答へのお礼

無理難題にもかかわらずお答えいただき、ありがとうございます。ate は動詞化する接尾辞なので、意味的に大切なので、第二アクセントが来るということですね。

お礼日時:2009/11/28 00:34

こんばんは。



「なぜ2つ前?」に対する絶対的で確定的な答えを出せる人はいないと思います。
英語という言語が発生した頃を知っている人はいないはずだからです。

あえて言うとすれば、リズム感でしょうね。
communicate で‘i’にアクセントを置くと、ちょっと変な感じがします。

ちなみに、「-ate の場合は2つ前」というのは、物理や数学の法則ではありませんので、例外はあります。
音節の個数が2つ以下の場合は当然ですけれども、それ以外でも法則に従わない例があるのです。
たとえば、
私は理系であり、専門の関係で adsorbate という単語を知っていますが、
これのアクセントの位置は、頭のaではなく4文字目のo、つまり、1つ前にあります。
(動詞ではなく名詞ですけどね)

ご参考になりましたら幸いです。
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