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日本と外国で、それぞれ答えて頂ければありがたいです。

文化的な道具がないと、散髪も爪切りも大変だったと思います。

現在の鋏のような器具があったのでしょうか。それとも、石とか竹などの他の道具をつかっていたのでしょうか。

教えてください。

A 回答 (3件)

こんにちは。


私は、自称「歴史作家」です。

>>昔の人は、散髪や爪切りはどうしていたのでしょうか。

Wikipedia(NO2の方のサイト)にもあるように、
外国では、
紀元前1000年ごろの古代ギリシアのものとされるはさみが発見されており、古代から使われていたと考えられている。
と、ありますね。

日本では、
6世紀に中国を通して伝わったと考えられており、この時代の古墳からの出土例もある。量産されるようになったのは江戸時代からといわれる。
と、あります。

散髪について、
「はさみ」も昔は「量産」されておらず、大変「貴重品」でした。そこで、江戸時代頃までは、女性は、極端に言うと一生髪を切りませんでした。お市の方の肖像画のように、髪をたらしていました。
しかし、江戸時代頃からは、「はさみ」も量産されるようになり、女性も多少は「はさみ」で髪形を整えました。

また、男性は、月代(さかやき)を剃るのには、武士は「毛抜き」や「短刀」などで整えました。庶民はもっぱら「毛抜き」でした。「毛抜き」はちょっと痛そう・・・でしたが、我慢したのでしょうね。
なお、「かみそり」で月代を整えたのは、一説には織田信長が最初とも言われています。

そうした時代以前は「露頭(ろとう)」と呼ばれる「石器?」も使われたようです。
「路頭に迷う」とは漢字が違いますので、お間違えのないように・・・。

「かみそり」は神聖な物という考え方があり、お坊さんでは、かなり早くから使用していたようです。
ただし、現代の「かみそり」もそうですが、最初の切れ味は良いのですが、だんだんと切れ味の悪くなり、「研ぐ」という技術もありましたが、鍛冶屋などは、そんな小さな物は相手にしなかったため、無理やり「こそげる」ようにして剃髪していました。「痛そう」・・・。

また、仏門に入る時にも髪を切ったり、剃ったりしますが、この儀式はお坊さんが行いましたので、「かみそり」を使用しました。

爪切りについて、
「はさみ」も使用されましたが、江戸時代中期までは「はさみ」は高級品であったため、武士やその家族は主に「短刀」で切りました。
庶民は小型の「ノミ」で切っていました。
今でも中国で露天商に「爪切り」の商売がありますが、やはり、「ノミ」でこそげるやり方をしている、とも聞きました。

ことわざに、
「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」
と言いますが、
あれは「夜の、行灯(あんどん)などの明かりしかない暗い中で小刀で爪を削っていると、思わぬ怪我をして(細菌が入り)、親より先に死んでしまうので、親の死に目には会えない」と言われたようです。

大正時代頃からは「ニッパ」が登場したようです。
http://www.suwada.co.jp/aboutus/tsumekiri-histor …

現代のような「折りたたみ式」は、昭和の発明品です。
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ハサミは日本には古代からすでにあったと思われます。


昔の日本人(古代~)は髪の手入れするときにははさみのような
もので「切る」かカミソリか小刀状のもので「そいで」いたようです。
ただし、平安時代の女性が「髪を切る」時は出家をするときですので
普段はそいでいたのかなぁ・・。
ちなみに現在一般的なはさみは「洋はさみ」です。
日本にいつからあるのかはわかりませんが・・・。
日本の伝統的なはさみは糸切りばさみや園芸関係しか残って
いないかも・・・。
大分前に「サライ」という雑誌で「布切り用の和ばさみ」なる
ものを見ましたが、これは「糸切りばさみ」を巨大化したもの
でしたので、これが日本古来の「はさみ」の形なのでしょうね。
爪切りについてはよくわかりませんでした。すみません。

一応関連として。

はさみ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%95% …
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昔って何時頃???



原始時代ならはさみは無いけど、200年前はあるよ。それに髪をばっさり切るのは男は200年位前からだし女性は80年位前からです。

ちなみにザンギリ頭から丁髷を結うには2年かかりました。
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