プロが教えるわが家の防犯対策術!

いまNYの小さなアートスクールでF1スチューデントやっていて、1年経ったところです。真剣にアーティストをやっていきたいと思っています。

そこで、ちゃんとした大学にいって勉強するべきか本気で悩んでいます。

先生になるつもりは無いので、学位取得の為というよりは、大学の設備/環境に憧れています。環境というのは、主に設備や、質の高い授業、同じ志をもった仲間等です。


どなたか大学でアートを学んでいる/いた方、どんな感じか聞かせていただけるとありがたいです!

主に、どんな人達がいるのか(年齢層、真剣さ)、授業でどんな事をやるのか(課題等はあるか)、講義にはどんな人がくるのか等が気になります。


”お金も時間もかけて、大学で勉強する”ということに価値を感じますか?
よろしくお願いします!

A 回答 (3件)

現在、美術大学に通っている者です。


アーティストになるには美大に進学すべきか、独学で行くべきかという質問でよろしいでしょうか。

私の意見としては、どちらも同じように可能性があると思います。

美術大学には、同志の仲間もたくさん居ますので、制作活動をする上で活力にもなると思います。
施設ももちろん美術大学ですから、基本的なものは何処へ行っても揃っているでしょうし、
美術大学は一般大学と違って自由ですから、自分がやりたい!と申し出れば、機材や設備を貸してくれることもあります。
講義も美術分野を軸として、色々な授業を取りました。美術解剖学や考古学、メディアアート講義、日本美術史、時には考えることについて考えたり…少し変わった見方で取り組めたと思います。
私は美術大学へ通いだしてから、考えが180度変わりましたし、与えてくれた影響は図りしれないと思っています。

でも同時に通いだすと、通った学校に埋もれてしまったり、縛りが嫌で美術を諦めてしまったり…
宿題と同じように美術大学にも課題が出ますので、他に作りたいもの・やりたいことが少し制限されてしまう所もあります。でも意欲的な人は寝る間を惜しんででも、作品を制作し発表し続けていますから、好きで有ればそのような障害など何とも思っていないのでしょうけれど。

自由で創造的であることに期待をしすぎると「一人でやっていたほうが-」という疑問を持ち兼ねないこともあるので難しいですね。

反対に
実際、独学でアーティストになる人も結構沢山居ます。私は、独学でアーティストになることも大いに結構だと思います。会社員からアーティストになった人も居ますし、アートフェスタ発表した作品を見て、正規の美術教育を受けていなくとも高校生でスカウトされたり。といった一例もあります。
美術大学に通いだすと、「○○美大っぽいねー。」だとか、大学の色が出てしまうこともありますし、機材や施設は借りることが出来ますが、大学はあくまで準備段階というか、方法を教えてくれる場所に過ぎません。本当に美術が好きなら目の前にある鉛筆や紙など、今からでも十分始める事が出来ると思いますしね!正規の手法や技法に無理に捉われる事は無いと思いますよ。
ただし、自分一人で作らず、常日頃誰かにがむしゃらにアピールし続けていくことが必要不可欠だと思います。今日のアーティストは社会とのつながりが絶対的に求められています。方法としては色々有りますが、コンペティションに応募したり、ギャラリーに作品を郵送して観て貰ったり、NYでは分かりませんが、日本ではプロの美術家さんの制作の手伝いをして、過程を存分学ぶことができます。美術大学に通っている時間がそれらの活動や、ギャラリー・美術館見学、海外旅行などに充てられるのも私は、独学のメリットだと思います。ただし、何を学んで、どう行動すべきかは全て自分次第なのですが。
あるアーティストは、環境のせいにせず、お金がないことをひとつのチャンスだと思う発想転換が必要。と言っていました。もしかしたら、美術大学の生徒には出来ないことが出来るかもしれないという発想の転換を持つことが出来るかもしれません。

まぁこういう考えに至ったのは、美術大学に通ったからこそ…なんですけれどね^^;
ただ美術大学は一度働きに出て戻ってきた人だったり、色々な年齢層がいます。入ろうと思い、準備をしっかりとすれば遅くなれども入れる所ではありますね。

在学中ではありますが、私もアーティストを目指しています。
現段階で日本を出て、プロの現場にかかわることでもう少し自分の枠組みや視野を広げていこうと思います。早いうちに学校を出る…という判断が正しいかは謎ですが。

NYに在住ということは、もしかして英語等は、差し支えなく話せるのでしょうか^^
全ての文化はNYが中心と言われているぐらいですから(はっきりした根拠は無いですが…スミマセン)
何のアーティストになりたいかは聞いていませんでしたが、NYは現代アートに関しては、かなり盛んな場所であったと思います。

私も日本と外国の美術教育の差は歴然とする程あるみたいなので(専門家によると)
NYの美術大学であれば、比較対象として一度は通ってみたいとも思いますし、通うことも有りだと思います。

でも、アーティストというのは自立的ですから、作り続ける根気や楽しさを持ち合わせていて、お金や名誉に縛られない気持ちと制作が本当に好きであれば(苦しみもありますが)きっと大丈夫ですよ。
その点cheese1301さんは日本を出てNYで住んでいるだけ、他の人より行動力が見受けられる気もしますね。

長々とすみません、失礼致しました^^ 頑張ってくださいね。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。上の方と同様、ちゃんと返信しなければ…と思って遅くなってしまい、すみません!! 同志の方お2人から丁寧なご意見を頂けて、それだけで励みになりました。

asuさんの考え方は、自分と近い気がします。お金や名誉に縛られない気持ちと制作が本当に好きであれば…”という部分がまさに自分の気持ちなので、共感しました。ただ本当~~~にそれでいいのか、もうちょっと考える事になりそうですが…

ギャラリーと契約する事だけが成功じゃない。と思う反面、本物?っぽい人はギャラリーで発表しているし。でもそれは、ギャラリーで発表しているからそう見えるのか…

美術の本質ってなんなのか、答えをだす事が先な気がしています。

NY、興味があったらぜひ一度来てみる事をおすすめします。中に入らないと面白さが分からない街でもあるので、craigslist等活用して、ローカルなイベント等にどんどん参加してみるといいと思います。英語はこっちにくればどーにかなります。笑


では、お互いがんばりましょう。

お礼日時:2010/01/28 09:18

ロンドン在住の者です。

私の彼はロンドンでコンテンポラリーギャラリーを経営しています。

まず、ギャラリーに入っているアーティストでも作品だけで食べていけるのは非常に珍しいものです。たとえ有名な美術館でエキシビジョンを開くほどになっても実は、先生やギャラリースタッフなどの副業を持つことが普通だったりします。

ギャラリーはモデルでいうエージェントのようなもので、エキシビジョンなどでアーティストをサポートしているようなもので、ギャラリーのアーティストである以上そのギャラリーの価値と同等の値段が作品に付けられます。
購入するのは大半がコレクターなどで、1度のエキシビジョンで全作品を売るアーティストもいれば、全く売ることのできないアーティストもいるのです。
値段はギャラリー、アーティスト、作品などの価値によって違いますが、コンテンポラリーギャラリーの場合100万円などすることもよくあります。

経営者によりますが、売り上げの何十パーセントがアーティストに行き、残りがギャラリーの利益になります。
このような説明をしますと、アーティストは一度のエキシビジョンでそんなに貰えるの!?と思うでしょうが、大体のアーティストは毎日年がら年中スタジオに篭って次回のエキシビジョン(大体年に1度か2度)の為に作品製作をしているのでアルバイトや副業に費やせる時間はなかなか無く、1度のエキシビジョンの売上げでなんとかやりくりしていかなくてはなりません。
その上、個人でアシスタントを雇ったり、作品製作用のスタジオを借りたり、ギャラリーはサポートしてくれない場合は個人の出費でプロップメイカーなどに大掛かりな作品を依頼(大体の場合はギャラリーが制作費などをサポートしてくれる)などと出費もかなりあるのです。

少しお題と脱線してしまいましたが、上記のようにギャラリーに所属するアーティストの場合、どの大学で学んだか、どれだけの学位があるのかなどはエキシビションやアーティストの紹介文や広告、ギャラリーのウェブサイトやCVに堂々と載せられますので結構重要なものですよ!
ギャラリーにスカウトされるには色々な方法がありますが、大体はコネクションが多く、先生を含め大学でできる繋がりは役に立ちます。
その他、有名な芸大であれば卒業展に多くのギャラリー関係者が招待され、アーティストの卵をスカウトするのも珍しくありません。
その為、大学は行っておいたほうがアーティストとしては確実に有利でしょう。

ちなみに、私の学びやのロンドン芸術大学では、大半が同年代でしたが中には一回り上の生徒もいましたが全く違和感もなくのびのびと過していました。
私の大学はロンドンでも有数の芸大でしたので、皆さんそれぞれに将来への意思や目標があり課題に真剣に取り組んでいました。
在学中にも、グループ展などがあり課題もたくさんありました。

ということで私の意見は「自称」アーティストではなく「プロ」のアーティストとして進んでいくなら学位は必要だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。とても丁寧に返信くださって、正直びっくりして、ちゃんと返事しなければと思って逆に返信が遅れてしまいました。すみません。ギャラリー経営者の方とつきあっていると言う事で、かなり現実的でくわしいご意見を、ありがとうございます。

そうですね、ギャラリーの展示のCVを見ると大抵のアーティストがMFAもちなので、それでここまで気になるのもあるのです。

ギャラリー側では多数の応募に目を通すから、MFAって書いていないと作品を見ないかも… と思ったりもします。

でももともと学校が嫌いな自分もいて、いまの学校でも先生やまわりの人に色々言われるのがいやだ…ということもあって、考えてしまいます。ギャラリーと契約することだけがアーティストとしての成功ではないと思いますし…

どちらにしろこんな中と半端な気持ちでは大学にいっても仕方ないので、もっと時間をおいて、やはり必要だと思ったらとるという感じですね。年上の生徒さんも居たとの事ですし…


とにかく参考になりました!!

お礼日時:2010/01/25 13:07

美術アーティストになるなら基本をクリアするのが


先決であり、それを超えないとなにもできません。
基本は精密な写実であり方法を知って地道に行うのみです。
1000時間で足ります。
それは大学へ入る以前にクリアするものですよ。
基本を怠る者は立派な設備の大学ですてきな仲間と
一緒になっても一本の線も満足に引けずに終わります。
あなたは大学が楽しいところだと思っているようですが
美術の修業はどこへ行っても苦しいばかりですよ。
楽しさありきの人はアーティストにはなれません。
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この回答へのお礼

ご返信ありがとうございます。

ちょっと質問が誤解されているようなのですが、私は楽しさを期待しているわけでは無くて、アーティストになるのに大学に行ったほうがいいか、それともおっしゃっているような基本の勉強が自分で(か今の学校)できるならそれでかまわないと思うか、ご意見伺いたかったのです。

ひきつづきご意見よろしくお願いします。

お礼日時:2009/12/08 13:05

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