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文学を学ぶ上で必読の本ってありますか?教えてください。

A 回答 (7件)

文章的なスキルを付けたいなら、


名作と誉れ高い作品はなんでも読んでみるべきでしょうが、
文学とは「答えのない問い」を、
または
「説明的な言葉」では伝えられない感情を、
その物語りに喚起させて表現する行為ですから、
本質的な意味において
”文学を学ぶ”ということは、
”人生を学ぶことだ”と言わざるを得ないと思います。

つまり、表現というものの本質を理解し、
音楽や絵画や映画や写真など、
あらゆる芸術、文化、そういったものを、
実生活で体現しながら、
”考える”・・・
ということだと思います。

たとえば、ジョイスの「ユリシーズ」にしても、
ヘンリー・ミラーの「北回帰線」にしても、
読み手の意識が、ある次元になければ、
決して理解できないだろうし、
読んでみたところで”学べた”ということにはならないと思う。

文学を学ぶということを、
知識として学ぶ、
という質問だとは思いますが、
敢えてこういう視点から書かせてもらいました。
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どれか一つというのであれば、新旧約聖書。

必修。
日本語古典なら平家物語。
漢籍なら戦国策。
英文学ならシェイクスピア。
余分に書きましたが新旧両方の聖書を読めば、
たいていの文学を理解する力が身につきます。
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文学は宗教の知識が前提になっていると私は思います。


人間の行為を決定付けるものですから。
したがって、『聖書』、『アポクリファ』、『コーラン』、
トマス・ブルフィンチ『ギリシャ神話』あるいはオウイディウス『転身物語』、
『論語』、『古事記』、『法華経』が日本人にとって必読書だと思います。

それと、哲学書の有名なものも必読書だと思います。
人間の思考を決定付けるものですから。
プラトンの全書、デカルト、ニーチェ『ツアラトゥストラはかく語った』

あと後世の文学者への影響が著しいものも必読書です。
後世の文学者がその知識を前提として自分の文学を構築しますから。
『史記』、『イーリアス』、『オデュセイア』、『ヒュッポリュトス』,『オイディプス王』、
プルタルコス『英雄伝』、『アエネーイス』、タキトゥス『年代記』、
『アラビアンナイト』、『神曲』『ドン・キホーテ』、『ユートピア』
ルソー『告白』、『ファウスト』、『ガリバー旅行記』・・・

どれか一つといわれれば、『聖書』です。
もうひとつといわれれば、『史記』です。
3つめといわれた場合、候補が特定できません。
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No.1438でされた質問の続きと考えた上での回答ですが。


「文学部只野教授」筒井康隆(岩波書店)を読んでみては?
「文学部」の講義をパロディにした「文学」です。
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いろいろありますが・・・、



トーマス・マン「魔の山」「トニオクレェゲル」
サリンジャー「ナイン・ストーリーズ」
森鴎外「阿倍一族」
三島由紀夫「春の雪」
島尾敏雄「死の棘」
吉本ばなな「キッチン」
山田詠美「ぼくは勉強ができない」

などもとりあえず読んでおくと良いとおもいます。
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中国文学ならば


三国志・西遊記・きんぺいぱい

ただ.文法がわからないと何かいてあるのかさっぱりわからない(とくに歌入きんぺいぱい等)わけで.対象国語文法書が必読でしょう。
古典日本文学は.中国文学の影響を強く受けていますから.最低でも古典中国語(漢文学)は.白文で読めないと話しになりませんし.
江戸初期文学は.ポルトガル・オランダ・朝鮮の影響を受けていますし.
現代日本文学は.英国・フランス(部分的に.ロシア・北欧・イタリア等)のヨーロッパの影響を受けていますから.3-4カ国後は理解できないと.困るでしょう。

話せる様になることは必要ないかと思いますが.最低でも10カ国後程度は辞書片手に和訳できる程度の文法は必要でしょう。
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必読かどうかはわかりませんが、



ジェームズ・ジョイスの「ユリシーズ」は
英文学の最高峰とされている名著で読む価値はあります。

それから19世紀における世界文学最高峰と称される
マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」
これこそさすが世界文学最高峰を名乗るだけのことはあると、
ため息ものです。

ただ、どちらも『意識の流れ』と言われる方法を用いて書かれた小説なので、
とっつきにくいかもしれません。
実際、どちらもメチャクチャ難しい本であると知られています。

あとは世界文学における『四大主人公』といわれるもの
シェイクスピア 「ハムレット」(イギリス)
ゲーテ 「ファウスト」(ドイツ)
セルバンテス 「ドンキーホーテ」(スペイン)
「ドン・ジュアン」(フランス)

ごめんなさい。ドン・ジュアンの著者を忘れてしまいました。
でもこれらを読破すれば、間違いなく文学通ではないでしょうか?

欲を言えば、「罪と罰」や「戦争と平和」も。

「罪と罰」はお勧めです。「ユリシーズ」や
「失われた時を求めて」に比べれば簡単で読みやすいので、
世界文学の入門ってな感じで読んでみてください。
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